プレスリリース
〜 2021年衆議院選挙投開票から1年間の推移、若者の支持率は下落傾向に 〜
CCCMKホールディングス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:高橋誉則、以下「CCCMKHD」)は、これからの未来を担う中高生世代と政治・社会をつなぐソーシャルプロジェクト「学校総選挙プロジェクト」(https://youthvote.tsite.jp/)を取り組んでおり、若者世代の声を世の中に届け、社会が動くきっかけ作りをミッションとしています。
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「学校総選挙プロジェクト」では2021年10月より毎月、10代・20代にとって身近な社会テーマを取り上げた「世論調査」を実施しています。全国の10〜29歳までの若者世代に対して「今の内閣を支持しますか?」とオンライン投票を募ったところ、2021年10月〜2022年9月までの累計で41,884票の投票をいただきました。このたび、2021年10月31日に行われた衆議院選挙の投開票から1年を迎えたこと受け、投票結果を月ごとの推移にまとめましたのでお知らせいたします。
第1次岸田内閣が発足した2021年10月は、「支持する」56%「支持しない」44%と、「支持する」が12ポイント上回る結果となりました。その後、2022年3月に「支持する」と「支持しない」が50%で並び、2022年5月に「支持する」47%「支持しない」53%と、初めて「支持しない」が上回りました。参議院選挙の投開票が行われた2022年7月は、「支持する」53%「支持しない」47%と、一時的に「支持する」が6ポイント上回りましたが、第二次岸田改造内閣が発足した翌月2022年9月は、「支持する」42%「支持しない」58%と、投票期間内で一番大きい16ポイントの差で「支持しない」が上回る結果となりました。
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「学校総選挙プロジェクト」プロジェクトリーダー・石井大樹からのコメント
現状維持を必ずしもネガティブと捉えていないことがU30世代(30歳未満の若者世代)の特徴です。そのため、他世代と比べて不支持の理由は持ちにくいのではないでしょうか。また、この世論調査に自発的に参加したのは政治関心が比較的高いU30世代だと考えています。つまり、今回の結果は“選挙に行く若者達“の世論とも言えます。今回、支持・不支持の差が広がったり、逆転したのは大きな政治的ニュースや新型コロナウイルス感染状況に変化が起こった時期と近しい傾向にありました。世論が変化するタイミングは他世代と変わりないと思いますが、U30世代は一般の世論調査と比較して支持と不支持の数字ギャップが小さいので、少しのきっかけで支持と不支持の逆転や拡大が起こりやすい世代かもしれません。若者たちはテレビ等のマスメディアやSNSなど幅広く情報を得ていますが、社会テーマに関する情報は著名人による配信の「切り抜き」動画も人気です。話し手の「冴えたコメント」にテロップを付けて切り抜かれ、さまざまな動画SNSで視聴されています。大きなニュースが起こった直後はこうした動画が増えることも多少は結果に影響しているのではないでしょうか。
CCCMKHDは、「学校総選挙プロジェクト」を通じて、若者が社会課題に主体的に関わり、判断し、実行をしていく「グローバル・シチズンシップ」を育み、SDGsの目標4「すべての人々への、包摂的かつ公正な質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する」の達成につながっていくことを目指してまいります。そして、「UNIQUE DATA, SMALL HAPPY.」をグループミッションに、「T」が「人と社会をつなぐ」存在となることを目指し、引き続き、新たな社会価値創造に取り組んでまいります。
【「世論調査」に関する投票の概要】
■投票期間 :2021年10月1日(金)〜2022年9月30日(月)
■投票方法 :オンラインによる投票
■投票地域:日本全国
■投票対象:10〜29歳
■投票数:41,884票
「学校総選挙プロジェクト」概要
■プロジェクト名:学校総選挙プロジェクト
■プロジェクトサイト:https://youthvote.tsite.jp/
■プロジェクト開始日:2020年10月13日(火)
■プロジェクト内容:「学校総選挙プロジェクト」は、CCCの創業意図「若者に新しい生活スタイルの情報を提供する拠点を提供していく」をアイデンティティに、これからの未来を担う若者が、これからの未来を生きていく糧となる新たな発見や考え方を共創していく「場」です。中高生から20代の若者世代に向けて、政治や社会課題から進学、学校など幅広い領域から、これからの若者世代に関わる課題をテーマアップし、その問題提起した課題についての中立的な情報と同世代が対話を深める場を提供します。WEBサイトで実際に「投票」することで、中高生世代の一人一人が主体的に関わり、意思表示できる機会を作ります。そして、中高生の「声」をまとめた投票結果のレポート記事や、有識者へのインタビュー記事などをnote上で掲載したり、オピニオンリーダーを迎えての企画や対話の場なども提供をしています。
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「学校総選挙プロジェクト」の活動を通して見えてきたZ世代の本音を、膨大なデータとリアルな対話から検証した書籍です。「Z世代×政治」「Z世代×ジェンダー・イクオリティ」「Z世代×環境問題」と、大きく3テーマに分けデータをグラフ化してわかりやすく解説しています。
プレスリリース提供:PR TIMES