プレスリリース
STマイクロエレクトロニクス、産業機器のモニタリングや生活家電向けにターンキーのリファレンス設計を提供するIO-Linkアクチュエータ・ボードを発表
IO-Linkトランシーバとローサイド・パワー・スイッチの組み合わせを実証
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STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、産業用ビーコンや生活家電アラーム向けのIO-Linkリファレンス設計ボードを発表しました。このボードは、プロトコル・スタックとアプリケーション・ソフトウェアを備えた完全な組み立て済基板として提供されるため、すぐに使用することができます。
「EVLIOL4LSV1」ボードはSTのデュアル・チャネルIO-Linkトランシーバ「L6364Q」を活用して通信機能を担い、ローサイド・インテリジェント・パワー・スイッチ「IPS4260L」を活用してインジケータ・ランプを駆動します。同ボードは、ファクトリ・オートメーションで使用されるスマート・タワー・ライトや、残量または緊急レベルを把握するための材料警報器などのシステム警告信号システムに直接接続できます。また、IPS4260LおよびL6364QのICを迅速にテストする方法を提供しており、IO-LINKマスター用のM12コネクタ(4ピン)とプログラミング用のSWDコネクタ(5ピン)を搭載しています。
ST独自のIO-Linkデモ・スタックとアプリケーション・ソフトウェアをホストするマイクロコントローラ(マイコン)の「STM32G071CB」が、システムの制御と診断を行い、トランシーバおよびローサイド・スイッチと通信します。
L6364Qトランシーバは完全に保護されており、標準化されたIO-Link通信速度(38.4kbit/sのCOM2、230.4kbit/sのCOM3を含む)をサポートします。シングルバイト・モードおよびマルチバイト・モードで動作するほか、シンプルなUARTインタフェースによりマイコンへのIO-Link通信の制御を割り当てられているトランスペアレント・モードも使用できます。内蔵保護機能により、追加の保護素子なしで最大2.5kVpkサージ・パルス(500結合)のEMC耐性を実現します。
IPS4260Lローサイド・ドライバは負荷を駆動する4つの出力を持ち、別の一つは電源に接続されています。各出力はマイコンのデジタル出力などの一つの信号からそれぞれ個別に制御されます。動作電圧範囲は8V〜50Vと広く、各出力の電流は0.5A〜3.0Aの範囲で個別に設定できます。各チャネルには過負荷および過熱保護機能を内蔵しており、オープン負荷、過負荷、および過大温度の診断信号を出力し、システム制御を支援し、信頼性を高めます。また、このリファレンス設計ボードにはSTのTVS(過渡電圧抑制)ダイオード「SMBJ30CA」も搭載されており、電源での2結合のサージ・パルスに耐えられます。
EVLIOL4LSV1はSTのウェブサイトまたは販売代理店から入手可能で、価格は約23ドルです。
STM32は、STMicroelectronics International NVもしくはEUおよび / またはその他の地域における関連会社の登録商標および / または未登録商標です。STM32は米国特許商標庁に登録されています。
STマイクロエレクトロニクスについて
STは、50,000名以上の従業員を擁し、包括的なサプライ・チェーンと最先端の製造設備を有する世界的な総合半導体メーカーです。約20万社を超えるお客様や数千社のパートナー企業と協力しながら、お客様のビジネス創出や持続可能な社会をサポートする半導体ソリューションの開発ならびにエコシステムの構築に取り組んでいます。STのテクノロジーは、スマート・モビリティ、電力エネルギー管理の効率化、クラウド接続型自律デバイスの普及を可能にします。STは、2027年までのカーボン・ニュートラル(スコープ1、2、および3の一部)の実現を目標にしています。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト(http://www.st.com)をご覧ください。
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