プレスリリース
2021年の新規上場企業総まとめ!新規上場企業の都道府県、決算情報、初値騰落率、潜在株式比率などの集計を行いました!【Next IPO Club/IPOレポート Vol.006】
本気でIPOを実現したい企業のための会員制コミュニティ「Next IPO Club」が2021年のIPO状況をレポートします。
株式会社IR Robotics(本社:東京都千代田区、代表取締役 金 成柱、HP:http://ir-robotics.co.jp/)が運営する、本気でIPOを実現したい企業のための会員制コミュニティ「Next IPO Club」が2021年のIPO状況をレポートします。
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本気でIPOを実現したい企業のための会員制コミュニティ「Next IPO Club」では国内における2021年のIPO状況を調査いたしました。
2021年は、2020年に引き続き緊急事態宣言などで多くの人々の生活が制限された一方で、8月には東京オリンピック開催、10月には岸田新政権発足など、大きなニュースもありました。
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〈目次〉
●2021年のIPO概要
●2021年IPO企業の詳細
1.IPO企業の本店所在地と設立年代
2.監査法人ランキング
3.主幹事証券ランキング
4.市場区分別にみるIPO状況
5.業種別にみるIPO状況
6.決算情報と潜在株式比率
●2022年の展望
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2021年のIPO概要
2021年のIPO企業数は125社(前年比+32社)、リーマン・ショック前2006年の188社以降で最多となりました。
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2021年のIPOの特徴として、下記があげられます。
・”東京一極集中”(東京に本店所在地をおく企業が67.2%)
・監査法人は大手以外の実績増(2020年から引き続き)
・共同主幹事証券の上場は4社(前年比+4社)
・資金調達額100億円以上の大型IPOが4社(前年比+4社)
・TOKYO PRO Market上場企業が過去最多の13社
■2021年はNext IPO Clubから9社の新規上場が誕生しました!
1.株式会社Enjin/2021年6月18日 東証マザーズ上場(証券コード:7370)
2.株式会社アイドマ・ホールディングス/2021年6月23日 東証マザーズ上場(証券コード:7373)
3.株式会社アシロ/2021年7月20日 東証マザーズ上場(証券コード:7378)
4.株式会社フューチャーリンクネットワーク/2021年8月20日 東証マザーズ上場(証券コード:9241)
5.ジェイフロンティア株式会社/2021年8月27日 東証マザーズ上場(証券コード:2934)
6.株式会社ラストワンマイル/2021年11月24日 東証マザーズ上場(証券コード:9252)
7.株式会社ブロードエンタープライズ/2021年12月16日 東証マザーズ上場(証券コード:4415)
8.株式会社CS-C/2021年12月24日 東証マザーズ上場(証券コード:9258)
9.株式会社セキュア/2021年12月27日 東証マザーズ上場(証券コード:4264)
2021年IPO企業の詳細
〈1〉IPO企業の本店所在地と設立年代
■本店所在地
IPOにおける”東京一極集中”の状態は例年に引き続きました。
東京に本社をおく企業のIPOは84社(67.2%)で、その他の都道府県は10社以下にとどまりました。
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東京都(84社)
(株)ラキール、(株)アシロ、(株)ランドネット、(株)サーキュレーション、ブレインズテクノロジー(株)、(株)デリバリーコンサルティング、(株)シイエヌエス、ジェイフロンティア(株)、モビルス(株)、(株)コアコンセプト・テクノロジー、ユミルリンク(株)、シンプレクス・ホールディングス(株)、(株)レナサイエンス、(株)リベロ、(株)デジタリフト、セーフィー(株)、(株)プロジェクトカンパニー、(株)ワンキャリア、(株)CINC、(株)Photosynth、日本調理機(株)、(株)GRCS、(株)AB&Company、(株)サイエンスアーツ、(株)ラストワンマイル、スローガン(株)、(株)ボードルア、のむら産業(株)、(株)フレクト、(株)ネットプロテクションズホールディングス、(株)JDSC、グローバルセキュリティエキスパート(株)、(株)ラバブルマーケティンググループ、リニューアブル・ジャパン(株)、(株)サクシード、(株)網屋、(株)サインド、THECOO(株)、(株)ハイブリッドテクノロジーズ、(株)エクサウィザーズ、(株)エフ・コード、サスメド(株)、ニフティライフスタイル(株)、(株)セキュア、アジアクエスト(株)、Institution for a Global Society(株)、(株)アクシージア、(株)WACUL、(株)アピリッツ、(株)coly、(株)ヒューマンクリエイションホールディングス、ウイングアーク1st(株)、(株)ココナラ、(株)SharingInnovations、(株)ジーネクスト、(株)ベビーカレンダー、(株)イー・ロジット、ブロードマインド(株)、AppierGroup(株)、スパイダープラス(株)、(株)セルム、(株)紀文食品、サイバートラスト(株)、ビジョナル(株)、(株)ネオマーケティング、(株)テンダ、全研本社(株)、(株)ペルセウスプロテオミクス、(株)ペイロール、(株)アイドマ・ホールディングス、(株)HCSホールディングス、ベイシス(株)、(株)アルマード、(株)ステムセル研究所、(株)コンフィデンス、(株)BlueMeme、(株)Waqoo、(株)プラスアルファ・コンサルティング、(株)ROBOT PAYMENT、PHCホールディングス(株)、(株)TrueData、(株)Finatextホールディングス、(株)CS-C、Green Earth Institute(株)
大阪府(10社)
(株)コラントッテ、タンゴヤ(株)、(株)アスタリスク、(株)ブロードエンタープライズ、(株)ライフドリンク カンパニー、(株)i-plug、ステラファーマ(株)、テスホールディングス(株)、(株)Enjin、BCC(株)
愛知県(7社)
日本エコシステム(株)、三和油化工業(株)、(株)アールプランナー、表示灯(株)、(株)ファブリカコミュニケーションズ、ワンダープラネット(株)、セレンディップ・ホールディングス(株)
神奈川県(4社)
(株)クルーバー、(株)QDレーザ、(株)アイスコ、(株)アイ・パートナーズフィナンシャル
福岡県(4社)
株式会社フロンティア、メディア総研(株)、室町ケミカル(株)、HYUGA PRIMARY CARE(株)
千葉県(3社)
(株)フューチャーリンクネットワーク、(株)ジィ・シィ企画、(株)タカヨシ
京都府(2社)
(株)長栄、(株)T.S.I
茨城県(2社)
日本電解(株)、AIメカテック(株)
滋賀県(1社)
湖北工業(株)
兵庫県(1社)
(株)デコルテ・ホールディングス
広島県(1社)
ドリームベッド(株)
岐阜県(1社)
(株)メイホーホールディングス
富山県(1社)
(株)シキノハイテック
静岡県(1社)
(株)Geolocation Technology
山梨県(1社)
(株)オキサイド
海外(2社)
YCPホールディングス(グローバル)リミテッド(シンガポール)、オムニ・プラス・システム・リミテッド(シンガポール)
■設立年数
2010年代設立の企業が39社と最も多く、設立年数の平均はIPO企業全体で18.8年でした。
設立の最も新しい企業は2021年3月設立のYCPホールディングス(グローバル)リミテッド、最も古い企業は1947年設立の室町ケミカル株式会社となりました。
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■設立年数と市場・本店所在地の関係
東京以外の地方に本店を構える企業は2000年以降設立の97社のうち25社(25.8%)、1999年以前設立の企業28社のうち16社(57.1%)となりました。地方のIPO企業は比較的設立年数が長いといえます。
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〈2〉監査法人ランキング
■監査法人の実績
大手以外の監査法人の実績の増加は2020年から引き続いている状況です。
監査法人大手4法人(EY新日本、あずさ、トーマツ、PwCあらた)と準大手5法人(太陽、PwC京都、仰星、東陽、三優)を除く、中小監査法人の実績は2019年は3法人(監査は4社)であったのに対し、2020年は8法人(監査は9社)、2021年は9法人(監査は10社)となっています。
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■2021年 監査法人ランキング
第1位 EY新日本有限責任監査法人 33社
第2位 有限責任あずさ監査法人/有限責任監査法人トーマツ 19社
第4位 太陽有限責任監査法人 17社
第5位 PwC京都監査法人 8社
近年の”監査難民”問題が解消されてきている傾向だと見受けられます。
今年初実績のあった監査法人は来年以降も引き続き実績を積み重ね、これから上場を目指す企業の強い味方になってくれるでしょう。
〈3〉主幹事証券ランキング
■証券会社の実績
野村證券は前年と同じくトップを維持したものの、みずほ証券が大きくシェアを伸ばし野村證券に並びました。
SMBC日興証券は前年と同じく3位でしたが、4社の共同主幹事となっています。SBI証券は2020年に伸ばしたシェアを引き続き維持し、2019年に比べ2倍以上の主幹事証券を引き受ける結果となりました。
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■2021年 主幹事証券ランキング
第1位 野村證券(株)/みずほ証券(株) 27社
第3位 SMBC日興証券(株) 22社
続いて、SBI証券(株)(18社)、大和証券(株)(12社)という結果となりました。
■共同主幹事証券
共同主幹事証券の上場は下記4社(前年比+4社)です。
・PHCホールディングス(株):三菱UFJモルガン・スタンレー証券(株)、SMBC日興証券(株)
・スローガン(株):SMBC日興証券(株)、マネックス証券(株)
・(株)ライフドリンク カンパニー:SMBC日興証券(株)、大和証券(株)
・(株)ネットプロテクションズホールディングス:大和証券(株)、SMBC日興証券(株)
〈4〉市場区分別にみるIPO状況
■資金調達額
※(資金調達額)=(公募価格)×(公募株数)にて算出した値です。
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■大型IPO
2021年は資金調達額100億円以上の大型IPOが4社ありました。(前年比+4社)
[画像10: https://prtimes.jp/i/54393/47/resize/d54393-47-e06bedfd50f7dba4ec86-11.png ]
第1位:PHCホールディングス(株)(東証第一部)
214億8,800万円(公開価格 ¥3,250/公募株数 661万1,700株)
第2位:AppierGroup(株)(東証マザーズ)
145億6,160万円(公開価格 ¥1,600/公募株数 910万1,000株)
第3位:テスホールディングス(株) (東証第一部)
119億(公開価格 ¥1,700/公募株数 700万株)
第4位:ビジョナル(株) (東証マザーズ)
106億3,850万円(公開価格 ¥5,000/公募株数 212万7,700株)
〈5〉業種別にみるIPO状況
■初値騰落率
初値騰落率の平均は156.1%(2019年度は74.8%、2020年度は129.9%)と高水準を記録しました。
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■2021年 初値騰落率ランキング
第1位 (株)アピリッツ(東証JASDAQ) 475%
第2位 (株)WACUL(東証マザーズ) 442%
第3位 サイバートラスト(株)(東証マザーズ) 416%
第4位 (株)ラバブルマーケティンググループ(東証マザーズ) 385%
第5位 (株)アイ・パートナーズフィナンシャル(東証マザーズ) 317%
■時価総額
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■2021年 時価総額ランキング(初値/1000億円以上)
第1位 PHCホールディングス(東証第一部)3836億8200万円
第2位 ビジョナル(株)(東証マザーズ)2544億7600万円
第3位 AppierGroup(株)(東証マザーズ)2027億4100万円
第4位 セーフィー(株)(東証マザーズ)1646億4400万円
第5位 (株)ネットプロテクションズホールディングス(東証第一部)1329億300万円
第6位 (株)プラスアルファ・コンサルティング(東証マザーズ)1089億3600万円
〈6〉決算情報と潜在株式比率
■決算情報
申請期に経常損失を計上した赤字上場は20社となりました(前年比+7社)。
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■潜在株式比率
潜在株式を保有している企業は全体の87.2%(109社)で、潜在株式比率が20%以上は2.4%(3社)、10%以上は33.6%(42社)となり、最も高い潜在株式比率は26.9%、全体の平均は8.27%でした。
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■潜在株式比率上位10社
第1位 シンプレクス・ホールディングス(株) 26.90%
第2位 (株)オキサイド 22.85%
第3位 デリバリーコンサルティング 20.30%
第4位 (株)アピリッツ 20.00%
第5位 コアコンセプト・テクノロジー 20.00%
第6位 (株)ファブリカコミュニケーションズ 18.95%
第7位 (株)ジーネクスト 18.80%
第8位 ブロードマインド(株) 18.20%
第9位 ベイシス(株) 18.00%
第10位 (株)アシロ 17.00%
2022年のIPO市場の展望
来年以降も大型上場の増加傾向が継続し、共同主幹事のIPOも増加すると考えられます。
また、申請期で損失を計上する赤字上場の増加傾向も継続するとみられます。
2021年のIPO市場が活況となった背景の一つとして、2022年4月に予定されている東京証券取引所の市場再編が挙げられます。
現在の4つの市場編成(東証一部/東証二部/JASDAQ/マザーズ)から、3つの市場(プライム/スタンダード/グロース)へ再編されます。なお、TOKYO PRO Market(以下TPM)はそのままで変更ありません。
2022年は地方取引所の動きにも注目です。
2021年はTPMへ過去最多となる13社が上場し、例年通り地方企業の上場が中心でした。
TPMから本則市場へのステップアップ上場も2社あり、さらにその両社とも福岡証券取引所への上場でした。
このTPMから地方を含む本則市場へのステップアップ上場の動きは今後も継続する傾向にあるとみられます。
2022年は市場再編によりIPO準備中の企業、IPOを検討中の企業にとって、市場の動向から目が離せない年になりそうです。
Next IPO ClubはIPOを目指す企業様のお力になれるよう、これからも尽力してまいります。
Next IPO Clubとは
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2017年7月に発足した「Next IPO Club」は、本気でIPOを実現したい企業のための会員制コミュニティです。
IPOは1社1社ケースが違います。IPO準備段階における“必要な有益情報”を正しく回流させることで、事前に起こりうるトラブルを回避し、健全に、会員企業が良いIPOを実現することを目指しています。
メインコンテンツは毎月開催している、IPOを実現された上場企業経営者を講師に招いた会員限定のセミナーです。上場における「後悔をしていること」「やっておいて良かったと思うこと」など、失敗談も成功談も含めながら実際の経験をもとにお話し頂いています。
詳しくはこちら→https://next-ipo-club.jp/
■Next IPO Clubのミッション■
<ミッション1>
会員企業であるIPO準備中企業のリテラシー向上の一助となる
<ミッション2>
会員企業であるIPO準備中企業と市場関係者との“情報格差”を是正する
<ミッション3>
会員企業であるIPO準備中企業の健全なIPO実現に伴走する
■セミナー内容■
※すべての講師に同じ内容でお話頂いております。
1.事業内容・主力事業がなぜIPOできるまでに成長したか
2.IPO意思決定期について
-IPOを目指したきっかけや理由
-監査法人/主幹事証券の選定理由
3.N-3期〜N期に起こったあれこれ
-“あの時これをやっておけば良かった…”と後悔していることは?
-IPO準備期間に起こった、想定外のトラブルは?
4.御社ならではの審査における論点は?
-証券審査における論点
-東証審査における論点
5.公開価格決定のプロセスにおける証券会社との交渉の“舞台裏”
6.上場後の振り返り・総括
■今後の月例IPOセミナー開催予定■
※毎月第3木曜日に開催
【1月度講師】
株式会社オンデック(東証マザーズ7360)代表取締役社長 久保 良介 氏
【2月度講師】
株式会社アシロ(東証マザーズ7378)代表取締役社長 中山 博登 氏
【3月度講師】
全研本社株式会社(東証マザーズ7371)代表取締役社長 林 順之亮 氏
【5月度講師】
株式会社ロボットペイメント(東証マザーズ4374)代表取締役 清久 健也 氏
【6月度講師】
かっこ株式会社(東証マザーズ4166)代表取締役CEO 岩井 裕之 氏
Next IPO Club運営会社
概要社名:株式会社IR Robotics
代表:金 成柱
本社:東京都千代田区麹町5-3-23 WeWork 日テレ四谷ビル 6F
事業内容:「成長企業がより成長させるプラットフォームになる」をスローガンに掲げ、上場企業を対象としたIR DX事業、上場企業/上場準備中企業を対象としたエデュケーション事業、ハイクラス人材と上場企業/上場準備企業をマッチングするCxO人材紹介事業を展開
会社HP: https://ir-robotics.co.jp/
Next IPO Club HP:https://next-ipo-club.jp/
※本リリースは、情報提供を目的としたものであり、投資その他の行為及び行動を勧誘するものではありません。本リリースに掲載される情報は、株式会社IR Robotics(以下、弊社)が信頼できると判断した情報をもとに、弊社が作成したものですが、内容の正確さは保証の限りではありません。本リリース及び本リリースに掲載の情報をいかなる目的で使用する場合においても、利用者の判断と責任において使用するものであり、使用の結果として何らかの損害が発生した場合でも、弊社は理由のいかんを問わず、いかなる責任も負いません。
プレスリリース提供:PR TIMES