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【国立科学博物館】企画展「ワイルド・ファイヤー:火の自然史」開催のお知らせ

(PR TIMES) 2022年10月29日(土)18時40分配信 PR TIMES

国立科学博物館(館長:篠田 謙一)は、2022(令和4)年11月15日(火)から2023(令和5)年2月26日(日)までの期間、企画展「ワイルド・ファイヤー:火の自然史」を開催いたします。
【詳細URL: https://www.kahaku.go.jp/event/2022/11wildfire/
[画像1: https://prtimes.jp/i/47048/514/resize/d47048-514-b11bd3e77648aa86c448-9.jpg ]

 近年、世界各地で報告されている大規模なワイルド・ファイヤー(野火、山火事)は、気候変動の要因や生物多様性への脅威として国際的な対応が急務とされています。湿潤な日本に暮らす私たちにとって、ワイルド・ファイヤーはどこか遠い出来事に思われるかもしれませんが、かつては日本でも、季節に応じて周期的に発生していました。ワイルド・ファイヤーは、植物が地上に現れたあと、およそ4億3千万年前に始まり、植物(=燃料)の進化と地球環境の変化に影響を受けて、その性質を大きく変えてきました。
 過去から現在に至るまで、ワイルド・ファイヤーを長期的な視点から見つめることで、地球環境の変遷を理解するとともに、私たち人類の活動が地球環境に与える影響について考える展覧会です。


開催概要


企画展「ワイルド・ファイヤー:火の自然史」
【会  場】国立科学博物館(東京・上野公園)日本館1階 企画展示室
【会  期】2022(令和4)年11月15日(火)〜2023(令和5)年2月26日(日)
【開館時間】9:00〜17:00 ※入館は閉館時刻の30分前まで
【休 館 日】月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日)、12月28日(水)〜1月1日(日・祝)
      ※ただし1月2日(月・祝)・3日(火)・9日(月・祝)、2月13日(月)は開館
【入 館 料】一般・大学生:630円(団体510円)(税込)、高校生以下および65歳以上無料
      ※本展は常設展示入館料のみでご覧いただけます。団体は20名以上。
【入館方法】上野本館では、入館を予約制としております。
      https://www.kahaku.go.jp/news/2020/reservation
【主  催】国立科学博物館
【協  力】埼玉県立川の博物館、滋賀県立琵琶湖博物館、森林総合研究所、
      栃木県立博物館、ミュージアムパーク茨城県自然博物館


展示紹介

第1章 ワイルド・ファイヤーとは?
ワイルド・ファイヤーはいつどこでどのように発生するのでしょうか。本章では、ワイルド・ファイヤーの発生と季節との関係や、発生に関わる3つの要素「酸素」、「燃料」、「着火現象」を解説します。また、ワイルド・ファイヤーが気候や地形、生物に与える影響、そして火に適応した生物も紹介します。
[画像2: https://prtimes.jp/i/47048/514/resize/d47048-514-c66b79bcb972a2542772-1.jpg ]

[画像3: https://prtimes.jp/i/47048/514/resize/d47048-514-9d4bb2190fd2364c6ec2-2.jpg ]

第2章 過去のワイルド・ファイヤーの調べ方
ワイルド・ファイヤーのあとには焼かれてチャコール(木炭、炭)化した植物が残されます。この物質を調べると、燃えた温度や酸素濃度などがわかり、ワイルド・ファイヤーの特徴が見えてきます。
[画像4: https://prtimes.jp/i/47048/514/resize/d47048-514-2737d7c6cbcab1d7e187-7.jpg ]


第3章 ワイルド・ファイヤーの歴史
ワイルド・ファイヤーの発生に関わる燃料(=植物)と酸素濃度は、長い地球の歴史の中で大きく変化してきました。ワイルド・ファイヤーは、高酸素濃度の環境では大規模に発生し、酸素濃度が現在に近い時代でも、気候に応じて各地で周期的に発生しました。生物と深い関係を築いたワイルド・ファイヤーの歴史を、植物の進化と酸素濃度の変化に着目してたどります。


[画像5: https://prtimes.jp/i/47048/514/resize/d47048-514-139b2a0be13183f81282-8.jpg ]

[画像6: https://prtimes.jp/i/47048/514/resize/d47048-514-54fd839d17782df3c2e1-4.jpg ]


第4章 火とヒトの暮らし
人類は、食料を加工したり、野焼きをしたり、はるか昔から火を使ってきました。その活動の痕跡もまた、チャコールとして残されています。本章では、残されたチャコールからわかる先史時代の人類活動とともに、火を使った植生管理など現代社会で行われている活動も紹介します。
[画像7: https://prtimes.jp/i/47048/514/resize/d47048-514-c095f69b8e982648e9d6-6.jpg ]


第5章 これからのワイルド・ファイヤー
火とは切れない関係を構築してきた私たち人類は、これからどのようにワイルド・ファイヤーに向き合えばよいのでしょうか。シミュレーションによって予想される近未来のワイルド・ファイヤーから、私たちが解決すべき課題を考えます。


イベント情報

講演会「Burning Planet - the story of fire through time 燃える惑星-時代を通じた火の物語」
地球は火を燃やす植物がある唯一の惑星で、地上の生命は火とともに進化してきたとも言えます。4億年にもおよぶ火の歴史を知ることは、気候変動や植生の変化など、現代の私たちの暮らしに関わる問題を考えることにもつながります。
植物と火事に関する研究を牽引する専門家をお迎えして、火の歴史についてお話しいただきます。

【講  師】英国ロンドン大学ロイヤル・ホロウェイ校 特別教授 アンドルー・C・スコット氏
【日  時】2022年11月20日(日)14:00〜15:15(受付開始 13:30)
【定  員】75名(事前申込制)※申し込み多数の場合には抽選となります。
【費  用】無料(常設展示入館料が別途必要です)
【対  象】どなたでもご参加いただけます。
【備  考】逐次通訳を行います。
【会  場】日本館2階 講堂
【申  込】国立科学博物館イベントページからお申し込みください。
      https://www.kahaku.go.jp/event/ueno.php?date=20221120
      ※11月6日(日)締め切り


○当館ホームページ: https://www.kahaku.go.jp
○当館公式SNS:
YouTube (https://www.youtube.com/user/NMNSTOKYO/
Instagram(https://www.instagram.com/kahaku_nmns/
Twitter (https://twitter.com/museum_kahaku/
Facebook (https://www.facebook.com/NationalMuseumofNatureandScience/



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