プレスリリース
【2022年IPO総まとめ】国内IPO企業数は91社!監査法人、主幹事、シ団シェアは?【Next IPO Club/IPOレポート Vol.008】
2022年に5社の新規上場企業を輩出した「Next IPO Club」が2022年のIPOをレポートします。
株式会社IR Robotics(本社:東京都千代田区、代表取締役 金 成柱、HP:http://ir-robotics.co.jp/)が運営する、本気でIPOを実現したい企業のための会員制コミュニティ「Next IPO Club」が2022年のIPO状況をレポートします。
本気でIPOを実現したい企業のための会員制コミュニティ「Next IPO Club」では、国内における2022年のIPO状況を調査いたしました。
▼調査概要
調査期間:2022年1月1日〜12月31日
調査機関:自社調査
調査対象:期間内に国内の取引所(東京証券取引所、名古屋証券取引所、福岡証券取引所、札幌証券取引所)に新規上場した企業
調査方法:各企業の有価証券報告書記載情報等を集計
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〈目次〉
●2022年のIPO概要
●2022年のIPO企業の詳細
1.市場別にみるIPO状況
(初値騰落率/資金調達額)
2.業種別にみるIPO状況
3.IPO企業の詳細情報
(本店所在地/設立年数/決算情報/潜在株式比率)
4.監査法人
5.主幹事証券
6.引受シ団
●今後の展望
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2022年のIPO概要
2022年の国内IPO企業数は91社で、リーマンショック後で最多の125社となった前年と比較すると大幅減少であったものの、近年の水準を維持した着地となりました。
資金調達額が100億円以上の大型IPOは1社(前年4社)、上場承認の取り下げは9社(前年4社)ありました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/54393/78/resize/d54393-78-cdc7a9afdb443d1631d3-13.jpg ]
<2022年のIPOの特徴>
・上場承認取り下げが9社(前年は4社)
・大型案件のIPOが上場承認後に承認取消を公表
・資金調達額が大幅減少
・4月に22年ぶりとなる株式市場の再編(東証、名証)
・Tokyo Pro Marketへの上場は過去最多の21社
IPO準備企業に影響を与えたであろう出来事として下記をピックアップします。
1)2月に起きたロシアのウクライナ侵攻が長期化したことによる物価の高騰/世界的な市況の悪化
2)米国の金融引き締め等による急速な円安
3)東京証券取引所が8月に「IPO等に関する見直しの方針について」を公表
■2022年は当会から5社の上場企業が誕生しました!
1.サンウェルズ/2022年6月27日 東証グロース上場(証券コード:9229)
2.AViC/2022年6月30日 東証グロース上場(証券コード:9554)
3.FCE Holdings/2022年10月27日 東証スタンダード上場(証券コード:9564)
4.monoAI technology/2022年12月20日 東証グロース上場(証券コード:5240)
5.エージェント・インシュアランス・グループ/2022年12月22日 名証メイン上場(証券コード:5836)
2022年 IPO企業の詳細
〈1〉市場別にみるIPO状況
2022年のIPO企業91社の内訳は下記の通りです。
・東証プライム 3社(東証一部1社含む)
・東証スタンダード 14社(東証二部3社、東証JASDAQ1社含む)
・東証グロース 70社(東証マザーズ10社含む)
・名証メイン 1社
・名証ネクスト 2社
・札証アンビシャス 1社
この他、TOKYO Pro Marketに21社の上場がありました。
■初値騰落率(市場別)
平均初値騰落率は45.0%で、前年(56.2%)と比べて11.2%減となりました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/54393/78/resize/d54393-78-8ad9207b16b33fa7fdac-0.jpg ]
※初値騰落率=(初値ー公募価格)÷公募価格
〈初値騰落率上位3社〉
第1位 ウェルプレイド・ライゼスト(東証グロース9565) 429.9%
公開価格 1,170円/初値 6,200円
第2位 サークレイス(東証グロース5029) 222.2%
公開価格 720円/初値 2,320円
第3位 ANYCOLOR(東証グロース5032) 214.4%
公開価格 1,530円/初値 4,810円
■資金調達額(市場別)
前年の資金調達額平均(16憶2590万円)から43.1%低下しました。
[画像3: https://prtimes.jp/i/54393/78/resize/d54393-78-b3daebf99541d6edf1a7-6.jpg ]
※資金調達額=公募価格×公開株数
〈資金調達額上位3社〉
第1位:スカイマーク(東証グロース9204)
152億6,078万円(公開価格¥1,170/公募株数 1,304万3,400株)
第2位 大栄環境(東証プライム9336)
47億2,500万円(公開価格¥1,350/公募株数 350万株)
第3位 FPパートナー(東証グロース7388)
39億0,000万円(公開価格¥2,600/公募株数 150万株)
〈2〉業種別にみるIPO状況
業種別に分類しました。
直近過去3年と同様に「情報・通信業」が最多、続いて「サービス業」が多くなりました。
[画像4: https://prtimes.jp/i/54393/78/resize/d54393-78-ff8d878c6f296c40efb6-10.jpg ]
情報・通信業(32社)
ライトワークス、エッジテクノロジー、BeeX、マーキュリーリアルテックイノベーター、セカンドサイトアナリティカ、サークレイス、モイ、トリプルアイズ、ANYCOLOR、ヌーラボ、HOUSEI、unerry、日本ビジネスシステムズ、eWeLL、ファインズ、キットアライブ、ポーターズ、グッピーズ、FIXER、リンカーズ、pluszero、POPER、tripla、スマートドライブ、オープンワーク、Rebase、monoAI technology、アイズ、note、jig.jp、BTM、ELEMENTS
サービス業(30社)
Recovery International、セイファート、CaSy、ビーウィズ、メンタルヘルステクノロジーズ、ギックス、エフビー介護サービス、フルハシEPO、ASNOVA、マイクロ波化学、サンウェルズ、M&A総合研究所、マイクロアド、AViC、INTLOOP、エアークローゼット、ジャパニアス、グラッドキューブ、プログリット、ビジネスコーチ、Atlas Technologies、FCE Holdings、ウェルプレイド・ライゼスト、大栄環境、トリドリ、INFORICH、コーチ・エィ、GENOVA、アソインターナショナル、スマサポ
不動産業(5社)
ストレージ王、クリアル、ヤマイチ・ユニハイムエステート、ホームポジション、property technologies
小売業(4社)
TORICO、ペットゴー、クラシコム、キューブ
医薬品(3社)
坪田ラボ、ティムス、サイフューズ
卸売業(3社)
フーディソン、アルファパーチェス、ダイワ通信
建設業(3社)
セレコーポレーション、ノバック、アップコン
食料品(2社)
ベースフード、サンクゼール
保険業(2社)
FPパートナー、エージェント・インシュアランス・グループ
その他製品(2社)
イメージ・マジック、イーディーピー
電気機器(1社)
ソシオネクスト
機械(1社)
守谷輸送機工業
空運業(1社)
スカイマーク
証券、商品先物取引業(1社)
SBIリーシングサービス
その他金融業(1社)
ジャパンワランティサポート
〈3〉IPO企業の詳細情報
■本店所在地
[画像5: https://prtimes.jp/i/54393/78/resize/d54393-78-cbb62810182b1bce2ee1-4.jpg ]
東京都(68社)
Recovery International、セイファート、ライトワークス、エッジテクノロジー、CaSy、BeeX、マーキュリーリアルテックイノベーター、ビーウィズ、イメージ・マジック、セレコーポレーション、TORICO、メンタルヘルステクノロジーズ、ギックス、セカンドサイトアナリティカ、サークレイス、モイ、ペットゴー、クリアル、トリプルアイズ、ANYCOLOR、ジャパンワランティサポート、坪田ラボ、M&A総合研究所、マイクロアド、AViC、INTLOOP、HOUSEI、unerry、エアークローゼット、日本ビジネスシステムズ、クラシコム、FPパートナー、ファインズ、プログリット、ポーターズ、グッピーズ、FIXER、キューブ、SBIリーシングサービス、ビジネスコーチ、リンカーズ、Atlas Technologies、FCE Holdings、pluszero、ベースフード、POPER、ティムス、tripla、ウェルプレイド・ライゼスト、サイフューズ、property technologies、スカイマーク、スマートドライブ、オープンワーク、Rebase、フーディソン、トリドリ、INFORICH、アイズ、note、エージェント・インシュアランス・グループ、コーチ・エィ、GENOVA、アソインターナショナル、アルファパーチェス、BTM、ELEMENTS、スマサポ
大阪府(5社)
マイクロ波化学、イーディーピー、eWeLL、グラッドキューブ、大栄環境
神奈川県(4社)
守谷輸送機工業、ジャパニアス、ソシオネクスト、アップコン
石川県(2社)
サンウェルズ、ダイワ通信
長野県(2社)
エフビー介護サービス、サンクゼール
愛知県(2社)
フルハシEPO、ASNOVA
兵庫県(2社)
ノバック、monoAI technology
北海道(1社)
キットアライブ
福井県(1社)
jig.jp
千葉県(1社)
ストレージ王
静岡県(1社)
ホームポジション
和歌山県(1社)
ヤマイチ・ユニハイムエステート
福岡県(1社)
ヌーラボ
■設立年数
設立から10年未満は38社(41.7%)、20年未満は67社(73.6%)となっています。
[画像6: https://prtimes.jp/i/54393/78/resize/d54393-78-1a844619e4592bef1079-9.jpg ]
<設立年数(昇順)>
1)property technologies(東証グロース5527)2年(2020/11/16設立)
2)ファインズ(東証グロース5125)3年(2019/3/15設立)
3)M&A総合研究所(東証グロース9552)4年(2018/10/12設立)
・・・・・
89)ノバック(東証スタンダード5079)57年(1965/4/28設立)
90)守谷輸送機工業(東証スタンダード6226)72年(1950/3/30設立)
91)フルハシEPO(東証スタンダード9221)74年(1948/2/5設立)
■決算情報
直前期の決算情報を集計しました。
[画像7: https://prtimes.jp/i/54393/78/resize/d54393-78-0ad23cec49ae8c52666d-3.jpg ]
■潜在株式比率
潜在株式を保有している企業は全体の87.9%(80社)でした。
最も高い潜在株式比率は21.7%、平均値は7.23%となりました。
[画像8: https://prtimes.jp/i/54393/78/resize/d54393-78-16085198f31f6e60f8c2-2.jpg ]
〈潜在株式比率上位10社〉
第1位:ペットゴー(東証グロース7140)21.7%
第2位:ジャパンワランティサポート(東証グロース7386)20.6%
第3位:キットアライブ(札証アンビシャス5039)17.1%
第4位:イメージ・マジック(東証マザーズ7793)16.7%
第5位:FCE Holdings(東証スタンダード9564)16.0%
第6位:BeeX(東証マザーズ4270)15.4%
第7位:TORICO(東証マザーズ7138)15.0%
第8位:INFORICH(東証グロース9338)13.9%
第9位:セカンドサイトアナリティカ(東証グロース5028)12.9%
第10位:サイフューズ(東証グロース4892)12.7%
〈4〉監査法人
大手4社(EY新日本、トーマツ、あずさ、PwCあらた)のシェアは51.6%、準大手5社(太陽、PwC京都、仰星、東陽、三優)のシェアは35.1%、大手・準大手合わせたシェアは85.7%となりました。
大手・準大手のシェアは維持しているものの、前年の92.0%と比較して6.3%減、2018年と比較すると12.0%減となっています。
[画像9: https://prtimes.jp/i/54393/78/resize/d54393-78-964d13c79e1583bddd5a-8.jpg ]
[画像10: https://prtimes.jp/i/54393/78/resize/d54393-78-828f20601996281ca28e-15.jpg ]
〈5〉主幹事証券
SMBC日興証券がトップとなり、2020年からトップを維持してきた野村證券は第5位に後退しました。
[画像11: https://prtimes.jp/i/54393/78/resize/d54393-78-7795059b3048b5ee6205-11.jpg ]
[画像12: https://prtimes.jp/i/54393/78/resize/d54393-78-a4913e051a07dad5fd85-5.jpg ]
<6>引受シ団
引受シ団の集計を行いました。
主幹事証券を含む幹事証券の平均社数は7.71社となりました。
また、引受シ団のランキングでは主幹事証券で第4位のSBI証券が89社でトップとなりました。SBI証券は主幹事証券も合わせて89社(97.8%)のIPOに幹事証券として参入していることになります。
[画像13: https://prtimes.jp/i/54393/78/resize/d54393-78-823477c746a2b4b966cc-7.jpg ]
今後の展望
2022年に株式市場に与えた主な要因として、2月に始まったロシアのウクライナ侵攻が長期化したことによる世界的な物価高騰、米国の金融引き締めによる海外機関投資家の供給減少、急速に進んだ円安などがあげられます。
国内では、6月に「新しい資本主義のグランドデザイン及び事項計画」が閣議決定され、これを軸に様々な経済政策が発表されていくとみられます。また、東京証券取引所は8月に「IPO等に関する見直しの方針について」を公表し、今後「IPOに関する諸施策について、順次、検討を進めていく」としています。
IPO準備中企業は、株式市場に与える市況変化を注視し、制度変更等への理解を深めていく必要がありそうです。
Next IPO ClubはIPOを目指す企業様のお力になれるよう、これからも尽力してまいります。
Next IPO Clubとは
[画像14: https://prtimes.jp/i/54393/78/resize/d54393-78-779bcc379f3941afa11e-12.png ]
2017年7月に発足した「Next IPO Club」は、本気でIPOを実現したい企業のための会員制コミュニティです。
IPOは1社1社ケースが違います。IPO準備段階における“必要な有益情報”を正しく回流させることで、事前に起こりうるトラフブルを回避し、健全に、会員企業が良いIPOを実現することを目指しています。
メインコンテンツは毎月開催している、IPOを実現された上場企業経営者を講師に招いた会員限定のセミナーです。上場における「後悔をしていること」「やっておいて良かったと思うこと」など、失敗談も成功談も含めながら実際の経験をもとにお話し頂いています。
■Next IPO Clubのミッション■
<ミッション1>
会員企業であるIPO準備中企業のリテラシー向上の一助となる
<ミッション2>
会員企業であるIPO準備中企業と市場関係者との“情報格差”を是正する
<ミッション3>
会員企業であるIPO準備中企業の健全なIPO実現に伴走する
■メインサービス■
1)実例ビジネスグロース講座(毎月第2水曜日/16:30〜)
2)実例IPO講座(毎月第3木曜日/16:30〜)
■対象企業属性■
<本会員>
監査法人との契約が決まっている企業様
<インキュベーション会員>
監査法人・証券会社との契約はまだ行っていないが「IPOについて情報収集したい」という企業様
Next IPO Club運営会社
社名:株式会社IR Robotics
代表:金 成柱
本社:東京都千代田区麹町5-3-23 WeWork 日テレ四谷ビル
事業内容:「成長企業がより成長させるプラットフォームになる」をスローガンに掲げ、上場企業を対象としたIR DX事業、上場企業/上場準備中企業を対象としたエデュケーション事業、ハイクラス人材と上場企業/上場準備企業をマッチングするCxO人材紹介事業を展開
会社HP: https://ir-robotics.co.jp/
Next IPO Club HP:https://next-ipo-club.jp/
※本リリースは、情報提供を目的としたものであり、投資その他の行為及び行動を勧誘するものではありません。本リリースに掲載される情報は、株式会社IR Robotics(以下、弊社)が信頼できると判断した情報をもとに、弊社が作成したものですが、内容の正確さは保証の限りではありません。本リリース及び本リリースに掲載の情報をいかなる目的で使用する場合においても、利用者の判断と責任において使用するものであり、使用の結果として何らかの損害が発生した場合でも、弊社は理由のいかんを問わず、いかなる責任も負いません。
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