プレスリリース
携帯電話の契約者情報を利用したセキュアな認証機能の開発を支援
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(代表取締役社長:新宮 達史、本社:東京都港区、略称:CTC)は、アプリケーションやWebサービスなどでの多機能なアイデンティティ管理機能を備えた、Okta, Inc.(本社:米国・サンフランシスコ)のOkta Customer Identity Cloud(以下、Okta CIC)とCTCのID統合管理プラットフォーム「SELMID(セルミッド)」を連携し、各種サービスへの確実で迅速な本人確認ツールの提供を本日から開始します。初期費用は50万円(税抜き)、月額は27.2万円(税抜き)からの提供で、B2C向けのWebサービスを展開している企業を中心に販売し、SELMID全体として1年間で3億円の売上を目指します。
昨今のオンライン認証では、なりすましを含む不正アクセスを防止するために確認方法の厳格化が進んでいますが、認証機能の開発や利用時の本人確認のプロセスが複雑になる傾向もあり、効率化や利便性の向上が求められています。
今回、そうした認証における課題を解決し、開発者の負荷を軽減するOkta CICと、SELMIDが備える、携帯電話の契約者情報を利用した本人確認を可能にする「キャリア本人確認」の機能を連携しました。本人確認が必要なアプリケーションの利用時に、携帯電話回線の契約で利用した情報と照合して確実で迅速な本人確認機能を実現します。まずは、株式会社NTTドコモの回線を対象としていますが、順次、対象となる回線を追加予定です。
Okta CICは、SNSのアカウント連携やシングルサインオンなど複数の認証機能を備えたアプリケーションやWebサービスなどに向けたプラットフォームです。SELMIDのキャリア本人確認機能も、Okta CICで利用可能になることで、携帯電話回線の契約情報に基づく信頼性の高い本人確認の仕組みを容易に実現することができます。本機能は、Okta CICの機能カタログであるマーケットプレイス(※1)からアプリケーションの開発者がダウンロードし、必要に応じて容易にカスタマイズしてアプリケーションに組み込みます。
アプリケーションの利用者にとっても、身分証明書のアップロードや個人情報の入力が省け、利便性の向上に繋がります。
CTCは、2018年からSELMIDを提供しています。SELMIDは、学生や会員などのアカウント管理と認証の機能を持つIDaaS(Identity as a Service)として、教育機関や民間企業で多くの活用実績があり、蓄積したノウハウをベースにOkta CICで利用するキャリア本人確認の機能を拡充していきます。
■キャリア本人確認 サービスイメージ図
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/108377/102/108377-102-7553910b0ba9c40b89375992a8d21dda-597x257.png ]
※1:Oktaマーケットプレイス
https://marketplace.auth0.com/integrations/itochu-techno-solutions-corporation-selmid
※その他、記載されている商品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
※掲載されている情報は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。
以上
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(CTC)
https://www.ctc-g.co.jp/
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