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【国立映画アーカイブ】展覧会「月丘夢路 井上梅次 100年祭」開催のお知らせ

(PR TIMES) 2023年08月02日(水)17時40分配信 PR TIMES

日本映画の黄金期を歩んだ夫婦の軌跡をたどる

 宝塚歌劇団から映画界に入り、美貌と優れた演技力を併せ持つトップスターの地位を築いたのちも、主演・助演を問わず数多くの作品に出演して息長く活躍した女優・月丘夢路(1921-2017)。そして新東宝を皮切りに大手6社11系統すべての撮影所でメガフォンをとり、観客を惹きこむ娯楽性に富んだ作品を次々に送り出して映画界を潤し、後にはその手腕を買われて香港映画にも招かれた映画監督・井上梅次(1923-2010)。黄金期の映画界で出会った二人は1957年に結婚、日本映画界屈指の名カップルとしても知られました。
 夫妻の生誕100周年を記念して開催する本展覧会「月丘夢路 井上梅次 100年祭」は、井上・月丘映画財団の特別協力のもと、二人が遺した作品資料や個人資料を一挙に公開し、人々の心をつかみ、映画界の発展にも貢献した夫妻の映画人生をたどります。幅広いジャンルにわたり、エンターテインメントとしての映画に生きた二人の映画人の華麗なる軌跡にご注目ください。
[画像: https://prtimes.jp/i/47048/638/resize/d47048-638-84897e2a254188817509-0.jpg ]

見どころ


1. 二人の映画人の足跡を多岐にわたる資料でご紹介
生誕100年を迎えた映画女優・月丘夢路と映画監督・井上梅次。日本の映画界に大きな足跡を残した夫妻の歩みを、井上・月丘映画財団の全面協力のもと、本人たちが遺した多岐にわたる資料によって振り返ります。
2. NFAJ所蔵のポスターで二人の映画人生をヴィジュアルに追体験
会場には国立映画アーカイブ所蔵のポスターも展示し、関連映画作品のポスターギャラリーをお楽しみいただけます。
3. 関連作品のデータを集めたデジタル展示
月丘と井上が携わった多数の作品から選りすぐった25作品のデータを、デジタル展示システムにてご紹介します。
4. 月丘夢路の歌唱や井上梅次作品の主題歌が聴ける音楽展示
歌手としても活躍した月丘の録音や井上監督作の主題歌など合計15曲をお聴きいただけるコーナーの他にも、当時発売されたレコードや楽譜などの音楽関連展示も豊富にご用意いたします。

展覧会の構成


映画女優 月丘夢路
1921年、広島市に生まれた月丘夢路は、高等女学校在学中に鑑賞した宝塚歌劇団の公演に強い感銘を受け、1937年に宝塚音楽学校へ入学します。1939年には初舞台を踏み、翌年『瞼の戦場』で映画デビュー。1942年に出演した『新雪』の大ヒットによって一躍人気女優となります。翌年には宝塚を退団し、大映と専属契約を結びました。その後、松竹、日活と各社を渡り歩き、映画女優として活躍。フリーランスに転身後、1970年以降は主軸をテレビや舞台に移し、亡くなるまで現役として輝き続けました。恵まれた美貌と高い演技力で人気を誇った女優・月丘夢路の軌跡をたどります。       
[主な展示品]女学生時代の日記、直筆原稿、スチル写真、時計等の愛用品など

二人の歳月
月丘が日活へ移籍した1955年、時を同じくして井上梅次監督も新東宝から日活に移籍し、『火の鳥』(1956年6月公開)において、主演女優と監督として初めて仕事を共にしました。二人は撮影をきっかけに親密な関係となり、翌年10月に結婚式を挙げます。以来、2010年に井上が死去するまで50年以上にわたって睦まじい歳月を送りました。二人そして彼らが築いた家族の送った日々を振り返ります。
[主な展示品]二人の往復書簡、スクラップブック、井上作の絵画など

映画監督 井上梅次
1923年、京都市に生まれた井上梅次は、慶應義塾大学在学中から映画撮影のアルバイトに従事し、大学卒業後の1947年に新東宝へ入社。日活への移籍を経てフリーランスとなり、日本の映画監督で唯一、大手映画会社6社11撮影所すべてで作品を手がけました。各社で次々と新人俳優を発掘した稀代のスターメーカーであり、日本では数少ない“音楽映画”の名匠でもありました。1966年には香港の映画会社ショウ・ブラザースに招かれ、香港映画界にも大きな影響を与えました。効率的な製作スタイルと観客心理を巧みにつかむ作劇によって、戦後の日本人監督としては最多となる116本を監督し、映画界に多大な貢献を果たした井上の映画人生を振り返ります。
[主な展示品]脚本、製作資料、スナップ写真、メガネ等の愛用品など

開催概要


企画名:月丘夢路 井上梅次 100年祭
会期:2023年8月22日[火]-11月26日[日]
休室日:月曜日および9月5日[火]-8日[金]、9月26日[火]-10月1日[日]
開室時間:午前11時-午後6時30分(入室は午後6時まで)
*8/25、10/27、11/24の金曜日は開室時間を午後8時まで延長いたします。(入室は午後7時30分まで)

主催:国立映画アーカイブ
特別協力:一般財団法人井上・月丘映画財団

料金:一般250円/大学生130円/65歳以上、高校生以下及び18歳未満、障害者手帳をお持ちの方(付添者は原則1名まで)、国立映画アーカイブのキャンパスメンバーズは無料

お問合せ:050-5541-8600(ハローダイヤル)
ホームページ:https://www.nfaj.go.jp/exhibition/tsukioka-inoue100/

プレスリリース提供:PR TIMES

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