プレスリリース
三越伊勢丹、プラスチック回収・製品化を通じたプラスチック循環の取り組みにトライアル〜東京都×レコテック株式会社の資源回収プロジェクトに参画〜
2021年11月15日(月)〜2022年1月31日(月)日本橋三越本店、銀座三越、伊勢丹立川店
株式会社三越伊勢丹(本社:東京都新宿区、代表取締役社長執行役員:細谷 敏幸、以下「三越伊勢丹」)は、レコテック株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:野崎衛、以下「レコテック」)が進めている、「POOL PROJECT TOKYO」に参画いたします。本プロジェクトは、東京都が公募した「プラスチック資源循環に向けた革新的リサイクル技術・ビジネスモデル推進プロジェクト」にも採択されております。
この取り組みは、アパレルや雑貨などから排出されるプラスチック(軟質フィルム)を回収し、原材料として循環利用するための「再生利用指定制度(※)」を活用し、物流と一体となった製品化に向けた取り組みに賛同するもの。2021年11月15日(月)〜2022年1月31日(日)、日本橋三越本店、銀座三越、伊勢丹立川店の各店舗で取り組んでいきます。
※再生利用指定制度…再生利用されることが確実である産業廃棄物のみの処理を、業として営んでいる事業者を都道府県知事が指定することで、産業廃棄物処理業の許可を不要とし、産業廃棄物の再生利用を容易に行うことができるようにする制度。
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取り組みの目的
気候危機や、プラスチックの海洋ごみが生態系に影響を与えるリスクは、世界的な問題となり喫緊性が高くなっています。 東京都ではプラスチックの持続可能な利用に向けた取り組みとして、「プラスチック資源循環に向けた革新的リサイクル技術・ビジネスモデル推進プロジェクト」 として、「プラスチックの持続可能な利用に向けた新たなビジネスモデル」にレコテック株式会社のスキームを選択し、プロジェクトを進めています。
具体的には、当社のような排出事業者からプラスチック(軟質フィルム)を回収し、帰り便の納品車両で運搬。圧縮・保管、リペレット(※)の工程を経て、再び詰め替え容器に生まれ変わります。2022年4月のプラスチック資源循環推進法施行を踏まえ、当社は排出事業者として、今回参加される他企業様と共に、持続的なプラスチック資源の循環のために、実証実験期間中、3店舗計約1.6トンのCO2排出の削減をめざします。
※リペレット…もう一度プラスチック原料として利用するために、加工しやすい粒子状(ペレット)に加工すること。
実証実験概要
■実証期間:2021年11月15日(月)〜2022年1月31日(月)
■実証店舗:日本橋三越本店、銀座三越、伊勢丹立川店
■実証内容:当社から排出される石油由来のプラスチックの品質を確認し、将来におけるプラスチック資源循環に適した分別ルールと、効率的静脈チェーンのあり方、供給可能量及びリサイクルコスト(試算)の確認を行う。具体的には、当社店舗への衣料品や雑貨の納品から出るプラスチック(ハンガーカバー、緩衝材、包装資材のビニールなど)を回収することで、再生プラスチック商品への利用の可能性を検証する。
■対象:プラスチック(軟質フィルム)
■実証参加企業:三越伊勢丹ほか約20社参画
実証実験フロー
[画像2: https://prtimes.jp/i/8372/1984/resize/d8372-1984-511f4bf231530355b37c-1.jpg ]
実証イメージ
廃プラスチックの発生元から効率的に回収し、再度ペレット化し、1.品質、2.コスト、3.トレーサビリティ、4.CO2削減効果の4つの観点で、持続可能性・拡大可能性を評価します。
[画像3: https://prtimes.jp/i/8372/1984/resize/d8372-1984-351a20ef05c916aa6602-2.jpg ]
三越伊勢丹グループは“人と時代をつなぐ”企業を目指し、社会に対する企業の責任として、社会の様々な課題と向きあい、企業活動を通じてその解決に貢献することで、人々の豊かな未来と、持続可能な社会の実現に向け役割を果たしていくということを、サステナビリティ推進の基本方針として掲げています。今後も、未来に向けて持続可能な社会をつなぐため、限りある資源を守る取り組みに積極的に参画することで、環境負荷軽減を推進していきます。
レコテック株式会社の概要
社名:レコテック株式会社
設立:2007年5月
所在地:東京都千代田区
代表者:代表取締役 野崎 衛
事業内容:環境コンサルティング、資源循環プラットフォーム事業、環境機器、製品販売
ホームページ:https://recotech.co.jp/
プレスリリース提供:PR TIMES