プレスリリース
永年のものづくりの技術と最先端の機能素材がひとつに。すべての女性に寄り添うフェムテック商品「整(TOTONO)」とは?【株式会社ナイガイ×東光商事株式会社】
医療機器やスポーツ用品など多様な商品に採用され、最先端の素材として期待されている「TERAX(※1)」。そんな進化機能素材、TERAXを開発した東光商事株式会社による、コラボレーション先との特別対談企画。第2弾では、「TERAX CARETECT(※2)」を採用し、温活に焦点を当てたフェムテック商品シリーズ「整(TOTONO)」を開発した、株式会社ナイガイにお話を伺います。「フェムテック」とは、女性特有の体の悩みや健康問題をケアするために、AIや最先端のテクノロジーを活用したサービスや商品のことを意味します。すべての女性に寄り添う「整(TOTONO)」が誕生するまでに、どのような経緯や想いがあったのでしょうか。今回、TERAXシリーズを開発したひとりでもある佐藤氏が、整(TOTONO)の開発に携わった、土屋氏と森氏の元を尋ねました。
※1 東光商事株式会社が自社開発した素材。現在は、TERAX CARETECT、TERAX HOT、TERAX COOLの3 種類をTERAX シリーズとして展開。
※2 東光商事株式会社の自社開発した素材。TERAXシリーズのブランドのひとつ。
[プロフィール]
株式会社ナイガイ 担当執行役員 土屋聡子さん
株式会社ナイガイ 量販部商品課 森厚子さん
東光リミー株式会社 R&D事業部 課長 佐藤有美香さん
「フェムテック時代」の到来。100年培ってきた技術を使い、私たちができること。
佐藤:ナイガイさんは国内の靴下メーカーの中でも長い歴史を持つ、老舗企業というイメージがあります。
土屋:1920年に創業して、来年で105年を迎えます。和装から洋装へ時代が変化する転換期に、国内でいい靴下を作っていきたいという志から始まり、ナイガイならではのものづくりと向き合い続けてきました。100年を超えた今も当時のものづくりに対する想いを受け継ぎながら、最近は海外にも提案できる商品の開発に力を入れています。
佐藤:伝統を重んじながらも、定期的に新規商品を打ち出していたり、弊社のTERAXシリーズを採用してくださっていたりと、チャレンジングなものづくりへの姿勢にいつも刺激をもらっています。そんなナイガイさんがフェムテック商品の開発を始めたきっかけは、どのようなものだったのでしょうか?
土屋:弊社は元々、ライセンスブランドのイメージが強い企業だったので、自社ブランドを打ち出そうという話があって。私たちが培ってきたものづくりの技術を生かして、女性の悩みに寄り添う商品を作りたいと考えていた最中、フェムテックが世界的に注目され始めたんです。以前から東光商事さんのTERAXシリーズに可能性を感じていたこともあり、このタイミングでTERAX CARETECTを使って、女性向けの商品開発に取り組んだのがきっかけでした。それこそ、海外にも打ち出せる商品づくりにチャレンジしたいと思っていたので、TERAX CARETECTはその基準に相応しい高い品質が保証されている素材だと感じ、コラボレーションさせていただきました。
両者の思いが共鳴して生まれた、フェムテック商品「整(TOTONO)」って?
「整(TOTONO)」は、ロングレッグウォーマーやトゥーレスハイソックス、ふくらはぎ&アーム2WAYサポーターなど、6種類のアイテムを展開。豊富なバリエーションの中からシーンや体の部位、それぞれの悩みに合わせて必要なアイテムを選ぶことができます。
生地には、遠赤外線を放射する鉱石プリントが施されたTERAX CARETECTを採用。体を柔らかく包みながら、血の巡りを整えてくれます。
仕事や家事、子育てというような、忙しい毎日の中で無理なく身につけられて、簡単に体をメンテナンスしてくれるのも人気の理由です。
すべての女性に寄り添う「整(TOTONO)」誕生のヒストリー。
佐藤:弊社のTERAXシリーズをご存じの方からすると、医療機器やスポーツウェアとしての素材というイメージが強かったと思うんです。それをナイガイさんによって女性に特化した商品の素材へとブラッシュアップしていただけたのは、一女性としても嬉しかった。整シリーズはどの商品も、女性特有の悩みを丁寧に汲み取ってくれているなと感じます。「ガンバらなくても、がんばれるひとへ」という整のコンセプトはどのようにして生まれたのでしょうか?
森:まず、靴下ブランドが作る女性のケアアイテムとは何か考えたところ、着圧ソックスが思い浮かびました。その観点から社内の女性にアンケートを取ると、「着圧ソックスは持っているが、締め付けがきつく感じる」「着圧ソックスは意識の高い人が使っているイメージがあるため、気軽に使いづらい」という声が多く上がったんです。その意見を元に、ゆったりとした着心地をキープしながら、日常的にリラックスして使えるソックスを開発する方向に決まりました。やはり靴下の会社なので商品の設計には徹底的にこだわりましたね。締め付けずに包み込むような感覚を追求できたと思います。
土屋:そして悩みも人それぞれ。体質の問題から、更年期や成熟期といった年齢による体の変化もあります。どの年代の悩みにとっても血行不良が大きな原因で、問題が引き起こされているように感じました。
森:それに血行が良くなることで、美容への効果も期待できると気づいたんです。健康への悩みもそうですが、美への悩みを感じている女性も少なくない。TERAX CARETECTを採用したことで、弊社の商品における提案の幅も広がりましたね。
佐藤:ありがとうございます。整はパッケージも可愛い上に、コンセプトや資材の説明もわかりやすい。ブランディングや商品の見せ方など、弊社だけでは生み出せないアイデアがパッケージのデザインに散りばめられていて、いつもハッとさせられるんです。
森:整という名前が決定するまでにも紆余曲折ありましたし、整の文字を漢字にするのか、ローマ字にするのか、とことん悩みましたね。そして、資材の説明はどの商品も苦労しています(笑)通常であれば、お客様が店舗で接客を受けながら商品をお買い求めになることが多いんですが、私のいる量販部では接客をしてくれる販売員さんがいないんです。商品だけで判断していただくことになるので、必然的にパッケージのデザインに力を入れるようになりました。
土屋:パッケージのデザインに関しては、毎回ああでもない、こうでもないと行ったり来たりしているよね(笑)お客様の声を直接聞くために、フェムテックイベントに参加することもあります。整については幅広い世代の方から好評いただいているようで、少しずつ認知度が高まっているように感じます。
次の100年もお客様に寄り添い続けたい。株式会社ナイガイと東光商事のこれから。
佐藤:ナイガイさんが「TERAXってこういう商品にも使えるんじゃないか?」「こう打ち出すのが面白いんじゃないか?」といろいろなアイデアを提案してくださるので、毎回勉強しにいくつもりでオフィスに訪問させていただいています。私自身、開発者として素材に向き合い、新しい機能を見つけていきたい。それこそ、先ほど森さんがおっしゃっていた美に対するアプローチについても、TERAXにできることを考えて、ご提案させていただけたらと思っています。
森:女性にとって、美や健康への悩みはつきもの。弊社のフェムテック商品を通して、たくさんの女性が体の問題をケアしながら美しくいられるよう、新たな商品開発にも取り組んで行きたいです。TERAXシリーズには、まだいろんな可能性があると思っていて。末長くよろしくお願いしますね。
土屋:弊社には整以外にも、ナイガイ トラディショナルと呼ばれるロングセラー商品が多数あります。長い間続いた商品のことを指す言葉なのですが、そんなロングセラー商品が次々生まれたら嬉しいですね。そして整も長く愛される商品へと育てていきたい。創業から100年続く企業として、「いつでも変わらないけれど、やっぱりいいね」と言われる商品を生み出していけるよう、伝統を更新しながら、次の100年もお客様に寄り添い続けます。
[会社概要]
【株式会社ナイガイ】
1920年創業。靴下やストッキングなどのレッグウェアを中心に展開するアパレルメーカー。多数の有名ブランドとライセンス契約を結んだ商品を始めとし、自社製品の開発にも精力的に取り組んでいる。ロングセラー商品のNAIGAI TRADITIONALや、フェムテック商品の整(TOTONO)など、長年培ったものづくりの技術を詰め込んだ、自社ブランドの商品も人気。
【東光商事株式会社】
1936年創業の繊維専門商社。自社開発素材のTERAXシリーズが注目を集める。長年かけて培ってきた情報収集力、素材・製品の企画力を生かして、OEM・ODM事業、ライセンス事業を中心に展開。アパレル、スポーツ、テキスタイルなど幅広い業界との商品化に取り組み、企画提案型専門商社として、独自のポジションを確立している。
HP:http://www.tokoshoji.co.jp/