• トップ
  • リリース
  • 初めてナノイー(帯電微粒子水)技術による花粉アレルギー反応の抑制効果を細胞で実証

プレスリリース

  • 記事画像1

パナソニックグループ

初めてナノイー(帯電微粒子水)技術による花粉アレルギー反応の抑制効果を細胞で実証

(PR TIMES) 2024年02月14日(水)17時45分配信 PR TIMES


[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/3442/5575/3442-5575-56d2667cad53d122b4425411a40c2aa8-1600x805.jpg ]

パナソニック株式会社(以下、パナソニック)は、麻布大学 獣医学部 獣医学科 福山 朋季准教授との共同研究において、ナノイー(帯電微粒子水)で抑制した花粉(※1)では、アレルギー反応が抑えられることを、細胞レベルで明らかにしました。なお、細胞レベルでの効果実証(※2)は、今回が初めての試みとなります。

花粉症は2019年時点で日本人の約42.5%(※3)が罹患していると言われており、若年層での発症も増加しています。増加の一途をたどる花粉症ですが、有効な治療法は限られているのが現状です。そのため、花粉が体内に侵入する前の段階で、花粉に含まれるアレルゲンを抑制することも花粉症対策として有効になります。

現在、日本の花粉症患者の約9割がスギ花粉(※3)に対してアレルギー反応を示しています。パナソニックは、これまでナノイー(帯電微粒子水)技術を用いて、スギ花粉を含む国内の主要な花粉13種に対して、抗原性抑制効果を実証しています。しかし、ナノイー(帯電微粒子水)によって抗原性を抑制された花粉が、生体に対してアレルギー反応を抑制する効果があるのかは明らかになっていません。

そこで今回、免疫細胞を用いてアレルギー反応の抑制効果を検証しました。ナノイー(帯電微粒子水)照射により抗原性が抑制された花粉(※1)を免疫細胞に接触させて反応を観察した結果、花粉(※1)に対する樹状細胞の過剰な反応が抑制され、炎症性物質の産生が抑制されることがわかりました。また、花粉症発症の原因となる抗体生成を指示するT細胞における花粉に対する反応性も抑制されることが確認され、ナノイー(帯電微粒子水)によるアレルギー症状の抑制が示唆されました。さらに、本検証でアレルギー反応の抑制メカニズムが判明したことで、ナノイー(帯電微粒子水)技術により、室内に存在する他のアレルゲンに起因するアレルギー症状についても抑制が期待されます。なお、本検証は後述の試験条件での結果であり、実使用空間における効果を検証したものではありません。

パナソニックは、安全で安心な空間の提供を通じた社会への貢献を目指し、今後もナノイー(帯電微粒子水)技術を進化させるとともに、その可能性を追求し続けていきます。

※1 スギアレルゲンで実施
※2 ナノイー(帯電微粒子水)技術によって抗原性が抑制されたスギ花粉アレルゲンで実証
※3 環境省:花粉症環境保健マニュアル、令和4年

【お問い合わせ先】
パナソニック株式会社 くらしアプライアンス社
ビューティ・パーソナルケア事業部 デバイスビジネスユニット
TEL:0749-27-0485〔お問合せ受付時間:9:30-17:00(土日、祝日除く)〕

全文は以下プレスリリースをご覧ください。
▼[プレスリリース]初めてナノイー(帯電微粒子水)技術による花粉アレルギー反応の抑制効果を細胞で実証(2024年2月14日)
https://news.panasonic.com/jp/press/jn240214-2

<関連情報>
・環境省:花粉症環境保健マニュアル、令和4年
https://www.env.go.jp/chemi/anzen/kafun/2022_full.pdf

プレスリリース提供:PR TIMES

このページの先頭へ戻る