プレスリリース
[米国テキサス州ヒューストン – 2022年4月22日]
サステナビリティは、企業やIT組織が取り組むべき課題であるという意識が高まっています。顧客、投資家、社員に加え、多くのステークホルダーが、意思決定の際にサステナビリティを考慮するようになっています。今年3 月にSEC (米国証券取引委員会)が、上場企業に気候変動リスクの開示を求める新ルール案を提案しました。このような動きもあり、CIO が役員会で持続可能性に関する議論に参加する機会が増えることは確実でしょう。(*1) 顧客からの期待も大きな影響を与えてくるでしょう。IT組織が、こうした期待に応えるため、企業のESG(環境・社会・ガバナンス)への取り組みに対し果たす役割は大きく、持続可能で倫理的な IT ソリューションの実現に向け予算を割り当て、実行に移すことが重要となります。
サステナビリティへの取り組みは、経営上の優先事項として理にかなっており、DX(デジタル変革)プログラムとの協調を考慮することが自然な流れです。実際に、世界経済フォーラムが報告したデータによると、デジタルとサステナブル変革を結びつけている企業は、そうでない企業と比較して、最も業績の良い企業の一つになる確率が2.5倍ほど高いと言われています。(*2)
重要なビジネス目標を達成するために、IT組織はどのような姿勢でサステナビリティに取り組めば良いでしょうか。
国際エネルギースタープログラムとゾンビキラー
最新鋭の機器を導入することで、エネルギー使用量を大幅に改善することができます。しかし、インフラストラクチャの大規模な更改と同様に、環境に配慮したデータセンターへの移行は、相当の投資が必要になる可能性があります。経営陣やIT投資の意思決定者は、先行投資費用を考えると実行に移すことを躊躇してしまうかもしれません。パブリッククラウドも選択肢の一つであり、サステナビリティの面でいくばくかのメリットがあるかもしれませんが、データガバナンスポリシーの厳守や、低遅延の稼働環境が必要な場合、あるいはアプリケーションが混在する環境では、適切なソリューションではないこともあります。
HPE GreenLake edge-to-cloudプラットフォームは、お客様のアプリケーションとデータがデータセンター、コロケーション、エッジなど、どこにあってもクラウドエクスペリエンスを提供します。HPE GreenLakeはHPEが提供するクラウドサービスで、エネルギー使用量の削減やインフラストラクチャのサービス化など、パブリッククラウドで言われるサステナビリティのメリットの多くを、アズ・ア・サービス消費モデルで提供し、効率的なハイブリッドマルチクラウドモデルを展開することによって、非効率性の解消を支援します。
従量課金制、セルフサービスで利用できるHPE GreenLakeは、お客様にスケールアップやスケールダウンが容易に出来る環境を提供します。多くのHPEのお客様が、調達に時間を費やすことなく、初期費用を抑えて、エネルギー効率に優れた最新の機器を活用しています。
HPE GreenLakeプラットフォームでは、メータリングツールを活用してインフラストラクチャの利用量を測り、ワークロードに対するリソース容量の需要を把握することができます。これにより、過剰なプロビジョニングと過小なプロビジョニングのリスクの両方を排除することができます。また、ビジネス上の重要な目的や適切な利用見通しの無いようなリソースを消費している「ゾンビ」サーバーの問題も解決します。HPEが実施したエネルギーコストのモデリングでは、従来の設備投資モデルからHPE GreenLakeに移行することで、30%以上の削減を実証しました(*3) 。
さらに、HPEはこのようなアズ・ア・サービスアプローチを基に、業界をリードするサーキュラーエコノミー(循環型経済)( https://www.hpe.com/jp/ja/living-progress/circular-economy.html )プログラムを用いて、お客様の資産のライフサイクルマネジメントを提供します。
コロケーションのスーパーパワー
HPE GreenLakeクラウドサービス( https://www.hpe.com/jp/ja/cloud-services.html )が実現するサステナビリティのメリットを最大化させる方法は、コロケーション戦略と組み合わせることです。HPEでブログ記事を執筆しているアンジェロ・ティリ(Angelo Tirri)は、次のように述べています。「大手コロケーションプロバイダーは、非常に優れた冷却能力や電力供給能力を備えたエネルギー効率の高い新しいデータセンターに投資し、常に電力使用効率を向上させています。HPE GreenLakeとコロケーションを組み合わせることで、厳選されたコロケーションプロバイダーが提供する、エネルギー効率が高く、二酸化炭素排出量が少ないデータセンターを利用することができます。」
世界的なデータセンタープロバイダーの Digital Realty(デジタル・リアルティ)社 は、HPEの最新のコロケーションパートナー( https://community.hpe.com/t5/The-Cloud-Experience-Everywhere/HPE-and-Digital-Realty-unveil-partnership-to-deliver-the-cloud/ba-p/7162687#.Yl3kvDVME2w )です。同社はHPE GreenLake を利用するお客様に対し、6 大陸に 280 以上ある同社のデータセンターをコロケーションで利用し、HPE GreenLake のあらゆるサービスを稼働できるようにする契約を締結したことを2022年3月に発表( https://www.hpe.com/jp/ja/japan/newsroom/press-release/2022/041401.html )しました。お客様は、世界クラスのビジネスとクラウドとの連携とシームレスなエクスペリエンスの恩恵を1つの契約書、請求書そして統合サービス管理により享受することができます。
環境への配慮をさらに強化したグリーンITの時代が到来しています。HPE GreenLakeは、経営課題として重要性が高まっている一連のゴールや責務に対するコミットメントを実証し、お客様が顧客、社員、投資家からの期待に応えることができるよう支援します。
詳しくは、こちらのインフォグラフィックをご覧ください。
HPE GreenLake edge-to-cloudプラットフォームによるサステナビリティの推進
https://www.hpe.com/psnow/doc/a00112515jpn
注記
*1 https://www.sec.gov/news/press-release/2022-46
*2 世界経済フォーラムデジタルと環境目標の架け橋。 ビジネスアクションのためのフレームワーク:https://www3.weforum.org/docs/WEF_Bridging_Digital_and_Environmental_Goals_2021.pdf
*3 HPE GreenLakeと従来のCAPEX購入方法の比較によるエネルギーコスト削減額 リファレンスガイド:https://www.hpe.com/psnow/doc/a00111230enw
※本資料は、ヒューレット・パッカード エンタープライズ(本社:米国テキサス州ヒューストン、以下:HPE)が、2022年4月22日(現地時間)に公開した、HPE GreenLake Cloud ServicesのSVP & GM であるキース・ホワイト(Keith White)による英文ブログ記事に基づいて作成した日本語抄訳です。
https://www.hpe.com/us/en/newsroom/blog-post/2022/04/this-earth-day-consider-new-routes-to-sustainability-with-hpe-greenlake.html
■ ヒューレット・パッカード エンタープライズ(HPE)について
Hewlett Packard Enterprise (NYSE: HPE) は、グローバルedge-to-cloudカンパニーとして、あらゆる場所に蓄積される全てのデータの価値を解き放ち、事業の成果を加速させる支援をします。人々の生活そして働き方の向上を目指し、数十年にわたって未来の再考とイノベーションを重ね、HPEは独自でありながら、オープンでインテリジェントなテクノロジーソリューションをアズ・ア・サービスで提供しています。クラウドサービス、コンピュート、HPC & AI、インテリジェントエッジ、ソフトウェア、ストレージを全てのクラウドとエッジにわたって一貫したエクスペリエンスで提供することで、お客様が新たなビジネスモデルを創出し、新たなエンゲージメントを展開し、運用のパフォーマンスを最大化できるようサポートしています。詳細はwww.hpe.com でご確認ください。
■ プレスルーム
https://www.hpe.com/jp/ja/japan/newsroom/press-release.html
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