プレスリリース
IP Infusion、「O-RAN Global PlugFest 2021」に参加し、インテリジェントでオープンな仮想化モバイルネットワークの実現を加速
- 5Gの厳しいタイミング要件を満たす統合ソリューションを提供 -
IP Infusion(本社:米国カリフォルニア州、最高経営責任者:緒方 淳)は、加盟企業94社を含む「O-RAN Global PlugFest 2021」に参加し、O-RAN仕様に対応したマルチベンダーによる無線アクセスネットワーク(RAN、Radio Access Network)環境下で、「OcNOS(R)」ネットワークオペレーティングシステム(OS)による同期および転送機能を提供しました。
IP InfusionのDisaggregated Cell Site Gateway(DCSG)ソリューションは、フロントホールスイッチとして機能豊富なトランスポート機能と、RANコンポーネントと時刻同期するためのグランドマスタークロック(GMC)として高精度なタイミング機能を提供します。
IP InfusionのキャリアグレードのWhite Box(ホワイトボックス)ソリューションは、ネットワークオペレーターの革新的なサービスおよび新たな収益源の創出を加速させます。本White BoxソリューションのネットワークOSをBest-of-Breed(最適な製品から選択し組み合わせる)のハードウェアと組み合わせることで、多彩なユースケースのネットワークをサポートします。また、IP Infusionの高度なサポートサービスを利用することで、ネットワークオペレーターは、TCOを削減するエンドツーエンドのWhite Boxソリューションへのシームレスな移行が可能になります。
新5G無線では、通話の切断やサービスの遅延によりユーザーが通信品質の低下を経験することがないように、より厳密なタイミング同期と遅延保証が求められます。IP Infusionのタイミングソリューションは、ネットワーク上で実証済みであり、ネットワーク内のマスタークロック機能のための個別のハードウェアを不要とし、高い信頼性と高性能をソフトウェアで実現します。
O-RANの世界規模のテストおよび統合イベントとして第3回目となる「O-RAN Global PlugFest 2021」は、Open RANエコシステムを強化し、オープンでインテリジェントな無線アクセスネットワーク(RAN)へのグローバルな取り組みをサポートするために、インド(主催:Bharti Airtel)、米国(主催:Verizon、AT&T)、台湾(共催:Auray Technology)、ヨーロッパ(共催:Telefonica)等で開催されました。IP Infusionは、これらのO-RAN PlugFestに参加し、STL、ASOCS、Keysight、Viavi、Intel-Capgemini、EXFOとの相互運用性テストを実施し、「OcNOS」ベースのWhite Box型ネットワークソリューションを検証しました。本O-RAN PlugFestにおいて、「OcNOS」ソリューションの厳しい性能と相互運用性のテストがO-RANパートナーにより実施され、またOpen Fronthaul(OFH)が高度に実装され高品質で動作することが証明されました。多くのベンダー間で、さまざまなネットワークセットアップ、基地局クラス、OFHプロファイル、またはRU/CU-DU製品の組み合わせで相互運用性が実現され、ネットワークのオープン化が進んでいます。
IP Infusion 最高経営責任者(CEO) 緒方 淳は、
「IP Infusionが、国際規模の『O-RAN Global PlugFest 2021』により生み出される、マルチベンダー環境でのオープンアーキテクチャ普及に向けたムーブメントの一翼を担うことができ嬉しく思います。当社ソリューションは、フロントホールアプリケーションに重要なトランスポートリンクを提供し、ネットワークオペレーターがRANの展開と運用効率を向上できるようにします。O-RANコミュニティと協力して、オープンスタンダードインターフェイスを備えたテクノロジーの開発を加速し、より強力なRANサプライヤーエコシステムを創造します」と述べています。
Keysightネットワークアクセスグループ ヴァイスプレジデント兼ジェネラルマネージャー Giampaolo Tardioli氏は、
「『OcNOS』ネットワークOSと『Keysight Open RAN Architect』ソリューションを活用し、我々は、IP InfusionのDCSGソリューションを検証することができました。IP Infusionとのコラボレーションは、業界をあげたイベントで力を合わせてマルチベンダーネットワーク機能の統合を検証することの意義を示しており、O-RAN仕様に基づく堅牢な4Gおよび5Gネットワークの実現につながります」と述べています。
「OcNOS」は、業界初となるフル機能を搭載し、モジュール設計で拡張性に優れたWhite Boxオープンネットワークソリューション向けネットワークOSです。MPLS(Multi-Protocol Label Switching)から、PTP(Precision Time Protocol)、SDN(Software Defined Networking)向けAPI/プロトコルに至るまで、拡張性の高いスイッチングやルーティングプロトコルのサポート等、高度な機能を提供します。「OcNOS」は、ハイブリッド型/集中管理型/分散型ネットワークサポート、拡張性に優れた高性能モジュール型ネットワーク、商用シリコン上に構築された堅牢なデータプレーンを特長としています。
■IP Infusionについて
IP Infusionは、キャリア、サービスプロバイダー、データセンター事業者向けに、ソフトウェアとハードウェアを分離(ディスアグリゲーション)して安価に柔軟にネットワークを構築し、新機能やサービスの実装を迅速に実現するWhite Boxソリューションを提供しています。IP Infusionは、「DANOS-Vyatta edition」および「Commercial SONiC Distribution」のインテグレーター兼カスタマーサービスプロバイダーであると共に、White Box向けネットワークOS「OcNOS」および「ZebOS(R)」を350社以上の企業に提供しています。IP Infusionは、米国カリフォルニア州サンタクララを本拠とし、株式会社ACCESSの100%出資子会社です。
https://www.ipinfusion.com/
[画像: https://prtimes.jp/i/11476/341/resize/d11476-341-2c0bcc72a38efc6e75bf-0.png ]
■株式会社ACCESSについて
ACCESS(東証一部:4813)は、1984年の設立以来、独立系ソフトウェア企業として、世界中の通信、放送、自動車、家電、出版、エネルギーインフラ業界向けに、モバイル並びにネットワークソフトウェア技術を核とした先進のITソリューションを提供しています。累計搭載実績15億台を超えるモバイルソフトウェアおよび350社以上の企業への豊富な採用実績を誇るネットワークソフトウェアにおける仮想化技術の開発力とノウハウを活かし、現在、組み込みとクラウド技術を融合したDX/IoTソリューションの開発・事業化に注力しています。アジア、米国、ヨーロッパ地域の子会社を拠点に国際展開も推進しています。
https://www.access-company.com/
※ACCESS、ACCESSロゴは、日本国、米国、およびその他の国における株式会社ACCESSの登録商標または商標です。
※IP Infusion、IP Infusionロゴ、OcNOS、ZebOSは、IP Infusion Inc.の米国ならびにその他の国における商標または登録商標です。
※その他、文中に記載されている会社名および商品名は、各社の登録商標または商標です。
プレスリリース提供:PR TIMES