プレスリリース
建設業界を変革する挑戦者の支援を行うベンチャースタジオ「01Booster Studio」
株式会社ゼロワンブースター(本社:東京都千代田区、代表取締役 会長:鈴木 規文/代表取締役 CEO:合田 ジョージ、以下「01Booster」)と、株式会社大林組(本社:東京都港区、代表取締役 社長:蓮輪 賢治、以下「大林組」)は、建設業界を変革する挑戦者の支援を行うベンチャースタジオ「01Booster Studio」を通じて、建設業界のスタートアップエコシステム醸成に向けて連携することをお知らせします。
[画像1: https://prtimes.jp/i/16550/495/resize/d16550-495-aae81fa43c0010c6fa62-0.png ]
01Booster Studio の概要
01Booster Studioは、建設業界を変革する挑戦者の支援を行うベンチャースタジオ(*1)です。事業創造の専門家であるスタジオメンバーの支援により、挑戦者の初期フェーズにおける失敗確率を低減し、効率的な事業開発を行います。また、ベンチャースタジオでの活動を起点に支援者を集めることで、スタートアップエコシステム醸成に貢献します。これにより、建設業界において、挑戦者が今まで以上に事業創造しやすい環境をつくります。
01Booster Studio は、起業家および社内起業家(*2)を支援対象としています。従来のアクセラレーターなどで行うメンタリングだけでなく、両者に寄り添いながら一緒に事業創造をするといった支援を提供しています。主な支援内容は以下の通りです。
・市場調査および競合調査支援
・ビジネスアイデア創出およびビジネスモデル検証支援
・プロトタイプ/MVP開発および検証支援
・アーリーアダプター獲得支援
・新規事業創出支援(社内起業家のみ対象) など
01Booster Studioについてはこちら(https://founderzero.studio/)
事業会社との連携について
01Booster Studioでは、スタートアップエコシステムを醸成のため、事業会社と連携して起業家の支援を行っています。社内起業家は自ら事業創造を行うほか、事業会社の一員として他の起業家を支援することも行います。事業会社が獲得する主なメリットは以下の通りです。
1.効率的な事業開発および社内起業家育成:事業会社は、社内起業家をスタジオプログラム(*3)へ参加させることで、事業創造の専門家であるスタジオメンバーの支援により、プロトタイプ/MVP開発や新規事業創出を効率的に実施できます。また、社内起業家が事業創造に必要なスキルセットやマインドセットを獲得できます。
2.スタートアップエコシステム醸成への貢献:事業会社は、スタジオプログラム参加の起業家(社内起業家ではなく、公募による一般の起業家)に対して、自社が抱える課題、顧客/ユーザーインタビュー機会、プロトタイプ/MVP実証機会を無償提供します。この活動によって、自社が注目する課題の解決策を保有するスタートアップが創出される可能性があります。また、事業会社が起業家と良好な関係を構築することで、将来の事業連携、ベンチャー投資、M&Aに繋がる可能性があります。
社内起業家 湯淺さんへのインタビュー(株式会社大林組 土木本部 生産技術本部 先端技術企画部 技術第一課 副課長)
[画像2: https://prtimes.jp/i/16550/495/resize/d16550-495-66cc4c368a3c4ae447eb-1.png ]
Q スタジオプログラムに参加してどのような活動をされていますか?
私自身が社内起業家としてスタジオメンバーによる伴走支援を受けながら、自社の生産性向上や業界全体の課題解決に繋がる新規事業を見据えたプロダクト開発を実施しています。現在、4カ月が経過し、プロトタイプを概ね完成させ、工事現場での実証実験を進める予定です。また、カタリスト(*4)としても、起業家に対して、建設領域の専門知識の提供やインタビュー機会の提供の支援を行いました。スタジオプログラムへは「ゼネコンの枠をぶち壊すような事業アイデアをつくりたい」という想いで参加しました。業界内に閉じた激しい競争から逸脱すべく、ゼネコンにはない事業創造のノウハウを持った専門家の力を借りながらプロダクト開発に挑戦しています。
Q スタジオプログラムに参加することで得たことを聞かせてください。
「本質的な課題に辿り着いてからプロダクト開発を実施する」という一連の流れを体験できたことはとても有益でした。起業のハウツー本を読むだけでは決して分からないと思います。技術起点やソリューション起点でテーマ設定されることが多いですが、顧客やユーザーの声を聞いて課題を特定することで、本当に必要とされるものを造ることが可能だと分かりました。ここで学んだ事業創造のノウハウを社内に持ち帰り、還元したいと考えています。
Q 建設業界にスタートアップエコシステムを醸成することは必要だと考えていますか?
はい。色々な人が建設業界に挑戦できる場として、スタートアップエコシステムの醸成は必要です。そういった場ができることをみんな待っているのではないでしょうか。イノベーションは偶発的な出会いから起こると言われますが、ベンチャースタジオを通じてイノベーションが起こりやすい環境づくりができれば良いと思います。各社の要となる方々がベンチャースタジオに集まり、起業家が支援を受けることができれば素晴らしいですね。引き続きエコシステム醸成に向けて頑張っていきましょう。
*1 「ベンチャースタジオ」とは、スタートアップを連続的に生み出す組織のことです。ベンチャーキャピタルやアクセラレーターなどと同じ、起業家支援組織の一つです。
*2 「社内起業家」とは、社内で新規事業立ち上げに挑戦する人のことを指しています。
*3 「カタリスト」とは、オープンイノベーションの要となる人材(社内外の橋渡し役を担う人材)のことを指しています。
株式会社大林組について
1892年の創業以来、大林グループは「誠実なものづくりの姿勢」や「技術力」という先人達から受け継いできたDNAを根幹に、時代を象徴する数々のプロジェクトに携わってきました。「持続可能な社会の実現」を目指し、インフラ整備、都市の再開発、災害からの復興事業、海外での開発支援、再生可能エネルギー事業など、変革する社会とともに既存の事業の枠にとらわれない新たな価値の創造に向けて挑戦を続けています。
商号:株式会社大林組
所在地:東京都港区港南2-15-2
設立:1936年12月
代表者:代表取締役 社長 蓮輪 賢治
事業内容:国内外建設工事、地域開発・都市開発・その他建設に関する事業、及びこれらに関するエンジニアリング・マネージメント・コンサルティング業務の受託、不動産事業ほか
URL: https://www.obayashi.co.jp/
株式会社ゼロワンブースターについて
01Boosterでは、「日本を事業創造できる国にして世界を変える」という企業理念のもと、ベンチャー企業と大手企業がコラボするオープンイノベーションプログラム「ベンチャー共創プログラム」や、社内起業家育成プログラム「社内起業プログラム」を提供しています。その他、ベンチャー投資、ベンチャー留学、コワーキングコミュニティ運営、スタートアップスタジオなど、事業領域を拡大中です。
商号:株式会社ゼロワンブースター
所在地:東京都千代田区有楽町1-12-1 新有楽町ビル10階
設立:2012年3月
代表者:代表取締役 会長 鈴木 規文/代表取締役 CEO 合田 ジョージ
事業内容:起業家向けシェアオフィス、コーポレートアクセラレーター・イントラプレナーアクセラレータープログラム企画運営、企業内起業人材研修、投資および資金調達支援、事業創造コンサルティング、M&A仲介サポート等
URL:https://01booster.co.jp
プレスリリース提供:PR TIMES