プレスリリース
TBSが電子マンガ・プラットホーム「NAVER WEBTOON」(韓国シェア1位)と縦読み電子マンガwebtoon制作会社を韓国に設立
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TBSは、韓国最大手のIT企業NAVER(ネイバー)のグループ会社で、電子マンガ・プラットホームシェア韓国1位のNAVER WEBTOON(ネイバー・ウェブトゥーン)社および、マンガ制作会社SHINE Partners(シャインパートナーズ)社と3社合弁で、韓国に縦読み電子マンガwebtoonを制作する新会社「Studio TooN(スタジオ・トゥーン)」を設立することで合意した。
スマートフォンなどデジタル機器で読む縦スクロール式の電子マンガ「webtoon」は、発祥地である韓国をはじめ、欧米・東南アジアなどで急速に市場を拡大している。
また、世界を席巻している韓国ドラマの原作としても、今やwebtoonは欠かすことができないものになっている。
TBSは、この新会社「Studio TooN(スタジオ・トゥーン)」を通してwebtoon制作事業に乗り出す。そして、日韓のクリエイターたちと世界を視野にオリジナルwebtoon作品を開発し、ドラマやアニメなどへ映像化することで、TBSコンテンツを充実させるグローバルIP戦略を進める。
なおTBSが韓国にグループ会社を設立するのも初めての試みとなる。
今回の新会社設立に関して、TBSテレビ社長の佐々木卓は「webtoonという新分野へのTBSの挑戦を、韓国のみならず世界一であるNAVER WEBTOON社および日本での先駆者SHINE Partners社の協力を得て実現できることとなり感謝している。今後はwebtoonを原作としたTBSの映像作品にも期待してほしい」と述べた。
NAVER WEBTOONのキム・ジュンク(金俊九)代表取締役社長は「webtoon作品は映像化されることで読者数がさらに大きく伸びる。今回TBSという日本の映像制作のトップ企業と組むことができて非常にうれしく思っている。一緒にwebtoonをさらに発展させていきたい」と述べた。
Studio TooNの代表取締役社長には、SHINE Partnersの岩本炯沢社長が就任する。
■新会社Studio TooN 概要(予定)
2022年5月設立、6月業務スタート予定。
本社所在地・韓国ソウル、代表取締役社長・岩本炯沢(いわもとけいた)。
主な業務内容:電子マンガwebtoonの企画・開発・制作・版権管理。
■webtoon(ウェブトゥーン)とは
スマートフォンなどの電子機器で読む電子マンガの形態の1つで、韓国で開発され、今や全世界に普及しつつある。オールカラーが標準で、縦長のリボン状のマンガ画面を下へ下へと一コマずつ読み進む。日本のマンガの「白黒が標準」「右から左へと横に読み進む」「1ページにいくつかのコマが合わさっている」スタイルとは対照的である。
■NAVER WEBTOON社について
韓国最大手のIT企業NAVER(ネイバー)グループに属し、日本で「LINEマンガ」を運営するLINE Digital Frontier社の韓国系列会社。同社が運営する電子コミックサービス「NAVER WEBTOON」は、2004年に韓国を代表する検索ポータル「NAVER(ネイバー)」のサービスの一つとしてスタートした。2017年5月に子会社として独立し、現在、世界各地のグループ会社によるプラットホームの連合体 “WEBTOON worldwide service”を通じて世界10ヶ国語で8,200万のユーザーにwebtoonを提供している。NAVER WEBTOON原作の「女神降臨」、「地獄」(原題)、「今、私たちの学校は...」などが映像化されて人気を集めるなど、オリジナルのwebマンガ、web小説IPを元にした映画、ドラマ、出版など多様な付加価値ある産業に事業領域を拡大している。
■SHINE Partners社について
2016年設立。創業者であり社長の岩本氏が、webtoonの黎明期に韓国でマンガ編集プロダクションに従事した経験を活かし、日本帰国後に当時は日本唯一のwebtoonに特化したスタジオとして起業したマンガ制作会社。主なオリジナル作品に「リベンジ・ラブ」「大切な日はいつも雨」など。
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