プレスリリース
バース予約システムとデータ連携し、物流施設における車両の入退場や作業スペースへの誘導をサポート
JVCケンウッドグループの株式会社JVCケンウッド・公共産業システムは、車両ナンバー認証システムソフトウエア
「TZ-CN200」(Ver.4.5)を3月下旬より発売します。
本ソフトウエアは、車両の施設への入退場を効率化・省力化する「車両ナンバー認証システム」ソフトウエアの新バージョンとして、新たに物流施設向けの機能を強化しました。「車両ナンバー認証システム」とバース予約システム※1(トラック予約受付システム)の予約データの連携を可能とし、車両の施設への入退場や、作業スペースへのスムーズな誘導をサポートし、構内オペレーションの効率化と、トラックドライバーの負担軽減も実現。ロジスティクス全体の最適化により、物流業界の課題である「2024年問題」※2やアイドリング時間短縮による「カーボンニュートラル」※3の実現にも貢献します。
なお、当社は、「第4回 関西物流展 KANSAI LOGIX 2023」(会期:4月12日(水)〜14日(金)/会場:インテックス大阪)に出展し、「車両ナンバー認証システム」、および本ソフトウエア「TZ-CN200」(Ver.4.5)を展示します。
※1:荷物の積み降ろしのためにトラックを停車する場所(バース)の予約管理を行うシステム。
※2:働き方改革関連法の適用により、2024年4月より自動車運転業務の年間時間外労働時間の上限が960時間に制限されることによって発生する問題の総称。
※3:温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させること。2020年10月、日本政府は2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする「カーボンニュートラル」を目指すことを宣言。
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*本商品はお客さまのご要望に応じたシステムでの販売を前提としています。詳細はJVCケンウッド・公共産業システムまでお問い合わせください。
<企画意図>
労働基準法の改正によるトラックドライバーの時間外労働への罰則付きの上限規制導入や、トラックドライバーを含めた自動車運転者の労働時間等の改善のための基準(改善基準告示)の改正が2024年4月から適用され、物流業界の「2024年問題」※2として社会的な課題となっています。これにより、関連する事業者には、トラックドライバーの長時間労働に影響する荷待ち待機時間や付帯業務の是正などの対応が求められています。
そのため、事業者ではICTを活用した業務最適化が進められており、特にトラックドライバーの荷待ち時間の短縮や輸送の効率化、コスト削減に有効な手段としてバース予約システム※1の導入が加速しています。
そこで当社は、物流施設の車両入退場受付を自動化し、車両の受付・警備業務の効率化・省人化や入退場口での車両の渋滞解消などに活用されている「車両ナンバーシステム」の強化を図り、ソフトウエアの新バージョンとして、「TZ-CN200」(Ver.4.5)を発売します。
本ソフトウエアは、「車両ナンバーシステム」と、バース予約システム※1の予約データを連携させることにより、予約済み車両の施設への入退場や、サイネージ表示による作業スペースへのスムーズな誘導をサポートするなど、物流施設のオペレーションの効率化とともに、トラックドライバーの負担軽減も実現。構内全体の最適化により、ドライバーの荷待ち時間やアイドリング時間の短縮につながり、物流業界の課題である「2024年問題」※2や「カーボンニュートラル」※3への対応に貢献します。
<主な特長>
1.バース予約システム※1の予約データとの連携を可能とし、車両の入退場や作業スペースへの誘導をサポート
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本システムとバース予約システム※1の予約データとの連携が可能。バース予約システム※1から予約情報をデータ受信して登録車両のデータを照合し、予約済み車両に対して、入退場ゲートの開閉や、サイネージによる作業スペースへの誘導表示などを行うことができます。また、バース予約システム※1にナンバー認証結果を送信することにより、入退場車両の情報を外部システムで活用することができます。
●予約データの連携による車両入場時のシステム動作例
・予約済み車両の入場時:入場ゲートを開け、サイネージに接車バース番号や作業スペースへの誘導情報を表示
・予約なし車両の入場時:入場ゲートを閉じ、サイネージに車両受付を促すメッセージを表示
2.車両の入退場情報を1画面で確認できるユーザーインターフェース
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車両の入退場情報(時間帯・台数)を1画面で確認できるユーザーインターフェースにより、簡単に入退場状況が把握でき、滞留時間や利用時間、平均利用時間を統計化することができます。
3.その他の特長
・迷惑車両や不審車両への対策として、あらかじめ登録した指定車両の認証時に、アラートを発報し通知
・インターカムや外部機器と連携し、認証結果を音声通知(受付や事務所への通知)
・車両の登録時に有効期間を指定し、工事業者などの一時的な入構の許可が可能
・車両の登録・検索機能、およびレポート出力機能を搭載
<納入事例>花王株式会社 豊橋工場内の新倉庫に本ソフトウエアを納入
花王株式会社(本社:東京都中央区)は2023年3月31日、人と社会と地球にやさしく、安定して生活者・顧客に製品を届ける、柔軟で効率的な生産体制と新たな物流モデルの構築を目指して、豊橋工場(愛知県豊橋市)に次世代自動化倉庫の運用を開始しました。
当社は同年3月下旬、同社倉庫の新設に合わせて、「TZ-CN200」(Ver.4.5)を搭載した「車両ナンバー認証システム」を先行して納入。株式会社Hacobu社のトラック予約受付サービス「MOVO Berth」(ムーボ・バース)に登録された予約情報とリアルタイムで連携することにより、車両入退場の効率化をサポートしています。
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<花王株式会社豊橋工場>
・花王株式会社 ニュースリリース 「豊橋工場に次世代新倉庫が完成」
https://www.kao.com/jp/corporate/news/business-finance/2023/20230327-001/
・株式会社Hacobu ニュース 「MOVO Berth 予約情報連携API、第1号プロジェクトを公開!花王、豊橋工場の新倉庫に導入」
https://movo.co.jp/news/3261
<商標について>
・MOVO Berth、ムーボ・バースは、株式会社Hacobuの製品サービス名です。
・その他、記載されている会社名、製品名は各社の商標または登録商標です。
当社プレスリリースURL:https://www.jvc.com/jp/press/2023/0331-01/
製品ページURL:https://jkpi.jvckenwood.com/solution/car-number/
本件に関するお問い合わせ先
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【報道関係窓口】 株式会社JVCケンウッド 企業コミュニケーション部 広報・IRグループ
TEL : 045-444-5310 〒221-0022 神奈川県横浜市神奈川区守屋町三丁目12番地
【お客様窓口】 JVCケンウッド カスタマーサポートセンター
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0570-010-114(携帯電話からはナビダイヤル) / 045-450-8950(一部IP電話)
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