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職人技のアイデア調理器が導いた製造業同士のM&A(事業承継M&Aプラットフォーム「ビズリーチ・サクシード」経由)

(PR TIMES) 2021年12月16日(木)18時45分配信 PR TIMES

Visionalグループの株式会社M&Aサクシード(所在地:東京都渋谷区/代表取締役社長:金 蓮実)が運営する事業承継M&Aプラットフォーム「ビズリーチ・サクシード」(https://br-succeed.jp/)は、「ビズリーチ・サクシード」経由で、機械製品組立・自動車部品機械加工業の大和精工株式会社(所在地:大阪府東大阪市、以下:大和精工)が、後継者不在の事業を譲り受けたことをお知らせします。今回、大和精工が譲り受けたのは、株式会社石川総研(所在地:静岡県静岡市、以下:石川総研)の低温調理器「チャーシューメーカー三つ星くん」製造販売事業です。大和精工は、この事業を譲り受けることで、厨房機械の製品群を増やし、既存の省力化機器だけではなく付加価値をつける調理機器という新たな領域に事業拡大します。
[画像: https://prtimes.jp/i/34075/296/resize/d34075-296-e8ecac536c20b3753b90-0.png ]

両社社長へのインタビュー詳細に関してはこちらをご参照ください。
https://br-succeed.jp/content/agreement/post-7541


【M&A概要】
譲渡
企業名:株式会社石川総研
事業概要: 低温調理器「チャーシューメーカー三つ星くん」の製造販売事業など
本社所在地: 静岡県
従業員数: 4名
売上高:約4,000万円
譲渡理由: 後継者不在

事業譲渡

譲り受け
企業名:譲り受け大和精工株式会社
事業概要: 機械製品組み立て・自動車部品機械加工
本社所在地: 大阪府
従業員数: 約400名
売上高: 約160億円
譲り受け理由:事業拡大のため

両社社長へのインタビュー詳細に関してはこちらをご参照ください。
https://br-succeed.jp/content/agreement/post-7541

大和精工株式会社 代表取締役社長 池田 圭宏様 コメント

1934年、大阪市でものづくり企業として創業し、現在、国内の工場の他にフィリピンや中国など海外にも展開しています。事業の内訳ですが、売上げの約半分が自動車のエンジン等機能部品の機械加工、40%が農業、建設機械の組み立てです。残りの10%が省力化機器で、その主な製品である業務用自動炊飯器機「ライスロボ」は高い国内シェアを誇ります。脱炭素という時代の流れで、自動車のエンジン関連事業は縮小のフェーズに入っていきます。その減少分を取り戻しさらにプラスに変えていくために、「M&A経営」を選択肢に置いていました。

そんな時、試しにビズリーチ・サクシードを見てみたところ、いろいろな譲渡案件が掲載されていて、自分で見ることができ「これはいい」と、すぐに会員登録しました。そこで目に留まったのが石川総研様の「三つ星くん」です。低温調理器について調べると、ユニークな製品であることがわかってきました。当社の定番商品である「ライスロボ」など、人間が行う作業を簡単にする省力化機械は作ってきましたが、誰がやっても結果が決まっている省力化機械とは異なり、使い手の工夫次第で付加価値をつけられる製品を扱ったことはありません。厨房機械の製品群を増やしつつ新たな領域に挑戦できると感じ、すぐに石川総研様に問い合わせをしました。

製造業はつまるところ人です。ものづくり主体の中堅・中小企業は人材集めに苦労をしています。技術者不足で、技術の伝承に不安があることは否めません。しかも大企業との人材獲得競争も避けられない。M&Aはその状況を変える有効な手立てになるはずです。技術も人も、M&Aで解決できる場面は多いと思います。私たちのような規模の会社は、後継者のいない小規模の会社をもっともっとお助けしていかなければならない立場です。「M&A経営」を積極的に行うことで、ものづくりの未来を明るくしていきたいですね。

株式会社池田総研 代表取締役 石川 雄策 様、石川 悦子 様 コメント

父親が起こした鉄工所から数えて約60年になります。10年ほど前に鉄工所を清算し、オリジナルの製造装置を製作する石川総研に業態転換しました。低温調理器「チャーシューメーカー三つ星くん」の製造販売事業と解繊機(紙や木の繊維を切らずに微粉砕する機械)を手がけています。「三つ星くん」は全国の人気ラーメン店で採用されるまでに育ちました。

事業譲渡を考えた理由として、私たち夫婦はともに70代で、2人の娘は会社を継ぐ意思はありません。事業を承継する人も見つからないので、実は廃業することも選択肢にしていました。「三つ星くん」と解繊機の二刀流をこなすには、担当する人材もなく厳しい状況でした。

日本政策金融公庫の担当者が「このまま廃業させてしまうのはもったいないですね」と心配してくれ、何度となく相談に乗ってくれていました。コロナ禍でのんびりもしていられない中、M&Aの存在を知らされ、あわせてビズリーチ・サクシードを紹介してくれました。

いくつかの企業と交渉をする中で、大和精工様は目に見えない価値と将来性も評価してくださり、「三つ星くん」をもっと大きくしてくれるのではと期待が持てました。いくつかの部署の方ともやり取りをさせていただきました。多面的にうちをみてくださり、積極的に対応してくれました。組織として信頼が持てましたし、何よりも皆さんの人情味に惹かれました。心意気が素晴らしく、ぜひお任せしたいと考えるようになりました。

日本のものづくりが絶滅危惧種のように廃れていくという光景を今、目の当たりにしています。職人たちが工夫し努力して積み重ねてきた個性的な技術を残して欲しい。諦める前に新しい企業と巡り合って欲しい。お互いのよいところを補い合えば、必ず事業は発展します。出会いの場であるビズリーチ・サクシードを利用する会社が増えることを願っています。


両社社長へのインタビュー詳細に関してはこちらをご参照ください。
https://br-succeed.jp/content/agreement/post-7541

■事業承継M&Aプラットフォーム「ビズリーチ・サクシード」について
「ビズリーチ・サクシード」は、譲渡企業と譲り受け企業をオンライン上でつなぐ事業承継M&Aプラットフォームです。譲渡企業は、「ビズリーチ・サクシード」に、会社や事業の概要を匿名で登録でき、譲り受け企業は、その情報を検索して閲覧できます。これにより、譲渡企業は経営の選択肢の一つとして事業承継M&Aを早期から検討できるため、経営者の選択肢が広がります。
譲渡企業は、登録から案件成約時まで、本プラットフォームの利用料は完全無料です。そのため、コストを気にせず、企業や事業の譲渡を安心して検討できます。また、譲渡企業から相談を受けたM&A仲介会社や金融機関等も、同様に本プラットフォームを無料で利用できます。
譲り受け企業は興味をもった譲渡企業へ直接アプローチできるため、譲渡企業にとっては、潜在的な資本提携先の存在や、自社の市場価値を把握するきっかけになります。2017年11月下旬にサービスを開始し、全国の譲渡案件が累計10,400件以上(公開中4,000件以上)登録され、累計譲り受け企業は8,200社以上です(2021年12月1日時点)。事業承継M&Aプラットフォームにおいて日本最大級の譲渡案件数となっています。URL:https://br-succeed.jp/

■株式会社M&Aサクシードについて
「価値ある事業を未来につなげる」をミッションとし、事業承継M&Aプラットフォーム「ビズリーチ・サクシード」を運営。同サービスは、2017年11月に株式会社ビズリーチの新規事業としてサービスを開始。2020年2月、グループ経営体制移行にともない新設したビジョナル・インキュベーション株式会社が2021年10月まで運営。組織再編にともない、2021年11月より、株式会社M&Aサクシードとして、ミッションの実現を目指す。URL:https://www.visional.inc/ja/ma-succeed.html

■Visionalについて
「新しい可能性を、次々と。」をグループミッションとし、HR Tech領域を中心に、産業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するさまざまな事業を展開。「ビズリーチ」をはじめとした採用プラットフォームや、人財活用プラットフォーム「HRMOS」シリーズを中心に、企業の人材活用・人材戦略(HCM)エコシステムの構築を目指す。また、事業承継M&A、物流Tech、サイバーセキュリティ、Sales Techの領域においても、新規事業を次々に立ち上げている。URL:https://visional.inc

プレスリリース提供:PR TIMES

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