プレスリリース
SHIRO みんなのすながわプロジェクト2022年冬、竣工予定の新工場を含む施設の名称を「みんなの工場」に決定。人と環境に配慮した循環型施設としての取り組みや、施設概要を公開。
コスメティックブランドSHIROを展開する株式会社シロ(本社:東京都港区、代表取締役:福永敬弘)は2021年6月より、創業の地である北海道砂川市で市民が主役のまちづくり『みんなのすながわプロジェクト』に取り組んでいます。この度、市民の皆さんと継続的に行ってきたワークショップでのディスカッションを元に、2022年冬に竣工予定の新工場を含む施設の名称を「みんなの工場」に決定いたしました。「世界中から人が集まり、誰もが感動体験を持ち帰ることのできる場所」を目指し設計進行中の施設概要と、建設・運営において地域社会だけでなく、人と環境に配慮した循環型施設としての取り組みについてお知らせいたします。
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市民の皆さんの声から決定した施設名と検討背景
2021年6月の始動以来、「みんなのすながわプロジェクト」では市民の皆さんやプロジェクトに興味をお寄せくださった方々とディスカッションを行うワークショップを計9回、実行委員会メンバーがプロジェクトの最新状況をオープンに共有する座談会を計3回にわたり、継続的に行ってまいりました。
新工場を含む施設の建設地は、株式会社シロが創業した1989年に、市内の人口減少により閉校となった江陽小学校の跡地であり、かつては子どもたちが学び、遊び、笑顔に溢れていた場所です。そのような土地だからこそ、「再び子どもたちの笑顔があふれる場所にしたい」という想いから、プロジェクト始動当初は施設の趣旨や機能検討の中心に子どもたちを据えていました。しかし、ワークショップや座談会を通じて継続的に市民の皆さんとの対話を重ねる中で、子どもたちだけでなく、地域の大人も自由に、落ち着いて過ごすことができる「大人の居場所」が強く求められていることを認識し、次第に、年代や目的を問わず誰もが利用できる施設の建設を目指すようになりました。
このようにみんなで考え議論することを経て生まれる施設であるという背景や、建設で全て完成させずに市民と共に内装外装を作り込んだり、家具を作ったりしながらみんなで作りあげること、大人も子どもも、砂川市民も市外の世界中どこからお越し下さる方も、誰も排除することなくみんなが集える場所にしたいという想いを込めて、施設の名称を「みんなの工場」に決定いたしました。
「みんなのすながわプロジェクト」とは
株式会社シロが、事業成長による生産量拡大を目的に創業の地である砂川市内の江陽小学校跡地に移転・新設する新工場と、ものづくり・教育・観光をテーマとする付帯施設の建設・運営を通じて市民の皆さんと共に取り組むプロジェクト。砂川市を「世界中から人が集まり、誰もが感動体験を持ち帰ることのできる場所」にすることを目指す、子どもたちと市民が主役のまちづくり。
「みんなの工場」設計概要とプロジェクトの想い
みんなのすながわプロジェクトは、施設の設計においても下記の信念を指針として取り組んでいます。
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「世界中から人が集まり、誰もが感動体験を持ち帰ることのできる場所」を目指し、市民の皆さんやプロジェクトに興味をお寄せくださった方々と、ディスカッションを重ね進行してきた施設設計についてご紹介いたします。(2022年2月現在)
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いつでも「見える」開かれた工場
工場部分は来場者にご覧いただける開かれた空間にしたい、というプロジェクト始動当初から変わらない想いのもとで設計を行い、施設内の工場エリアと来場者が過ごす付帯施設エリアとを隣接させることで、シロのものづくりの現場を、来場者に日常的に見学いただける構造にしました。
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工場エリアには研究開発室や素材の前処理室、調合室、充填室、包装室などがあり、来場者は、ガラス張りの工場で行われる製造工程を付帯施設のラウンジから見学することが出来ます。設計当初は、付帯施設エリアから工場エリアが見える設計ではなく専用の見学通路を設ける予定でしたが、酒かすを手作業で絞ったり、丁寧でスピーディな充填を人の手で行ったりするシロのものづくりの根幹を見ていただくことや、活き活きと働くスタッフの姿をより身近に感じていただくことにこだわり、来場者がより近くで製造作業の様子をご覧になれる設計へと変更しました。
また、来場者だけではなくスタッフにとっても気持ちよく働ける空間にしたいという想いのもと、作業空間を全面ガラス張りにすることで、時間や季節によって光の入り方が変わる構造になっています。
空中で子どもが遊べるジャングルネット
天井部分にジャングルネットを張るキッズスペースは、大人も子どもも共に過ごせるよう設計しました。自由に動き回ることができるネットの上は、子どもたちだけの空間でありながら、地上から大人がその様子を見守ることができるようにすることで、ご家族で一緒に訪れても、子どもたちだけで遊びに来ても、それぞれの時間を安心して過ごせる空間を目指しています。
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みんなが自由に過ごせるラウンジ
ラウンジエリアには、区切りを設けない長テーブルを設置予定です。複数人でも一人でも使用出来るようにし、休憩はもちろん勉強や食事など、来場者が自由に過ごすことが出来るスペースにしています。他にも、ひとりの時間を過ごしたい方のために壁向きのカウンター席も用意し、年代や目的を問わず誰もが利用いただける空間を目指しています。
カスタムフレグランスのショップ
施設開業に伴い、砂川市内にて現在営業中の「SHIRO砂川本店」を移動し新たにオープンするSHIROショップには、ブランド初となるオリジナルのフレグランスをカスタマイズすることが出来る”フレグランスバー(名称仮)”が設けられます。
ショップに隣接する中央ホールではSHIROのアーカイブ製品を並べた展示も行う予定です。
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上記の他にも、市民の皆さんとのワークショップで要望やアイディアが挙がったダンスやアートなどの公開練習場として利用できるスタジオや、会議や少人数の講演を行える空間、適宜ジェンダーレス化への対応も可能なトイレなど、皆さんの想いや考えをもとに、誰も排除しない空間づくりを目指して設計を進行しております。
建築家のご紹介
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アリイイリエ アーキテクツ 有井淳生(右)と入江可子(左)
有井氏と入江氏は、CAt / シーラカンスアンドアソシエイツ出身で、2015年にアリイイリエ アーキテクツを設立。“建築をつくるのではなく健やかな空気をつくる”をモットーとし、一戸建て住宅や公 共建築物、都市空間だけでなく工場設計に至るまでさまざまな建築に携わっている。
移転新設する工場・付帯施設に対し、「地域の人が使える場所づくり」というコンセプトに魅かれ、建築家決定のコンペティションに参加。工場の新設によって砂川市を活性化させたいという、みんなのすながわプロジェクト実行委員長(株式会社シロ 代表取締役会長)である今井の想いに強く共感し参画。
人も環境にも配慮した循環型の施設
株式会社シロでは創業当初より、国内外の自然素材の力を最大限に引き出し、素材の力を余すところなく引き出した製品づくりを行ってきました。製品づくりにおいて自然の恵みをたくさんもらっているからこそ、「地球環境に与える負荷をできる限り減らし、限りある資源を守ること」「地球環境や社会に配慮する視点や発想に基づく事業運営」を大切にしています。
「みんなの工場」の建設・運営においても、地域社会にも地球環境にも配慮した循環型の施設を目指し、下記の目標のもと取り組んでまいります。
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施設の建設および開業スケジュール
「みんなの工場」は2022年5月より着工し、段階的に竣工および開業してまいります。工場は2022年12月の竣工を予定しており、付帯施設は2023年5月頃に開業予定です。
新たに生まれる本施設に、多くの皆さんをお迎えできることを楽しみに準備を進行してまいります。ぜひ楽しみにお待ちください。
2022年2月時点の建築概要
建設予定地 北海道砂川市豊沼町54-1(江陽小学校跡地)
総事業費 10数億円を予定
工場稼働日 2022年12月竣工予定
付帯施設開業日 2023年5月頃を予定
施設名 みんなの工場
『みんなのすながわプロジェクト』についてはこちら
【公式ウェブサイト】
https://shiro-sunagawa.jp/
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SHIROについて
「自分たちが毎日使いたいものをつくる」というシンプルな想いからスタートしたコスメティックブランド。自社内に開発から販売まですべての機能を持ち創業当初からエシカルな信念に基づくものづくりを続けている。国内外で出会った素材のちからを最大限に引き出すスキンケア、コスメ、フレグランスを提案。日本全国に直営店舗を展開するほか、ロンドンに実店舗を構え、台湾や米国ではEC販売を行う。
会社概要
企業名 :株式会社シロ
所在地 :〒107-0061東京都港区北青山3-6-7 青山パラシオタワー9F
設立 :1989年10月23日
代表取締役 :福永 敬弘(ふくなが たかひろ)
事業内容 :自社ブランド「SHIRO」の企画、開発、製造、販売、店舗運営(「SHIRO/化粧品、雑貨」」「SHIRO LIFE/食物販」「SHIRO CAFE/飲食」「SHIRO BEAUTY/サロン」)、SHIRO オンラインストア等、通販事業運営
URL :https://shiro-shiro.jp/
プレスリリース提供:PR TIMES