プレスリリース
横浜国立大学発スタートアップの創出や支援人材の育成で連携していきます
NEDOと国立大学法人横浜国立大学は9月30日に、横浜国立大学発スタートアップの創出に向けた支援やスタートアップ支援人材の育成などに連携して取り組むことに合意し、相互協力の覚書を締結しました。両者は横浜国立大学発スタートアップの創出と、その支援に向けた環境整備を強化するほか、NEDO主催のイベントやスタートアップ支援研修に横浜国立大学から優先して人材を受け入れ、育成していく予定です。
なお、NEDOと大学による起業家支援の相互協力に関する覚書の締結は、今回で19校目となり、神奈川県に本部のある大学では初となります。
NEDOと横浜国立大学はスタートアップエコシステムのさらなる裾野拡大やイノベーション創出環境の整備に貢献していきます。
1.背景
産業技術におけるイノベーションの担い手として、知的財産や研究開発成果などの技術シーズを有する大学への期待が高まる中、それらを社会実装する手段として、大学発スタートアップの創出・育成が重要視されています。このような背景の下、NEDOは大学発スタートアップや起業家への支援に積極的な大学と相互協力を強化するべく、これまで18の大学※1と覚書を締結してきました。これらの取り組みの一環として、NEDOと横浜国立大学はこの度、横浜国立大学発スタートアップの創出に向け、相互協力する覚書を締結しました。
横浜国立大学は、スタートアップ創出促進のための取り組みとして実施してきた「起業のための知識・スキル・事業計画策定等支援」について、NEDOのスタートアップ創出に向けた支援を受け、事業性等調査・事業計画等メンタリング支援の本格実施に移行するとともに、大学業務とスタートアップ業務間での環境整備ついて整理しマネジメントを強化します。また、起業の知識・スキル習得に向けたセミナーなどを通して人材育成の促進を図ります。
なお、NEDOと大学との起業家支援の相互協力に関する覚書の締結は、今回で19校目となり、神奈川県に本部を置く大学では初めてとなります。
NEDOと横浜国立大学はこうした取り組みを通じて、研究開発型スタートアップが次々と誕生し成功事例を積み重ねていくスタートアップエコシステムのさらなる裾野拡大やイノベーション創出環境の整備に貢献していきます。
2.覚書の内容
【1】NEDOカタライザーの派遣
横浜国立大学発スタートアップや起業を目指す人からの相談に対し、NEDOカタライザー※2を派遣します。
【2】大学発スタートアップ創出に向けた環境整備の強化
NEDOがスタートアップ支援やオープンイノベーション推進に係る情報提供などを通じて、横浜国立大学発スタートアップの創出やその支援に向けた環境整備を強化します。
【3】研究開発型スタートアップのための伴走型支援人材やオープンイノベーション推進人材の育成
NEDOが実施する高度専門支援人材の育成事業やオープンイノベーション・ベンチャー創造協議会(JOIC)※3の活動などに横浜国立大学の人材を優先的に受け入れ、研究開発型スタートアップのための伴走型支援やオープンイノベーション推進のための人材を育成します。
【注釈】
※1 18の大学
北海道大学、九州大学、広島大学、東北大学、名古屋大学、神戸大学、東京工業大学、山口大学、山形大学、徳島大学、信州大学、大阪大学、金沢大学、千葉大学、東京農工大学、鹿児島大学、芝浦工業大学、沖縄科学技術大学院大学
※2 NEDOカタライザー
NEDOが委嘱した、スタートアップ支援経験の豊富な有識者(技術経営アドバイザー)です。
※3 オープンイノベーション・ベンチャー創造協議会(JOIC)
大企業やスタートアップ企業のマッチング推進やピッチイベント、ワークショップなどの開催を通じて、国内のオープンイノベーションの発展や活性化を目指す民間団体です。
プレスリリース提供:PR TIMES