プレスリリース
【Duolingo Language Report 2024】Duolingo、世界・日本の学習トレンドを発表。世界で最も学習熱心な国1位は「日本」!
国内での語学学習方法は「アプリ」が最多。10代の約4人に1人がChatGPTなど会話型AIツールの活用経験あり。自由度が高いというメリットはある一方、臨場感の少なさなどの課題も。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/69537/54/69537-54-2dfed5a14c0e713a5ca7b9e54a3deb99-900x600.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
世界で最も人気のある語学学習アプリ「Duolingo」を提供するDuolingo, Inc. (本社所在地:米国ペンシルベニア州ピッツバーグ, 以下Duolingo)は、月間アクティブユーザーが世界で1億1,300万人を超えるDuolingoのユーザーデータに基づき、語学学習の動向を調査した年次レポート『Duolingo Language Report 2024』(以下、DLR2024) を発表しました。さらにDLR2024と連動して、各都道府県100名の計4,700名を対象とした日本国内の語学学習の動向を探る年次調査『日本国内における語学学習に関する調査』 (以下、国内調査) を実施しました。
※本調査結果をご利用いただく際は、必ず『Duolingo Language Report 2024』調べと明記ください。
レポート全体はこちらからダウンロードしてご覧ください
主な調査トピックス
◆DLR2024
- 最も学習熱心な国、日本が1位に返り咲き!英語学習において最も熱心な国としてもランクイン- 世界で最も人気のある言語ランキング、トップ5位の顔ぶれは昨年と変わらず。日本は4年連続の5位に- Duolingoで英語が最も学ばれている国の数は前年より10%以上増加し、過去最高の135カ国に!- 英語は学術的および職業的な機会の向上を目的に学習する人が多い一方で、趣味や娯楽のために語学を学ぶ人も
◆国内調査
- 学習方法、アプリが昨年に続いて1位を獲得。ChatGPTが昨年より4.8ポイント伸ばし、現在語学学習で活用している人が1割を超える結果に。- 13.3%が「ChatGPTやBingなどの会話型AIツールを語学学習に活用したことが “ある”」と回答。10代では約4人に1人が活用経験あり- 会話型AIツールは質問の自由度が高く、学習時間が縛られないメリットがある一方で、臨場感の少なさ、信頼性、プロンプト作成の手間などの課題も- 3人に1人が「通訳・翻訳ツールに頼らず、自分で語学力を身につけたい」と回答。理由は「自己成長や自己肯定感に繋がるから」- 英語力に自信がある人はわずか1割、英語レベルは初心者が8割、と昨年と大きく変わらず- 約3人に1人が語学学習に前向きで、特に若年層が前向きな傾向
【『Duolingo Language Report 2024』 調査結果】(一部抜粋)
◆最も学習熱心な国、日本が1位に返り咲き!
学習時間の平均値に基づく「最も熱心な学習者が多い国」のランキングで、悔しくもベラルーシに1位の座を譲った日本ですが、2024年は1位に返り咲きました。ベラルーシは4位に後退し、チェコが2位、3位がハンガリー、2022年・2023年にトップ5にランクインしなかったドイツが順位を挙げて5位にランクインしました。
最も学習熱心な国
1位:日本、2位:チェコ、3位:ハンガリー、4位:ベラルーシ、5位:ドイツ
◆世界で最も人気のある語学ランキングで、日本語は4年連続で5位と安定の人気度
Duolingo内で人気のある学習言語トップ10に入る言語の顔ぶれは昨年と変わらず、特に上位5位までは順位に変動もありませんでした。日本語は2024年も世界で5番目に人気な言語となり、2021年から4年連続の記録を維持しています(2020年は6位)。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/69537/54/69537-54-dd668881eb6558404d5580025b2500e9-1266x1266.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
◆英語学習者が世界でさらに増加
2024年も英語は世界で最も人気のある学習言語であり、英語が第1位となった国の数は昨年より10%以上増加し、過去最高の135カ国に達しました。他言語が「趣味」「娯楽」のために学習されるのに対し、多くの地域で英語学習者は自らのスキル向上や自己成長のために学習を続けていることが明らかになりました。
レポート本編では、昨年ランキングとの比較やより詳細なデータなどがご覧いただけます。
【Duolingo Language Report 2024調査概要】
本調査は2023年10月1日から2024年9月30日までの間にDuolingoで言語を学習した学習者の情報が含まれています。
データは学習者のプライバシーを確保するため、国別集計は、こちらに概説されている国際的に認知された独立した自治体に基づいています。年齢と学習の動機に関するデータは自己申告であり、13歳未満の学習者はすべての分析から除外されています。また、学習者のプライバシー保護の観点から、Duolingo学習者数が5,000人未満の国はランキングより除外しています
※本調査の結果をご利用いただく際は、必ず『Duolingo Language Report 2024』調べと明記ください。
【日本国内における語学学習に関する調査結果】(一部抜粋)
年次調査『日本国内における語学学習に関する調査 』 (以下、国内調査) では、Duolingoのユーザーに限らない、日本語を母国語とする15~59歳の男女4,700名に対してインターネット調査を実施しました。本調査では、語学学習の方法の変化やトレンドについて分析しています。
◆昨年に続いて、アプリ学習が1位に。語学学習にChatGPTを活用する人が1割を超える
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/69537/54/69537-54-6601879f767a152187165fdb2484abb0-1920x1080.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
現在語学学習をしている人に対して、学習方法について尋ねたところ、近年のトレンドを反映した興味深い結果が得られました。依然として「アプリ」が根強い人気を誇り、学習者のうち58.3%が利用していると回答しました。続いて、「YouTubeやNetflixなどの動画サービス」(37%)、「教本」(35.6%)がランクインし、昨年から大きな順位の変動は見られませんでした。
一方で、昨年に比べて利用率が伸びたのが「ChatGPT」でした。昨年は語学学習者のうち6.1%が利用していたのに対して、今年は10.9%と1割を超え、学習方法の中で最も伸び率が高い結果となりました。特に20代、30代では「対面レッスン」や「ラジオ」などよりも利用者が多く、語学学習の新たな選択肢の1つとして活用されているようです。
◆13.3%が「ChatGPTやBingなどの会話型AIツールを語学学習に活用したことが “ある”」と回答。10代では約4人に1人が活用経験あり
さらに、現在語学学習をしているかどうかに関わらず、4,700人を対象に「ChatGPTやBingなどの会話型AIツールを語学学習に活用したことがありますか?」と尋ねたところ、13.3%が「はい」と回答。特に10代では27.8%、20代では15.0%が活用経験があると答えており、若年層を中心にAIを活用した語学学習が広がりつつあることがうかがえます。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/69537/54/69537-54-2c5711b56dda56df8375616793d25992-1920x1080.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
◆語学学習に会話型AIツールを活用したことがある4人に1人が「人との会話に比べて緊張せず、恥ずかしくない」というメリットを感じている。一方で、臨場感の少なさ、信頼性、プロンプト作成の手間などの課題も。
語学学習に会話型AIツールを活用したことがある人を対象に、語学学習における会話型AIツールのメリットを聞いたところ「自由に質問できる・自由度が高い(58.9%)」「24時間利用できる(52.1%)」「人との会話に比べて緊張せず、恥ずかしくない(28.8%)」が挙げられました。
一方で、同対象に会話型AIツールの課題について尋ねたところ、「機械的なやりとりや臨場感の少なさ」(30.0%)が最も多く、「回答が正確であるか不安」(25.6%)など、AIの精度や正答率に対する信頼感の問題が指摘されました。また、「適切なプロンプトの作成が難しい」(23.2%)や、「自身に適した正しい学習方法か分からない」(23.0%)などが挙げられています。これらの結果から、“リアルな人だと恥ずかしいが、人と話しているような臨場感や緊張感は求めたい”という複雑なニーズが背景にあると考えられます。さらにChatGPTなど活用したことのある人が増加する中で、AIツールを活用する上で学習者自身が適切な指示を与えなければならないことに対する負担が課題として残っていることが分かりました。
◆3人に1人が「通訳・翻訳ツールに頼らず、自分で語学力を身につけたい」と回答。テクノロジーの進化でも、自己成長を目的に語学学習に取り組んでいる結果に
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/69537/54/69537-54-301dbcedfc920e29b69a0f722f842712-1920x1080.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
「通訳・翻訳ツールに頼らず、自分で語学力を身につけたいと思いますか?」という質問に対し、37.9%の回答者が「はい」と答えました。その理由についても尋ねたところ、最も多かった回答は「自己成長や自己肯定感に繋がるから」(25.8%)でした。続いて、「遅延のない自然なコミュニケーションがしたいから」(25.3%)、「異文化理解のため」(24.5%)が挙げられています。
これらの結果から、多くの人が単なるツールの利便性を超えて、自分自身の成長や異文化への理解を深める目的で語学学習に取り組んでいることがわかります。たとえテクノロジーが進歩しても、語学を学ぶことそのものがもたらす価値や、人と人との自然なコミュニケーションという部分に高いニーズがあると考えられます。
レポート本編では語学学習への意欲や英語力への自信などに関する都道府県別ランキングをはじめ、AIツールを活用した語学学習の実態、推し活需要からの語学学習動向などがご覧いただけます。
レポート全体はこちらからダウンロードしてご覧ください:https://drive.google.com/file/d/1NbH4INv_CY2sJyo1xIqZhSoF_4SdfKPV/view?usp=drive_link
【調査概要】
調査対象:母国語が日本語である、各都道府県男女100名
調査期間:2024年11月8日〜11月11日
調査方法:インターネット調査
有効回答人数:4,700名
※本調査結果をご利用いただく際は、必ず『Duolingo Language Report 2024』調べと明記ください。
Duolingoについて
Duolingo(www.duolingo.com) は、最も人気のある言語学習プラットフォームであり、世界で最もダウンロードされている教育アプリです。まるでゲームをしているかのような感覚で楽しく続けられる学習法が支持されています。当社は「誰もが利用できる、世界最高の教育を開発すること」をミッションに掲げ、42の異なる言語に加え、同じアプリ内で数学や音楽といった多教科コースを提供しています。アプリには最先端のAI技術を活用しており、ユーザー一人ひとりに個別最適化された効果的な学習が可能です。また、Duolingoはいつでもどこでも手ごろな価格で受けられるオンライン英語試験“Duolingo English Test” も提供しており、試験結果は世界5,500以上の教育機関で語学力証明として採用されています。
プレスリリース提供:PR TIMES