プレスリリース
入社後すぐに転職した理由に関する意識調査
株式会社ビズヒッツ(本社:三重県鈴鹿市、代表取締役:伊藤 陽介)は、入社後1ヶ月以内に転職した経験のある383人を対象に「転職理由に関する意識調査」を実施し、そのデータをランキング化しました。
詳細はこちら( https://bizhits.co.jp/media/archives/20609 )
入社してすぐ「転職したい」と感じ、悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
本当は辞めたくても「人間関係が理由ですぐ辞めてもいいのかな」「もう少し続ければ業務にも慣れるのかな」と、なかなか答えが出せないですよね。
そこで今回、株式会社ビズヒッツ( https://bizhits.co.jp/ )が運営するビジネス上の問題解決を考えるメディアBiz Hits( https://bizhits.co.jp/media/ )は、入社後1ヶ月以内に転職した経験のある383人に「転職理由」についてアンケート調査を実施。
その結果をランキング形式でまとめました。
調査概要
調査対象:入社後1ヶ月以内に転職した経験のある方
調査日:2021年10月9日〜28日
調査方法:インターネットによる任意回答
調査人数:383人(女性223人/男性160人)
調査結果サマリー
・入社後すぐに転職した理由1位は「人間関係への不満」
・入社から2週間以内で転職した人が5割超
・入社後すぐに転職してよかったと思う人は94.5%
入社後すぐに転職した理由1位は「人間関係への不満」
入社後すぐ(1ヶ月以内)に転職した経験のある人に、転職理由を聞いたところ、回答は以下のようになりました。
上位7位までをランキング形式で紹介します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/41309/125/resize/d41309-125-b1b2c1a5620f9da77aba-0.png ]
ダントツで1位になったのは「人間関係への不満」。
人間関係は転職・退職理由ランキングで常に上位に入る項目です。
2位以下は「求人内容との相違」「仕事内容への不満」と続きます。
全体を見ると「体調不良」や「転居」ではなく、職場に何らかの不満があって転職した人が多いとわかります。
また「収入への不満」を理由に挙げた人が4人と少なく、ランキング上位に入らなかったのも印象的です。
なお8位以下には「希望部署に配属されなかった」「会社の経営状態がよくなかった」などが入りました。
では具体的な回答を紹介します。
【1位 人間関係への不満】
・仕事内容自体は申し分ありませんでしたが、社員同士がギスギスしていて、仕事をする上でよい環境ではないと感じたため(女性、転職時19歳)
・上司は決して悪い人ではなかったが、ものすごく体育会系のノリで、一緒にいて疲れた(男性、転職時26歳)
・データ入力の派遣社員として入社しましたが、正社員の方たちと合わず退職しました(女性、転職時30歳)
「上司・先輩との相性が悪かった」「経営者の態度が傲慢だった」などの回答が寄せられています。
上司や先輩など特定の人との関係がうまくいかなかったケースもあれば、「職場全体の人間関係がギスギスしていた」という回答も。
人間関係が悪いと、周囲に質問しづらくて仕事効率も落ちてしまうので、ますます仕事が嫌になってしまうのではないでしょうか。
【2位 求人内容との相違】
・「希望があれば土日に休める」と聞いていたが、入社してから実際は冠婚葬祭などでないと土日は休めないとわかったから(女性、転職時24歳)
・「1カ月後、必ず正社員になれる」という話だったが、入社してから「実際にはなれるか怪しい」と言われたから(男性、転職時27歳)
・事務と言われていたのに職種が違ったから(男性、転職時38歳)
「仕事内容や労働環境が、求人票や面接での説明内容と違った」という声が多数寄せられました。
求人内容と現実に大きな違いがあると、「会社を信用していいのかな」「知っていたら入社していなかったのに」と思ってしまいますよね。
配属部署の変更などは「予期しない退職者がでた」など、やむを得ない事情である可能性も。
会社から丁寧な説明があり納得できるなら、退職・転職までは至らないのかもしれません。
ただ説明がなかったり不十分だったりして会社への不信感が募り、退職・転職を決意した人も見られました。
【3位 仕事内容への不満】
・親が喜ぶので入社したけれど事務職は苦手で、入社した当日に「この人生は間違いだ」と強く思ったので転職しました。(女性、転職時19歳)
・営業の仕事についたけど想像以上にキツくて、自分の性格には合わないと思ったから(女性、転職時24歳)
・自分に合わない作業で「無理だ」と思いました(男性、転職時36歳)
「仕事内容が合わなかった」「会社の扱う商品に魅力を感じなかった」「想像以上にプレッシャーの大きい仕事だった」などの回答が寄せられました。
初めての就職や異業種・異職種への転職だと、「イメージと違う」といったミスマッチが起こりやすくなります。
「異動の可能性がないなど、環境を変えられそうにない」「他にやりたい仕事が明確にある」なら、転職が現実的な選択肢になるのでしょう。
【4位 社風に馴染めない】
・入社前にイメージしていた社風と実際の雰囲気が異なっていて、自分には合っていないと感じたからです(女性、転職時27歳)
・「朝礼で1人ずつ大声で社長に挨拶をする」など、社風が全く合わなかった(女性、転職時28歳)
・挨拶もない職場だったからです。コミュニケーションを取りながらいい雰囲気で働きたいので辞めました(男性、転職時37歳)
「社内の雰囲気が暗かった」「空気が常に張り詰めていた」などの回答が寄せられました。
人間関係と同じく、社風も実際に入社してみないとわからないことが多いです。
しかも新入社員が「社風を変えたい」と頑張っても、一朝一夕で変えられるものでもありません。
どうしても馴染めない、と壁を感じて転職を考える人も多いようです。
【5位 労働環境への不満】
・拘束時間が長い(女性、転職時20歳)
・労働時間が長く、子どもと一緒にいられる時間が少なくて不満でした(女性、転職時33歳)
・初日から残業が3時間続いたから(男性、転職時40歳)
「長時間労働がツライ」「残業が多い」など、労働時間への不満が多く挙がっています。
残業が多いとプライベートや自己研鑽の時間がとれず、体力的にもツラく、結果的に仕事へのモチベーションが下がってしまいます。
残業が繁忙期だけなら我慢できるかもしれませんが、多くの社員が慢性的に長時間残業している職場だと、「今後もツライのが目に見えている」「辞めたい」と感じるのでしょう。
【6位 職場環境が悪い】
・室温が40度近くあり、身体が心配で転職しました(男性、転職時19歳)
・社内が分煙ではなかったので(女性、転職時22歳)
・職場の臭いが体に合わず体調を崩し、「続けられない」と思ったから(女性、転職時32歳)
具体的には「臭い」「気温」「タバコ」「ロッカーや休憩室の設備」「衛生環境」への不満が挙がりました。
アンケートでは挙がりませんでしたが、職場の「音」に悩む人もいるかもしれませんね。
他に辞めたい理由がないのなら、まずは職場に改善提案してみることをオススメします。
他の社員も職場環境に悩んでいるかも知れませんし、従業員を大切にする会社であれば解決策・改善案を考えてくれるでしょう。
【7位 教育体制が不十分】
・業務に関する説明がなく、マニュアルを渡されただけだった。慢性的な人手不足で質問もできなかった(女性、転職時23歳)
・「新人は先輩の後ろ姿を見て学べ」という職場で、指示も教育もなかったため(男性、転職時26歳)
・仕事のマニュアルもなく、ちゃんと教えてもらえなかった(女性、転職時38歳)
「前任者がすでに退職しており、引き継ぎや教育がなかった」「ほとんど説明・研修なく現場に出され、恐怖を感じた」などの回答が寄せられています。
経験者採用であっても、会社が変わればルールや仕事の進め方は違います。
そのため「業務の説明」や「困った時に教えてもらえる環境」がないと不安になりますよね。
「教育係の先輩がちゃんと教えてくれない」なら個人的な問題ですが、教育体制そのものがないのは組織としての問題であり、早期の改善は難しいかもしれません。
入社から2週間以内で転職した人が5割超
入社後1ヶ月以内に転職した経験のある人に「いつ転職しましたか」と聞いたところ、回答は以下のようになりました。
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入社2週間以内に転職した人が56.9%(383人中218人)で、5割を超えています。
3日以内に転職した人も18.8%いて、かなり早い段階で転職・退職している人も多いとわかりました。
「初日から無理だと感じたけれど、すぐに辞めるのも気がひけて1週間我慢しました」「給料の締め日を待って退職」といった体験談も。
2週間〜1ヶ月で辞めた人の中にも、初日に「辞めたい」「辞めよう」と決めたものの、しばらく我慢した人がいるのではと想像できます。
入社後すぐに転職してよかったと思う人は94.5%
「入社後すぐに転職してよかったですか」と聞いたところ、回答は以下のようになりました。
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「よかった」「まあよかった」という人が合わせて94.5%で、圧倒的多数でした。
入社してすぐに「辞めよう」と決意するのは、職場や仕事でかなり強いストレスを感じた場合だと考えられます。
そのため、強いストレスから解放され「よかった」と感じる人が多いのでしょう。
では具体的な回答をもとに「入社後すぐに転職してよかった理由」「入社後すぐに転職して後悔している理由」を紹介します。
【入社後すぐに転職してよかった人の理由】
・早いうちに踏ん切りつけたことで、自分に合う仕事を見つけられた(男性、転職時22歳)
・仕事をするにあたり人間関係はとても大事で、そのまま仕事をしていたら心が壊れていたと思うから(男性、転職時25歳)
・長くいると辞めづらくなりそうだったので、すぐ転職して正解でした(女性、転職時31歳)
すぐ転職したよかったという人からは「心身が楽になった」「もっといい職場に出会えた」などの回答が寄せられました。
「早く転職することで、切り替えがうまくいく」「すぐに辞めたので、履歴書に短期離職した職歴を書かなくても不自然ではない」という声も寄せられています。
第二新卒の場合、専門の転職エージェントがあるなど、短期離職でも比較的転職しやすい環境もありますね。
また強いストレスの中で長期間我慢していると、心身の不調が出てしまうこともあります。
改善が見込めない場合や健康を損ねそうな場合は、我慢せずに早く職場を離れたほうがいいのかもしれません。
なお「短期離職で転職するのは難しそう」と思う人も多いかもしれませんが、「すぐに転職先が見つかった」という体験談も複数ありました。
【入社後すぐに転職して後悔している人の理由】
・「もう少し働いていたら仕事ができるようになっていたかな」「正社員になれる予定だったのでもったいないことをしたかな」と思った(女性、転職時21歳)
・履歴書の職歴に傷がついた(男性、転職時25歳)
・転職先を探すのに時間がかかった。「すぐ辞める人」というレッテルが貼られ、結局パートを選択することになった(女性、転職時32歳)
すぐ転職した後悔しているという人からは「次の転職で不利」「会社に迷惑をかけてしまった」などの回答が寄せられています。
「辞めたはいいのですが、その後の転職活動に苦労し、採用までに10ヶ月近く要しました」という体験談も。
短期離職後の転職をスムーズに進めるには、転職エージェントに相談する方法が考えられます。
短期離職でも不利になりにくい転職理由の書き方などをアドバイスしてもらえたり、希望条件に合う職場を提案してくれたりしますよ。
また人間関係が原因で辞めた人からは「合わない上司以外はみんないい人だったから」「よくしてくれていた人からは残念がられたから」などの意見がありました。
特定の人との人間関係で悩んでいるなら、まず「異動の希望を出す」「相手が異動するのを待つ」という方法を試してみてはいかがでしょうか。
まとめ
入社後すぐ(1ヶ月以内)に転職した経験のある男女383人にアンケートを実施したところ、転職理由第1位は「人間関係への不満」となりました。
上司・先輩との関係や、社員同士の人間関係に強いストレスを感じて転職を決意した人が多数。
また「入社3日以内での転職」が18.8%と、早い段階で転職した人が多くいました。
「転職してよかった」と答えた人は94.5%で、圧倒的多数。
多くの人が強いストレスから解放されて「よかった」と感じるようです。
一方で「転職活動に不利になった」という声も。
短期離職での転職活動をスムーズに進めるための方法としては、「転職エージェントに相談する」というものがあります。
条件に合う仕事を探してくれますし、悩みどころの「退職・転職理由の書き方」についてアドバイスをもらえるはずですよ。
■株式会社ビズヒッツについて
当社では、社名と同じ「Biz Hits」という名の仕事・転職・求人情報サイト( https://bizhits.co.jp/work/ )と、ビジネスの問題解決を考えるメディア( https://bizhits.co.jp/media/ )の提供に取り組んでいます。
また、上記メディア運営の中で得た知識と経験を元に、業務効率化サポート・リモートワークとクラウドソーシング導入コンサルティングも行っております。
Biz Hits編集長:伊藤陽介のプロフィール
https://bizhits.co.jp/itoyosuke_profile/
■会社概要
社名 : 株式会社ビズヒッツ
所在地 : 〒510-0208 三重県鈴鹿市鈴鹿ハイツ22-21
代表者 : 代表取締役 伊藤 陽介
設立 : 2009年1月19日
資本金 : 300万円
事業内容 : WEBメディアの運営・コンサルティング
URL : https://bizhits.co.jp/company/
プレスリリース提供:PR TIMES