プレスリリース
HPEのプライベートネットワーク分野を強化し、エンタープライズの5G展開の加速と通信事業者の新たな収益源の確保に貢献
[米国テキサス州ヒューストン – 2023年2月23日]
HPEは本日、プライベートセルラーネットワーク技術プロバイダーのAthonet(アソネット)社の買収を発表しました。企業や通信サービスプロバイダーにモバイルコアネットワークを提供する同社の買収により、コネクテッドedge-to-cloudオファリングを拡張します。HPE TelcoおよびArubaのネットワーク製品にAthonetが加わり、HPEは、IDCが2026年までに16億ドル以上*1) に達すると予測する成長市場の最前線に立つことになります。
イタリアのヴィチェンツァに本社を置くAthonet社は、4Gおよび5Gのモバイルコアソリューションを世界中のお客様に提供しています。同社は、受賞歴のあるテクノロジーのパイオニアであり、大手移動体通信事業者、病院、空港、港湾、公共事業、政府、公共安全機関など、さまざまな業界の450を超えるお客様への導入に成功しています。
プライベート5Gは、施設や工場に高水準のカバレッジ、信頼性、モビリティを実現し、大規模で遠隔地に分散した拠点間を接続するにあたっての課題の解消に貢献します。また、Wi-Fiが提供するコスト効率に優れた大容量接続の促進にも大きな役割を果たします。Athonetの技術を組み入れることで、HPEのArubaネットワーキング・ポートフォリオの一部として企業に直接プライベートネットワーキング機能を提供するとともに、通信サービスプロバイダー(CSP)が顧客向けにプライベート5Gネットワークを迅速に展開することを可能にします。
HPE Communications Technology GroupのVP兼ゼネラルマネージャーであるトム・クレイグ(Tom Craig)は次のように述べています。
「コネクテッドエッジに対する期待が高まるなか、通信事業者はプライベート5Gをもっとシンプルに展開する方法を求めています。そして企業が求めるのは、既存の無線ネットワークを補完する、低遅延、リソースの分離、施設や工場を網羅する通信環境とセキュリティです。Athonet社の買収により、HPEは通信事業者および企業向けの最も完全なプライベート5GおよびWi-Fiポートフォリオを持つことになり、HPE GreenLakeを通じてサービスとして提供することになります」
HPEはプライベート5Gソリューションを通信事業者と企業に提供
HPEは、Athonet社の技術を既存の通信事業者向け製品およびArubaの企業向け製品に統合し、エッジからクラウドへのデジタル変革を加速させるプライベートネットワークのポートフォリオを構築します。プライベートネットワークのポートフォリオは、以下のメリットを提供します。
Wi-Fiの大容量と5Gのカバレッジとモビリティを融合したプライベートネットワークの強化
迅速なプライベート5Gの展開 を可能にすることで俊敏性とイノベーションの向上を支援
通信事業者の新たな収益源 となる、5GとWi-Fiを活用した差別化されたサービスを提供可能に
HPE GreenLakeによりコストと収益の整合 を可能にする消費型モデルを提供し、新規市場参入のリスクを軽減
エッジからクラウドにわたる新たなワークロードを提供するにあたって、運用の複雑さとコスト効率管理のための 、5GオーケストレーションとZero-touch自動化
5Gへの投資が数十億ドル規模に達する中、通信事業者はエッジコンピューティングおよびプライベート5Gの両方を展開することで、顧客のニーズに応え、企業間取引(B2B)による新たな収益を得るシンプルな方法を模索しています。HPEのTelecomポートフォリオにAthonet社のソフトウェアが加わることで、160カ国の300社を超える顧客、10億台以上のモバイルデバイスを繋げている、有数の充実したHPEの通信ポートフォリオがさらに強化されることになります。既存のプライベート5Gソリューションをベースとする、通信事業者向けのサービスは、プライベート4Gおよび5Gネットワークをサポートするとともに、Telcoグレードのオーケストレーションおよび自動化機能を実装します。これらのケイパビリティはコネクテッドエッジに対する期待に応える、企業向けの新たなサービスを開始するにあたって活用されることを想定しています。
プライベート5Gは、ロボティクスや産業IoT(Industrial IoT)、データネットワークやパイプライン、セキュリティシステムの確立など、専門性の高いアプリケーションに向けた、セキュリティが万全で、導入・管理が容易な新たなケイパビリティを実現します。Athonet社の買収により、Arubaのコネクテッドエッジポートフォリオが強化され、ユニークながら要望の多い、完全に統合されたWi-Fiおよびプライベート5Gネットワークを実現します。Aruba Centralとの統合により、ネットワーク管理者はWi-Fiとプライベート5Gの一括管理、AIによる支援、ワークフローの自動化が行えるようになり、堅牢なセキュリティの力を享受できるようになります。
HPEのedge-to-cloudプラットフォームであるHPE GreenLakeにより、Athonetプライベート5GオファリングのWi-Fiおよびプライベート5Gを設備投資ではなく、月額支払いのサブスクリプションとして利用できます。HPEのNaaSを含む柔軟な消費型オプションを採用することで、プライベート5G導入のリスクを軽減でき、初期投資を抑え、需要に応じてスケールさせることができます。
HPEポートフォリオとの統合および提供時期
HPE は、Athonet 社のソリューションを自社の既存の通信ソフトウェア資産と統合し、買収完了後早急にお客様に提供する計画です。また、近い将来、このソリューションをArubaのネットワーク・ポートフォリオと統合します。買収の完了は、規制当局の承認およびその他の慣習的な完了条件に従って、HPEの2023会計年度の第3四半期初旬を予定しています。
注記
*1 出典 :IDC、Worldwide Private LTE/5GWirelessInfrastructure Forecast、2022-2026、doc #US48891622、2022年3月。エンタープライズコア(EPC/vEPCおよび5Gコア)の収益が16億ドル以上と予測。
※本リリースは、ヒューレット・パッカード エンタープライズ(本社:米国テキサス州スプリング、以下:HPE)が、2023年2月23日(現地時間)に発表した英文リリースに基づいて作成した日本語抄訳です。原文(全文)はこちらをご参照ください。
https://www.hpe.com/us/en/newsroom/press-release/2023/02/hewlett-packard-enterprise-doubles-down-on-private-5g-extends-leadership-in-wireless-connectivity-with-acquisition-of-athonet.html
■ ヒューレット・パッカード エンタープライズ(HPE)について
Hewlett Packard Enterprise (NYSE: HPE) は、グローバルEdge-to-Cloudカンパニーとして、あらゆる場所に蓄積される全てのデータの価値を解き放ち、事業の成果を加速させる支援をします。人々の生活そして働き方の向上を目指し、数十年にわたって未来の再考とイノベーションを重ね、HPEは独自でありながら、オープンでインテリジェントなテクノロジーソリューションをas a Serviceで提供しています。クラウドサービス、コンピュート、HPC & AI、インテリジェントエッジ、ソフトウェア、ストレージを全てのクラウドとエッジにわたって一貫したエクスペリエンスで提供することで、お客様が新たなビジネスモデルを創出し、新たなエンゲージメントを展開し、運用のパフォーマンスを最大化できるようサポートしています。詳細はhttps://www.hpe.com でご確認ください。
■プレスルーム
https://www.hpe.com/jp/ja/japan/newsroom/press-release.html
# # #
このプレスリリースで使用されているその他の製品名は識別の目的のためのみに使用されており、それぞれの企業の商標である場合があります。
【お客様からのお問い合わせ先】
カスタマー・インフォメーションセンター
TEL:0120-268-186 または03-5749-8279
ホームページ: http://www.hpe.com/jp/
(C) 2023 Hewlett Packard Enterprise Development LP
製品およびサービスに関する保証条件は製品およびサービスに付属する保証書に明示された保証条件のみによるものとし、本ニュースリリースの記載内容はいかなる追加保証をも行なうものではありません。当社は本レターの記載内容に技術上の誤り、欠落または本ニュースリリース作成にあたっての誤り、記載漏れがあった場合でも何ら責任を負わないものとします。
プレスリリース提供:PR TIMES