プレスリリース
千葉大学発医療スタートアップ企業である株式会社Smart119(本社:千葉県千葉市、代表取締役社長/CEO:中田孝明)は、アルコール消毒についてのイラストレーションを、本日一般公開しました。予防接種、採血の時にはアルコールで皮膚消毒をする際に「アルコール消毒は大丈夫ですか?」と聞かれた経験があると思います。アルコールで消毒をする理由は、注射部位の皮膚の汚れを取り除き、血行性感染を防ぐためです。ただ、皮膚に赤みやかぶれ、もしくは腫れを生じる「アルコール過敏症」を持つ人もいることから、こうして確認をします。過敏症での場合は、ノンアルコール消毒液で代用されます。救急集中治療医の見地から、アルコール過敏症の方が安心して予防接種を受けられるように、親しみやすいマンガで解説します。本資料は学校、企業、公共機関、町内会等で自由に配布・利用していただくことが可能です。
[画像1: https://prtimes.jp/i/56624/124/resize/d56624-124-782c9a1fd1c9a053c3cb-0.jpg ]
コロナ禍のワクチン接種時に「アルコール消毒は大丈夫ですか?」と問われた方がほとんどでしょう。予防接種、点滴、また採血の時は、アルコール綿で注射部位を拭き消毒をします。これは血行性感染症を予防するために行うものです。ただ、アルコールによって、皮膚が赤くなったり、かぶれや腫れの症状が出る方がいますから、接種時などの消毒をする前に確認をしています。
こうした症状は「アルコール過敏症」です。アルコール(エタノール)へのアレルギー反応で、お酒が飲めない、飲めても顔や体が赤くなるなど、いわゆる「お酒に弱い」という方にみられる過敏症です。
この過敏症の方へは、アルコールを含まない無色無臭の「クロルヘキシジン」「塩化ベンザルコニウム」、また、うがい薬で知られる茶褐色の「ポビドンヨード」と、主に3つ消毒液が医療機関には用意されています。アルコールと同様に皮膚を殺菌し、血行性感染を防ぎます。
「採血や予防接種は、消毒で肌が痒くなるのが心配」と思われたら、事前に医療者へ伝えましょう。ノンアルコールの消毒液を用いますので安心して受けてください。
◆テーマ
「採血、予防接種のアルコール消毒は大丈夫ですか?」
◆解説者
中田孝明
株式会社Smart119 代表取締役
千葉大学大学院医学研究院 救急集中治療医学 教授
https://twitter.com/Nakada119
◆監修協力
新井久美子(救急科専門医)
矢澤まり(外科専門医)
◆印刷用資料ダウンロードリンク
https://smart119.biz/manga/000575.html
◆採血や予防接種の時に「アルコール消毒は大丈夫ですか?」と聞かれた事はありますか?
これは、アルコール消毒によって肌が赤く腫れる「アルコール過敏症」があるかを確認しています
◆アルコール過敏症とは
アルコールにより皮膚に赤み、痒み、腫れが生じてしまう事です
「お酒が飲めない」「飲むと顔が赤くなってしまう」という方はアルコール過敏症の可能性があるため、皮膚の消毒には注意が必要になります
◆アルコール消毒ができない!どうしたらいいの?
実は、代替品があります
・クロルヘキシジン
・塩化ベンザルコニウム
・ポビドンヨード(イソジン)
主に3つが病院などで使用されています
◆クロルヘキシジン、塩化ベンザルコニウムの特徴
皮膚の消毒では問題なく殺菌力を発揮します
無色、無臭で、アルコール消毒が使えない方の採血や注射の際によく使用されています
◆ポビドンヨードの特徴
うがい薬などにも用いられる消毒薬です
独特なにおいがあり、使用すると肌が茶色くなりますが、手術時にも使用される程、強い殺菌力をもちます
◆使えない時は、きちんと申告しましょう!
病院、クリニック、健診施設などでは、アルコール過敏症の方で通常の消毒綿が使用できない方のために、代替品が用意されています。採血、予防接種の際には、事前に医療者に伝えましょう。
◆参考資料
・健栄製薬
https://www.kenei-pharm.com/medical/countermeasure/faq/a04/
・『看護技術がみえる 臨床看護技術』 医療情報科学研究所編 メディックメディア刊
◆医療情報イラストレーション・シリーズ ホームページ
https://smart119.biz/manga/
※画像など当コンテンツを報道にて引用いただく場合は、「(株)Smart119 提供」と記載ください。また、その際はpress@smart119.bizまでご一報いただけますと幸いです。
<株式会社Smart119について>
株式会社Smart119は「現役救急医が設立した、千葉大学発スタートアップ」です。
『今の「119」を変える』ため、音声認識とAIを活用した救急医療情報システム「Smart119」を開発・運用。
千葉市において、日本医療研究開発機構 (AMED) の救急医療に関する研究開発事業を実施。
緊急時医師集合要請システム「ACES」、災害時をはじめ、医療事業継続支援システム「レスポンサム(respon:sum)」の開発・運用を行っています。Smart119は「安心できる未来医療を創造する」を目指します。
[画像2: https://prtimes.jp/i/56624/124/resize/d56624-124-87d17710d74f62a61cba-1.png ]
【株式会社Smart119概要】
会社名: 株式会社Smart119
住所: 千葉県千葉市中央区中央2丁目5-1千葉中央ツインビル2号館7階
設立: 2018年5月
代表者: 中田 孝明
事業内容:
音声認識とAIを活用した救急医療支援システム「Smart119」の開発・運用
緊急時医師集合要請システム「ACES」の開発・運用
医療事業継続支援システム「レスポンサム(respon:sum)」の開発・運用
URL: https://smart119.biz
Twitter: https://twitter.com/Smart119_jp
メールアドレス: press@smart119.biz (担当:中村)
プレスリリース提供:PR TIMES