プレスリリース
― IP Infusionの「OcNOS(R)」とHFCLのオープンネットワーキング向け5Gルーターにより、総所有コストを抑えつつ、イノベーションと柔軟性を実現 -
IP Infusion(本社:米国カリフォルニア州、最高経営責任者:緒方 淳)とインドの大手通信機器メーカーおよび通信技術プロバイダーであるHFCL(NSE: HFCL、 BSE:500183)は、5Gトランスポート製品ポートフォリオの構築とモバイルユーザが爆発的な増加を続けるインド市場および世界市場への展開において協業することを発表しました。5Gトランスポート製品には、セルサイトルーター、DU(Distributed Unit)アグリゲーションルータ―、CU(Centralized Unit)アグリゲーションルータ―が含まれます。5Gの市場展開が加速する中、IP Infusionのネットワークオペレーティングシステム(OS)「OcNOS(R)」とHFLC設計の5Gトランスポートルーターによる統合ソリューションは、ネットワーク効率を飛躍的に向上させ、通信インフラを最適化します。
現在、HFCLは無線アクセスネットワーク(RAN)およびトランスポート向け5G製品ポートフォリオの投資に注力しています。5Gネットワークの高速通信のための帯域需要の急増、5G・イーサネット・IPベースのトランスポートにおけるセルサイトの高密度化、ドローン・自動運転車・ロボティクスといった精密機器の製造における新サービスへの厳しい低遅延要件により、通信サービスプロバイダー(CSP)のトランスポートの刷新が求められています。HFCLは、フロントホール、ミッドホール、バックホール向けの5Gトランスポート製品を開発しており、通信サービスプロバイダーによるトランスポートネットワークの変革を支援しています。
本統合ソリューションは、オペレーターに柔軟かつオープンなベンダー選択肢を提供します。IP Infusionの機能強化された「OcNOS」は、HFCLの5Gトランスポートルーターとシームレスに連携するようにカスタム設計されており、設置から保守に至るまでコスト低減を可能にします。また、IP Infusionによるワールドクラスの保守・技術サポートを提供します。
IP InfusionのネットワークOSを搭載した5Gトランスポートルーターのポートフォリオは、スケーラビリティを大幅に向上させるセグメントルーティングプロトコル、エンドユーザーエクスペリエンスを最適化する継続的な分析のためのクローズドループ自動化、電力効率の向上等、複数の分野に最先端のイノベーションをもたらします。また、セキュリティ脅威を検出して防御するために簡素化された構成インターフェースは、サーバーを最大限に強化するというメリットをもたらします。 HFCLは、コンセプトから設計、実装までの全サイクルを管理し、インド市場および世界市場の顧客の特定ニーズに合わせてソリューションをカスタマイズしています。HFCLの5Gトランスポート製品は、マーチャントシリコン、ネットワーク・ディスアグリゲーテッドアーキテクチャ、およびTIP(Telecom Infra Project)やOCP(Open Compute Project)等のオープンスタンダードに基づいています。
HFCL マネージングディレクター Mahendra Nahata氏は、
「この度の戦略提携は、5Gサービス展開に向けて自社5Gトランスポートネットワークの近代化を目指すオペレーターを支援するための大きな一歩となります。当社はIP Infusionとの協業を嬉しく思っています。IP Infusionの柔軟で、信頼性があり、協調的なアプローチにより、インド市場のみならず世界市場において、効率性に優れ、将来も見据えたソリューションを提供できるようになると考えています」と述べています。
IP Infusion 最高経営責任者(CEO) 緒方 淳は、
「『OcNOS』とHFCLの実績のあるハードウェアの組み合わせは、インドの通信業界に変革をもたらし、市場実証済みのオープンネットワーキングをベースとした、新サービスの迅速な展開を可能にします。インドおよび世界市場で5Gが実現しつつある中、このたびの戦略提携は、“Make in India”というインド政府の政策に合致し、オープンアーキテクチャ、幅広いアクセス、イノベーションの提供に向けた素晴らしい進展といえます」と述べています。
IP InfusionのキャリアグレードのWhite Box(ホワイトボックス)型ネットワーキングソリューションは、ネットワークオペレーターの革新的なサービスの開発、新たな収益源の創出を加速します。市場実証済みのネットワークOS「OcNOS」は、HFCLの高性能5Gトランスポートルーターと組み合わされることで、さまざまなネットワークのユースケースをサポートします。HFCLとIP Infusionの高度なサポートサービスにより、ネットワークオペレーターは、総所有コスト(TCO)を低減するエンドツーエンドのWhite Box型ネットワーキングソリューションへのシームレスな移行が可能になります。
■HFLCについて
HFCLは、ハイエンドの伝送およびアクセス機器、光ファイバー、光ファイバーケーブル(OFC)の製造に従事するテクノロジー企業であり、通信サービスプロバイダー、鉄道、防衛向けの最先端の通信ネットワークのセットアップを専門としています。
同社は、先進の光ファイバー/光ファイバーケーブル製造工場をテランガナ州ハイデラバードに、光ファイバーケーブル製造工場をゴア州とHTL Limited(子会社)のあるタミル・ナードゥ州チェンナイに、FRP/ARPロッド製造工場を子会社のあるタミル・ナードゥ州ホスールに有しています。
グルガオンとバンガロールにある同社研究センターは、インドの国内外の複数の拠点の研究開発機関や協力企業とともに、未来的なテクノロジー製品とソリューションを開発しています。研究開発を通じて新たに開発された製品には、Wi-Fiシステム、アンライセンス帯域無線、スイッチ、電子ヒューズ、電気光学デバイス、およびビデオ管理システムがあります。現在、ソフトウェア無線、ルーター、PON、5Gトランスポートおよび無線製品、Wi-Fi 6アクセスポイント、ポイントツーマルチポイント無線、地上監視レーダー等の製品の開発に取り組んでいます。
https://www.hfcl.com
■IP Infusionについて
IP Infusionは、キャリア、サービスプロバイダー、データセンター事業者向けに、ソフトウェアとハードウェアを分離(ディスアグリゲーション)して安価に柔軟にネットワークを構築し、新機能やサービスの実装を迅速に実現するWhite Boxソリューションを提供しています。IP Infusionは、「DANOS-Vyatta edition」および「Commercial SONiC Distribution」のインテグレーター兼カスタマーサービスプロバイダーであると共に、White Box向けネットワークOS「OcNOS」および「ZebOS(R)」を350社以上の企業に提供しています。IP Infusionは、米国カリフォルニア州サンタクララを本拠とし、株式会社ACCESSの100%出資子会社です。
https://www.ipinfusion.com/
[画像: https://prtimes.jp/i/11476/353/resize/d11476-353-172f26bbb6b7320e9c0c-0.png ]
■株式会社ACCESSについて
ACCESS(東証プライム:4813)は、1984年の設立以来、独立系ソフトウェア企業として、世界中の通信、放送、自動車、家電、出版、エネルギーインフラ業界向けに、モバイル並びにネットワークソフトウェア技術を核とした先進のITソリューションを提供しています。累計搭載実績15億台を超えるモバイルソフトウェアおよび350社以上の企業への豊富な採用実績を誇るネットワークソフトウェアにおける仮想化技術の開発力とノウハウを活かし、現在、組み込みとクラウド技術を融合したDX/IoTソリューションの開発・事業化に注力しています。アジア、米国、ヨーロッパ地域の子会社を拠点に国際展開も推進しています。
https://www.access-company.com/
※ACCESS、ACCESSロゴは、日本国、米国、およびその他の国における株式会社ACCESSの登録商標または商標です。
※IP Infusion、IP Infusionロゴ、OcNOS、ZebOSは、IP Infusion Inc.の米国ならびにその他の国における商標または登録商標です。
※その他、文中に記載されている会社名および商品名は、各社の登録商標または商標です。
プレスリリース提供:PR TIMES