プレスリリース
この資料は、モデルナ(マサチューセッツ州ケンブリッジ)が2023年9月6日(現地時間)に発表したものを日本語に翻訳したもので、報道関係者の皆さまに参考資料として提供するものです。資料の内容および解釈については、英語が優先されます。英語版は、https://www.modernatx.comをご参照下さい。
CDCは、BA.2.86(Pirola)変異株が過去のワクチン接種または感染による既存免疫を逃避する可能性が高いと指摘、2023年秋における最新COVID-19ワクチンの接種の必要性を強調
臨床試験データから、モデルナの最新COVID-19ワクチンが、BA.2.86、EG.5、FL.1.5.1を含む現在流行している変異株に対して中和抗体を8.7〜11倍増加させることを確認
BA.2.86の潜在的リスクから、各国が最新COVID-19ワクチンの接種開始時期を早める動きを受け、モデルナはこのデータを規制当局と共有。承認に備え、速やかに最新COVID-19ワクチンを供給できる体制を構築
【米国マサチューセッツ州ケンブリッジ 、2023年9月7日発】モデルナ(NASDAQ:MRNA)は本日、2023年秋開始のワクチン接種に向けて米国食品医薬品局(FDA)が審査中の最新COVID-19ワクチンが、監視中のBA.2.86(Pirola)変異株に対する中和抗体をヒトで8.7倍増加させることを臨床試験データで確認したと発表しました。米国疾病管理センター(CDC)は、高度に変異したBA.2.86変異株は、COVID-19に感染した人や従来のCOVID-19ワクチンを接種した人に対しても感染を引き起こす可能性があるとし、最新のCOVID-19ワクチン接種が、重症化や入院の減少に有効である可能性があると指摘しています。
モデルナのプレジデントであるスティーブン・ホーグ医師は「これらの結果は、当社の最新COVID-19ワクチンが、高度に変異したBA.2.86変異株に対して強力なヒト免疫応答を起こすことを示しています。先日発表したEG.5およびFL.1.5.1変異株に対する有効な反応も含め、モデルナの最新COVID-19ワクチンが、秋開始のワクチン接種において重要な予防手段となり得ることが確認できました。モデルナは、世界的な公衆衛生上の脅威を迅速に評価し続け、COVID-19に対するmRNAプラットフォームの活用に全力を尽くします」と述べています。
公衆衛生当局は、以前のオミクロン株と比較して30以上の突然変異を持つ高度に変異したCOVID-19のBA.2.86変異株を厳重に監視しています。一部の国では、過去のCOVID-19ワクチン接種または感染による保護免疫を逃避する可能性があることから、COVID-19ワクチンの接種開始時期を早めようとしています。BA.2.86の出現に加え、EG.5およびFL1.5.1の流行が拡大していることから、重症化予防と入院を減らすために最新COVID-19ワクチン接種の必要性が強調されています。
モデルナは、BA.2.86に対する最新COVID-19ワクチンの有効性に関する臨床試験データを規制当局と共有し、査読つき出版物へ提出しています。
モデルナ社について
モデルナは、2010年の創業から今日までの10年強の間に、メッセンジャーRNA(mRNA)分野の研究型企業から、現在は7つのモダリティにわたる多様なワクチンと治療薬の製品ならびに臨床開発段階のプログラムを有する企業へと発展しました。モデルナはmRNAと脂質ナノ粒子製剤を含む幅広い知的財産ポートフォリオを構築し、最新の大規模製造設備では迅速な臨床開発と臨床使用を目的とした生産が可能です。モデルナでは国内外の様々な政府や企業との提携関係を継続しています。最近では、これらモデルナの能力を結集した例として、新型コロナウイルス感染症拡大に対し、効果的なワクチンを早期に開発、承認取得に至ったことがあげられます。モデルナのmRNAプラットフォームは、基礎および応用の研究・医薬デリバリー技術・製造においての継続的な進歩を目指して構築されており、感染症、腫瘍免疫学、希少疾患、心血管疾患、並びに自己免疫疾患のための治療薬とワクチンの創出を可能にしています。8年連続で、Science誌によるバイオ医薬品企業のトップエンプロイヤーとして選出されました。さらなる詳細は、www.modernatx.com またはhttps://www.modernatx.com/ja-JP をご覧ください
将来予測に関する表明
本プレスリリースには、改正された1995年度米国民事証券訴訟改革法の意味の範囲内における将来予測に関する記述が含まれています。これには、モデルナが米国FDAに申請中の最新COVID-19ワクチンの承認申請、モデルナが秋開始ワクチン接種に向けて最新COVID-19ワクチンを供給する能力(審査中)、BA.2.86の潜在的リスクにより各国政府がCOVID-19ワクチン接種の時期を早めること、BA.2.86が過去のワクチン接種やCOVID-19感染による既存免疫を逃避する可能性が高いこと、BA.2.86、EG.5、FL.1.5.1を含む現在流行している変異株に対する強力な免疫応答を示すモデルナの最新COVID-19ワクチンの能力、モデルナの最新COVID-19ワクチンが来るワクチン接種期に流行している変異株を効果的に標的とし、重症化の予防や入院の減少に貢献する能力が含まれています。本プレスリリース中の将来予測に関する表明は約束と保証のいずれでもなく、それらには既知および未知のリスク、不確実性、およびその他の要因が関わり、その多くはモデルナの統制の範囲外にあり、かつ実際の結果を将来予測に関する表明に表現されている、あるいはそれから黙示的に示されるものから大きく異なる可能性があるため、これらの将来予測に関する表明に対して過度に依存しないようお願いいたします。これらのリスク、不確実性、およびその他の要因には、米国証券取引委員会(SEC)のウェブサイト(www.sec.gov)から入手可能な、モデルナが SEC に提出した 2022 年 12 月 31 日を期末とする年度のフォーム 10-K 年次報告書およびそれ以降に SEC に提出した書類の「Risk Factors」欄に記載されたリスクと不確実性が含まれています。法によって求められる場合を除き、モデルナは本プレスリリースに含まれるいずれの将来予測に関する表明についても、新たな情報、将来的な展開、あるいはその他のいずれを理由とするかを問わず、更新または改訂する意図または責任を持ちません。これらの将来予測に関する表明はモデルナの現時点での予測に基づくものであり、本プレスリリースの日付においてのみ有効です。
プレスリリース提供:PR TIMES