プレスリリース
グローバルファッションブランド「SHEIN」主催 BCGをゲストとして招いた、特別ウェビナー開催レポート『アジャイルサプライチェーンとファッション業界の未来について』
ファッション業界の今後を牽引するSHEIN独自のビジネスモデルなどについてディスカッション
SHEIN Group(https://www.sheingroup.com/)が展開するグローバルファッションブランド「SHEIN(シーイン)」は、2023年6月6日(火)に、ファッション業界の今後を牽引するSHEIN独自のアジャイル サプライチェーン(顧客志向で、変動する需要に対応するE2E/エンドツーエンドの仕組み)と、ファッション業界の未来について、BCG(ボストン コンサルティング ファーム)中国マネージング・ディレクター兼シニア・パートナー ヴェロニク・ヤン氏を招いて特別ウェビナーを開催いたしました。
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グローバルファッションブランド「SHEIN(シーイン)」は、Webサイトおよびアプリにおいて、150以上の国と地域(※2022年3月時点)にてサービスを提供しています。
BCGが発表した、ファッション業界の将来とアジャイル製造業モデルを主題としたレポート『Agility Is Fashion’s New Source of Competitive Advantage』では、「SHEIN」が主なケーススタディとして取り上げられました。 SHEINのオンデマンドD2C/DTCモデルは、コスト管理、E2E/エンドツーエンドのコラボレーション、品質管理など、サプライチェーンにおける主要な課題に取り組む上で、その効率性を証明しています。
今回開催したウェビナーでは、SHEIN EVC(エグゼクティブ・バイス・チェアマン) であるドナルド・タンも登壇し、SHEIN少量生産ビジネスモデルの仕組みについての解説をはじめ、ファッション業界におけるチャンスと課題の整理、アジャイルサプライチェーンの活用領域をテーマとして紹介しました。
SHEINは新たに策定したサステナビリティ・ロードマップ「evoluSHEIN」に掲げるように、余剰在庫問題をはじめとする現代のファッション業界が直面している重大な社会的・環境的課題の解決に最前線で取り組むリーディングカンパニーとなるため、今後は循環性を活用する代替ビジネスモデルを確立してまいります。
アジャイルサプライチェーンとファッション業界の未来について
新型コロナウイルス感染症における世界的な大流行により、ファッション業界が多大な影響を受け続ける中、サプライチェーンの変化に対して迅速に対応する能力が、成功を収めるための決め手となったことが明らかとなりました。
本ウェビナーでは、システムデジタル化と超高速サプライチェーンモデルによって、今日の市場において、ファッション業界の業者がどれほど競争力を高めることになっているかについて議論いたしました。
ウェビナー概要
パンデミックによる世界的な停滞から回復するにつれ、顧客の購買決定へのプロセスは変化していき、また優先される商品も変化しています。消費者は、商品の多様化を求め、より主体的に商品を選び、すぐ満足したいという欲求を満たすために、より迅速な商品の発送を要求しています。BCGのマネージング・ディレクター兼シニア・パートナーであるヴェロニク・ヤンは、顧客は以前よりも、どんな人でも受け入れるインクルーシブな商品と、より迅速に商品が配達されることを求めていると述べました。また、パンデミック時にeコマース・チャネルが拡大したことで、商品の品質と価格に対する期待はそのままで、よりスピーディな配送を求める顧客の要望が高まったと説明しました。
「消費者の要求が厳しくなり、寛容でなくなったため、消費者の心をつかむための競争が激化している。」と、SHEINの取締役副社長であるドナルド・タン(Donald Tang)は述べています。さらに、SHEINの顧客2,500人以上を対象とした最近の調査結果について言及し、約87%がインフレ圧力の結果、より手頃な価格のファッションにシフトしていると回答しています。
世界規模で経済的圧力が高まる中、サプライチェーンに顕著な変化が起きており、企業は生き残るためにサプライチェーンモデルを適応させる必要性が高まっています。GoodOpsの共同創設者兼CEOであるディヴヤ・デマト氏は、「こうした変化はパンデミック以前から起こっていたが、パンデミックがそれを悪化させた」と述べています。彼女は、消費者と企業が長く付き合っていくには、歩調を合わせなければならず、ビジネスパートナーとの志の一致が重要と唱えました。パートナーを尊重し、定期的に交流することでニーズを理解し、パートナーに投資するのです。これにはドナルド・タンも賛同し、SHEINのオンデマンド生産のビジネスモデルについて紹介しました。さらにヴェロニク・ヤンは、企業はグローバルなサプライチェーンネットワークを再考し、供給拠点を多様化し、時にはサプライチェーンモデルを変更して混乱を避けていると説明しました。
その結果、登壇者全員がファッション業界が発展するために必要だと考えている「レジリエンス(回復力)」の話題に話が移りました。ディヴヤ・デマトは、「消費者とビジネスの関係の長期的な存続には、歩調を合わせる必要がある」と繰り返しました。そのためには、ビジネスとパートナーとの間で志を一致させ、パートナーに敬意を払い、定期的に交流してニーズを理解し、パートナーに投資することが重要であると述べました。さらにドナルド・タンは、SHEINは創業以来、サプライチェーンに力を入れることをミッションとしてきたと話し、その活動内容として、新しいツールやテクノロジーの導入への資金提供、サプライヤーへのトレーニングやスキルアップ、さらには業界の標準である90日よりもはるかに短い期間の決済条件の提示など、さまざまなサプライチェーン強化の方法を紹介しました。また、ヴェロニク・ヤンは、レジリエンスにはサプライヤーから小売業者までのバリューチェーン全体で、よりオープンで風通しが良いサービスを提供することが必要だとも述べてました。また、「潜在的な摩擦を解決するためには協力し合う必要があり、デジタル化はその大きな部分を占めている」と述べました。
最近のレポートである「Creating Agile Supply Chains in the Fashion Industry|BCG」の中で、ヴェロニク・ヤンはBCGの調査から重要な学びを得たと語っています:
1.デジタル技術は、コスト、市場投入速度、品質のバランスが三拍子揃った商業分野において、パフォーマンス
を向上させるのに役立つ。
2.デジタル化することで、サプライチェーンの作業を合理化し、サプライヤーの時間を短縮する手助けする。
例えば、オンライン上での生地を発注するデータベースと発注システムにより、サプライヤーは生産に先立っ て、容易に材料の準備をすることができる。
3.一般的にコストを抑えながら品質を管理するのは難しいと思われがちだが、デジタルシステムなら、
潜在的な品質問題を予測・先取りして、バリューチェーンの初期段階から抑制することができる。
ドナルド・タンもこれに同意見であり、オンデマンドファッションによって、ブランドは無駄を最小限に抑えながら、「ファッションのトリレンマ」に対処することができると補足しました。このように、オーダーメイドは大量生産よりもコストを抑えることができるのです。
ディヴヤ・デマトは、上流部門では生産する衣類の量が減るかもしれないが、ファッションブランドは下流部門である最終消費者や消費者が使用した後の衣類のことも考慮する必要があることに言及しました。そして、原材料の供給部門である川上(上流部門)から最終消費者である川下(下流部門)に向けての供給活動の連鎖、そしてよりサスティナブルな繊維資源を支える技術や素材へのイノベーションと投資について呼びかけました。
最後に、前向きな考えとしてヴェロニク・ヤンは、「責任とパワーと影響力を持つファッション業界の企業は、共にこのモデルを形成していくことができる」と語りました。
質疑応答の時間では、SHEINのビジネスモデルを他の市場でも行なっていくのかについて多くの関心が寄せられたため、ドナルド・タンは、会場にいたSHEIN中南米地域の会長であるマルセロ・クラウレを登壇者席に招き、ブラジルにSHEINを展開する計画やロールアウトについて話してもらいました。
「SHEIN」について
グローバルファッションブランド「SHEIN(シーイン)」は、Webサイトおよびアプリにおいて、150以上の国と地域にてサービスを提供しています。女性アパレル商品を中心に、靴、バッグ、ファッション小物、メンズ&キッズアパレル、生活雑貨、電子アクセサリ等幅広い商品を販売しており、各カテゴリでは日々新商品をアップデートしております。世界中の最新ファッショントレンドを反映した高品質な製品を、手頃な価格で、最高の顧客体験を通じて迅速にお客様に提供することを日々追求しています。また、上記取り組みを通じて弊社理念である「ファッションスタイルに関係なく誰もが無条件に自分自身を表現できる」という体験をお客様に約束します。
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【会社概要】
会 社 名:SHEIN Group
U R L :https://jp.shein.com/
コーポレートサイトURL:https://www.sheingroup.com/
Instagram:https://www.instagram.com/shein_japan/
アプリダウンロード料金:無料
アプリダウンロードURL: https://shein.top/aky6icg
対応OS:iOS/Android
プレスリリース提供:PR TIMES