プレスリリース
産経新聞社は、日本の現代アートに大きな足跡を残した二人の展覧会「須田剋太×白髪一雄 二人の曼陀羅」を、尼崎市総合文化センター美術ホール(兵庫県尼崎市)で、11月27日(土)から開催します。開幕当日と12月11日(土)には、本展監修者によるギャラリートークを同会場で実施。参加費無料、事前申し込みは不要です。ぜひ、ご参加ください。
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《ギャラリートーク》
本展監修者の中塚宏行氏(キュレーター・美術評論家)と、担当学芸員による展示作品の解説を行います。お申し込みは不要です。当日、会場へお越しください。
【日時】11月27日(土)11:00〜 、12月11日(土)11:00〜
【会場】尼崎市総合文化センター 美術ホール5階(兵庫県尼崎市昭和通2-7-16)
【定員】各日20名 ※参加費無料(本展チケットが必要です)
本展は、尼崎市出身の画家・白髪一雄と関連する画家を取り上げ、二人の作品を展示します。今回、ご紹介する画家は、2020年に没後30年を迎えて再び注目される須田剋太です。大阪府20世紀美術コレクションの須田作品と、尼崎市所蔵の白髪作品を中心に、「抽象と具象」「仏教」「書」 の3つのテーマを軸に約80点の作品を紹介します。二人の力強く独創的な作品を通して、それぞれの世界観を感じていただける展覧会です。
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須田と白髪は、1952年に大阪で発足した現代美術懇談会(ゲンビ)の会合で出会います。ゲンビは、絵画・彫刻・工芸・書・いけばな等のジャンルを超えて、関西の前衛的な造形芸術家が集う研究会で、1957年までの約5年間に勉強会や展覧会などの活動を行いました。
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須田はゲンビ発足当時46歳、国画会の会員として活躍しており、白髪は当時28歳、新制作派協会に所属する新進の画家でした。須田は、白髪が後に入会して活躍することになる具体美術協会(具体)のリーダー・吉原治良 (1905-1972) と 同様に、すでに前衛的な抽象画家として知られていました。須田は「具体」に共感を示しながらも、活動を共にすることはありませんでしたが、須田と白髪はその後、現代日本美術展、イタリアのプレミオ・リソーネなど国際的な展覧会に出品し、共に時代をリードする抽象画家として高く評価されました。本展では、当時の関係資料なども展示します。
プレスリリース提供:PR TIMES