プレスリリース
学習eポータル+AI型教材「Qubena (キュビナ) 」、学校図書のデジタル教科書と連携・実証を来年度実施、学習効果に関する検証やメタデータのあり方を検討
〜子どもたちを中心としたシームレスなデジタル学習基盤の実現に向けて〜
株式会社COMPASS(本社:東京都文京区、代表取締役:佐藤 潤、以下 COMPASS)はこのたび、提供する学習eポータル+AI型教材「Qubena(キュビナ)」と、学校図書株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:芹澤 克明、以下 学校図書)が提供するデジタル教科書とのアプリケーション間の連携を行い、来年度より実証を開始することをご報告いたします。実証では、デジタル教科書と、教科書に準拠した問題を搭載したAI型教材の連携による学習効果に関する検証や連携におけるメタデータのあり方などを検討いたします。サービスの垣根を越えた連携により、子どもたちを中心としたシームレスなデジタル学習基盤の実現に取り組んでまいります。
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GIGAスクールの1人1台端末環境において、さまざまなデジタルサービスの導入・活用が学校現場で進み、教育データの利活用が次なるテーマとして注目される中、COMPASSはこれまで子どもたちの「個別最適な学び」の実現のため、子どもたちを中心としたサービスの垣根を越えた連携に積極的に取り組んでまいりました。
その中でも、学校教育の主たる教科書と教材がシームレスに接続することは、子どもたちの「個別最適な学び」に必要不可欠とCOMPASSは捉えており、文部科学省検定済の主要教科書に準拠した問題をQubenaのAIが児童生徒一人ひとりの習熟度に合わせて出題し個別最適に学ぶことができる「Qubena 教科書×AI コンテンツ」を昨年11月より順次リリースしてまいりました。
そしてこのたび、教科書と教材の接続をさらに一歩進めるため、QubenaのAI型教材と学校図書が提供するデジタル教科書のアプリケーション間の連携を行い、来年度より実証を開始することにいたしました。デジタル教科書と、教科書に準拠した問題を搭載したQubenaのAI型教材を相互接続することで、双方をシームレスに行き来しながら、より学びやすく、より個別最適に学ぶことができる連携と、連携による学習効果の実証、また、今後ほかのデジタル教科書や学習サービスとの相互の連携を見据えた汎用的なメタデータのあり方についての検討等を行い、子どもたちを中心としたシームレスな学習基盤づくりに取り組んでまいります。
< 「Qubena 教科書×AI」について>
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COMPASSは公教育における従来の学習環境をアップデートし、教科書やテスト、ドリルなどの教材をデジタル化し、シームレスに相互接続することにより、子どもたちにとってより学びやすく、より個別最適に学べる「子どもたちを中心としたシームレスなデジタル学習基盤」づくりに取り組んでいます。
「Qubena 教科書×AI」は、「子どもたちを中心としたシームレスなデジタル学習基盤」構築の中でも、学校の主たる教科書とドリルであるQubenaのAI型教材を接続するCOMPASSの取り組みで、今回発表したデジタル教科書とQubeneのアプリケーション間の連携開発のほかに、これまでも、文部科学省検定済の主要教科書に準拠した問題である「Qubena 教科書×AI コンテンツ」をリリースしています。
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<学校図書のデジタル教科書とQubenaのAI型教材のアプリケーション間の連携・実証について>
i)教科書と、教科書に準拠した問題を搭載したAI型教材の連携
デジタル教科書と、教科書に準拠した問題を搭載したQubenaのAI型教材の双方をシームレスに相互接続することで、教科書とドリルを行き来しながら、子どもたちにとってより学びやすく、より個別最適に学ぶことができる連携を行います。
ii)学習効果の効果検証
デジタル教科書とQubenaのAI型教材の連携による学習効果について、実際の自治体・学校にて効果検証を実施します。
iii)今後の連携にあたる共通メタデータのあり方の検討
ほかのデジタル教科書や学習サービスとの相互の連携を見据えた汎用的なメタデータのあり方について検討します。
<学校図書 代表取締役 社長 芹澤 克明 コメント>
昨今デジタル教科書を取り巻く状況が急速に変化しています。令和3年度からは文部科学省によって学習者用デジタル教科書が一部学校に配布され、令和5年度からは、小学校英語で100%、算数・数学で50%の学校で配布されています。 今後、デジタル教科書が果たす役割はますます大きくなると思われます。このような状況の中、学校現場ではデジタル教科書・教材を授業で積極的に活用していくことが求められています。そのために有効なコンテンツや機能を十分に収録して活用いただけるように備えることは、弊社の責務であると考えます。AIを使った教材Qubenaと弊社のデジタル教科書を学校現場でシームレスに活用し、個別最適な学びと協働的な学びが一体化された授業及び学習ができることを検証するため、COMPASS社と連携し、まずは地域を選んで実証を始めることといたしました。私は必ず良い実証結果が出ると確信しております。この結果を踏まえながら、さらに進化したデジタル教科書の開発に邁進いたします。
◆学校図書株式会社について URL:https://gakuto.co.jp/
学校図書は数研出版グループの傘下企業として、以下の教科書を発行しています。
・小学校:算数・理科・生活(令和6年度以降)
・中学校:数学・理科
それぞれの紙の教科書に加え、デジタル教科書や教材も発行しています。
その他、一般書籍として教育書、算数教科書の英訳版の発行、また、パプアニューギニアの国定教科書・指導書の制作業務を行っています。
◆COMPASSについて URL:https://qubena.com/
AIが児童生徒一人ひとりの習熟度に合わせて最適な問題を出題するAI型教材「Qubena」を開発し、2021年度には小学校・中学校の5教科対応版をリリース。2022年9月にはMEXCBTとの連携を行い、学習eポータル+AI型教材「Qubena」として学習eポータルのサービス提供を開始しました。さらに文部科学省検定済の主要教科書に準拠した問題を搭載した「Qubena 教科書×AIコンテンツ」を2023年11月以降続々とリリース、教科書と教材をシームレスに接続することで「子どもたちを中心としたシームレスなデジタル学習基盤」の構築を目指しています。
現在は全国170以上の自治体、小中学校約2,300校で100万人以上が利用しており、累計解答数は15億件を突破。全国の子どもたちのアダプティブラーニングによる知識・技能の習得を支援しています。
2018年度から20年度まで3年連続で経済産業省「未来の教室」実証事業に採択。また「日本e-learning大賞 経済産業大臣賞」「グッドデザイン賞」を受賞しています。
COMPASSはこれからもQubenaの提供を通して、すべての子どもたちを取り残すことなく「個別最適な学び」を届けるリーディングカンパニーとして、さらなる公教育へのICT普及に貢献できるよう邁進してまいります。
プレスリリース提供:PR TIMES