プレスリリース
堀川湧気監督『もう一度生まれる』が京都国際映画祭で優秀賞に!〜報道番組のADとしてコロナ禍に感じた“当たり前の景色を保つことの難しさ”を描く〜
株式会社クリーク・アンド・リバー社(C&R社)の映像制作専門職社員・堀川湧気が監督を務めた自主制作映画『もう一度生まれる』が、「京都国際映画祭2021」の「クリエイターズ・ファクトリー」エンターテインメント部門において優秀賞を受賞いたしました。
▼FNNプライムオンライン 堀川湧気インタビュー記事
https://www.fnn.jp/articles/-/260521
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「京都国際映画祭」は、2014年に創設され、今回で8回目を迎えた映画祭です。10月11日(月)から17日(日)まで行われ、映画のみならず、アートやスペシャルイベント、ワークショップなど、様々なプログラムが催されました。映像文化における“次世代を担う人材・才能”を発掘する一般公募プロジェクト「クリエイターズ・ファクトリー」においては、過去最多の223本の応募があり、堀川の作品『もう一度生まれる』が上位10作品にノミネート。見事、準グランプリにあたる優秀賞を受賞いたしました。
『もう一度生まれる』は、コロナ禍で閉店してしまうスーパー銭湯を舞台にした自主制作映画です。今回、堀川は、平日にフジテレビ報道番組「Live News α」のアシスタントディレクター(AD)として番組制作に携わるかたわら、土日の空いた時間で映画制作のワークショップに通いながら本作を制作。番組内では、AD業務だけでなく、ディレクター業に近い形で、企画立ち上げから、撮影、原稿執筆、編集まで一人でこなす機会も増えていました。FNNプライムオンラインの記事では、「番組でもコロナ禍で苦しむ方々の想いや裏側に迫る時間が非常に増え、その際に見た、こぼれ落ちた想いや景色を何とかして、映像におとし込むことができないかと思った」と制作のきっかけを語っております。
今回の受賞で“注目の若手映画監督”の仲間入りを果たした堀川湧気。今後の活躍から目が離せません!
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▼FNNプライムオンライン 堀川湧気インタビュー記事
https://www.fnn.jp/articles/-/260521
▼「京都国際映画祭2021」 開催結果報告
https://kiff.kyoto.jp/news/detail/231
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作品概要
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■タイトル
もう一度生まれる
■あらすじ
スーパー銭湯の新人清掃員として働く市川亮太(20)は仕事を通し、“当たり前の景色を保つこと“の難しさを知っていく。
髪の毛1本でも気にする仕事の姿勢や、心臓部でもある「ろ過装置」の存在を知ることによって、
清掃業の世界にのめり込んでいく。
次第に、スーパー銭湯を物として捉えるのではなく、生き物であると捉えるようになる。
そんな中、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、スーパー銭湯は休業を余儀なくされる。
休業の間、清掃作業からも遠ざかり、客を向かい入れていた“当たり前の景色“は失われていった。
休業期間が長引く中、店長から1通のメールが届く。
それは営業再開に踏み切ることなく、スーパー銭湯の閉店を知らせるものであった。
メールを通し、閉店を知った亮太は、大きな喪失感を露わにしていく。
清掃員たちは各々の形で、スーパー銭湯の最期に向き合うことになる。
休業期間の浴場施設に足を踏み入れた亮太は、黒カビが生えた浴室を見て、「休業中もこの空間は生きていた」と改めて実感する。
閉店を前に、亮太と清掃員たちの最期の清掃作業が始まっていく。
■監督・プロフィール
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堀川湧気
1995年生まれ。26歳。
日本大学藝術学部映画学科で、映画やドキュメンタリーの制作について学ぶ。卒業時に優秀な卒業制作・論文に贈呈される「日藝・特別賞」を受賞。在学時、監督したショートフィルムがNHK「岩井俊二のMovieラボ シーズン2」にノミネートされ、テレビ出演を果たすと同時に岩井俊二監督と堤幸彦監督に作品についての講評をいただく。
大学卒業後は、映像制作専門職社員としてクリーク・アンド・リバー社に入社。
現在、フジテレビの報道番組「Live News α」の制作に携わっている。
2021年、監督・脚本・編集を務めた映画「もう一度生まれる」が京都国際映画祭にノミネート。
ノミネートを通じて、準グランプリにあたる優秀賞も受賞した。
https://www.instagram.com/horikawa.yuki
https://twitter.com/horiyuu06210
■キャスト
斉藤天鼓
笠松七海
入江崇史
伊澤恵美子
沖田裕樹
小山蓮
■監督・堀川湧気 受賞コメント
京都国際映画祭という大きな映画祭で作品を評価していただいた事、有難い気持ちでいっぱいです。
スマホが普及し、誰もが映像を撮れる時代。どんな人でも映像作品を撮れる可能性がある事を考えると、これからの映像業界は、演出だけではなく、企画力も問われてくると考えております。
そういう意味で、「もう一度生まれる」は企画から自分一人で立ち上げ、プロデュースから脚本・監督まで、全て一人でこなしました。
映画は時代を映し出す力も秘めているので、“コロナ禍で閉店してしまう空間をピックアップし、空間の最期を看取る人々“という作品コンセプトを評価していただけたのは、今後の制作の上で大変自信になります。
今回有難いことにノミネートを通して、優秀賞まで受賞できたのは、脚本のベースとなる企画力や監督としての演出力、2つの要素を評価していただけたからだと思っております。
企画力を養う意味では、現在働いている報道番組での経験も非常に大きいです。
社会の流行やこれからトレンドになり得る人物や事柄を番組内で取り扱う事が多いので、自分の視点だけに留まらず、色んな立場から“なぜ?”を追求する機会が非常に多くあるからです。
今後も報道番組で企画力を養う目を鍛えつつ、クリーク・アンド・リバー社は映画・ドラマ制作の分野も取り扱っているので、監督として作品に携われるように、引き続き精進していきたいと思っています。
▼『もう一度生まれる』予告編はこちら
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=kpFnBA8jbpk ]
URL:https://youtu.be/kpFnBA8jbpk
[画像9: https://prtimes.jp/i/3670/2267/resize/d3670-2267-0581de6fe64072492d23-8.jpg ]
※本作は堀川湧気監督の自主制作作品です。
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C&R社が制作に携わった報道番組においては、ドキュメンタリー番組『死ぬまで生きてやろうじゃないか 〜阪神・淡路大震災25年 神戸からの“音”がえし〜』(制作:読売テレビ)が今年、「第54回ヒューストン国際映画祭」においてドキュメンタリー部門でシルバー賞を受賞し、「ニューヨーク・フェスティバル」と「日本賞」の2つの国際的なコンクールでファイナリストに選ばれたほか、昨年には緊急報道特別番組『コロナ重症病棟 医師たちの闘い』が「新聞協会賞」を受賞。2019年には、ドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション 父を殺した母へ〜無理心中から17年目の旅〜』(制作著作:フジテレビ、制作協力:C&R社)が「ニューヨーク・フェスティバル」で銅賞を受賞するなど、国内外から高い評価をいただいております。C&R社は今後も、ミッションである「プロフェッショナルの生涯価値の向上」のもと、クリエイターの方々がその能力を最大限に発揮できる環境づくりをめざしてまいります。
【この件に関するお問い合わせ】
株式会社クリーク・アンド・リバー社
経営企画部 TEL:03-4550-0008
プレスリリース提供:PR TIMES