プレスリリース

指示をAI自身が判断し、各タスクを段階的に且つ自動で実行して業務の効率化に貢献

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社（代表取締役社長：新宮 達史、本社：東京都港区、略称：CTC）は、AI自身が業務要件の理解や判断を行い最適な回答や作業を行うAIエージェントの構築支援サービスを本日から開始します。質問や指示内容をAIが独自に判断し、必要な情報の収集や調査を段階的に自動で実施して、業務を支援する環境を構築するサービスです。オープンソースソフトウェア（OSS）のLLMプラットフォームを活用して環境を構築し、回答精度の評価やチューニングを伴走型で支援します。ヘルプデスクや社内申請などの業務で効率化を図る企業を中心に展開し、3年間で50億円の売上を目指します。
昨今、業務効率化や省人化などを目的に各企業では生成AIの導入と活用に取り組んでいます。しかし、生成AIを効果的に活用するためには、プロンプトの設計やビジネスの理解などAIの性能を最大限に引き出す工夫が必要になります。そのような中、AI自身が業務要件の理解や判断を行い、タスクを進める「AIエージェント」に注目が集まっています。従来の生成AIは、蓄積したデータに基づく回答や定型文書のドラフトの生成といった場面で限定的に利用される傾向にありましたが、AIエージェントは、利用者の指示に対して、AI自身の判断で情報収集や作業計画を立てることができるため、複雑なタスクにも対応します。

今回のサービスは、お客様の業務に合わせたAIエージェントの設計・構築を実施し、回答精度の評価やチューニングを伴走型で支援するものです。AIエージェントを活用することで、利用者による状況や条件についての細かな指示がなくても、不足事項を利用者に質問をすることで能動的に対応の精度を高めます。また、指示内容から必要な調査を計画し、データソースや外部ツールを参照して回答を生成することが可能となります。設計次第で、問い合わせへの回答に加えて、社内手続きの申請やメールおよびチャットによる連絡も自動で実施できるようになり、業務の大幅な効率化や作業ミスの防止、高度で非定型な作業での活用などを図ることができます。

また、これまで生成AIの多くの業務利用を支援してきたCTCが伴走型で導入後もフォローするため、活用範囲の拡大や変更に応じた情報ソースの追加や精度の調整といった環境の整備にお客様が多くの時間を費やすことがなく、AIエージェントの効果的な利用を進めることができます。

本サービスは、業務に関する目的の明確化や手順の整理などを実施して、オープンソースソフトウェア（OSS）のLLMプラットフォームを活用しながら、オンプレミスやクラウドで環境を用意します。複数のLLMモデルや社内システムとの連携、チューニングなどを行って企業の実務に特化したAIエージェントを構築します。
CTCは、生成AIの活用に必要なソリューションを組み合わせて使用するプラットフォームの拡充を図っています。今後は、企業独自のSLM（Small Language Model、小規模言語モデル）の環境構築や検索精度の向上に加えて、生成AIのデータ統合基盤やデータ連携システムなどの提供も視野に入れ、お客様の更なる業務効率化に貢献していきます。

＜AIエージェントのタスクと活用イメージ＞
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以上

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社（CTC）
https://www.ctc-g.co.jp/

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