プレスリリース
〜コールセンターや議事録作成支援等、従来高度な音声認識を導入しづらかった領域での活用が可能に〜
AI(人工知能)やLINEを使って企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援する株式会社サイシード(本社:東京都新宿区、代表取締役:松尾陽二、以下 サイシード)と株式会社JDSC(本社:東京都文京区、代表取締役社長:加藤 エルテス 聡志、以下 JDSC)は、音声認識AIを共同開発し、国内最高級の音声認識精度を実現したことをお知らせいたします。認識精度が従来製品と比べて大幅に向上したことにより、コールセンターや議事録作成支援等、従来、高度な音声認識を導入しづらかった領域での活用が可能になりました。
共同研究成果の概要
共同研究により生み出された独自の学習アルゴリズムとデータリソースにより、日本語音声において他社製品を超える認識精度を達成しました(サイシード調べ)。
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=om8vj12DOvM ]
[画像1: https://prtimes.jp/i/40467/41/resize/d40467-41-791f1959b0d105dbb20c-1.png ]
[画像2: https://prtimes.jp/i/40467/41/resize/d40467-41-d63784c829ba0a6de8ea-2.png ]
また、雑音が多く一般に音声認識が困難とされている「電話音声」に特化したAIの独自開発も行い、こちらも他社製のAIを大きく凌ぐ性能を示しています。
[画像3: https://prtimes.jp/i/40467/41/resize/d40467-41-cb12da848b16645ee033-3.png ]
本共同開発では、サイシードが培ってきた音声認識の知見、JDSCが持つアカデミックな知見、アルゴリズム開発のノウハウを合わせることで、上記性能を達成しました。
音声認識 AI の開発背景
サイシードはこれまでコールセンター内のDXを促進する製品を開発してきました。
コールセンターの音声解析は、オペレーターが適切な窓口に素早くお客様をつなぐ等の対応業務効率化を進める上で非常に重要度の高い技術です。しかし、従来のAIでは電話音声の認識精度が低く、実際にコールセンターの業務改善までつなげることが困難でした。
また、大量の個人情報を扱うため、海外のサーバーを利用することや、インターネットにデータを送信することが導入の障害となっていました。
これらの背景から
・高い認識精度
・オフラインで利用可能
・特定領域の音声認識に最適化可能
という特徴を持つ音声認識AIの開発に取り組んでまいりました。今後の展望として、コールセンターに代表されるように品質やセキュリティの観点から自動音声認識の導入が困難であった領域でのサービス展開を予定しております。
サイシードに関して
株式会社サイシードは、AI(人工知能)を活用し会話形式でユーザーの疑問を自己解決させるAI搭載高性能チャットボット『sAI Chat』と、顧客の入力した自然文(≒話し言葉)を適切に捉え最適な回答を提示する『sAI Search』というサービスを提供しています。社内外からの問い合わせの自己解決、社内のナレッジサポート機能として活用していただいています。AIを活用していることで、正確に素早く社内に眠った知(=ナレッジ)へのアクセスを可能とし、顧客満足度の向上・業務効率化に貢献していきます。
社名 :株式会社サイシード (http://www.sciseed.jp/)
本社 :東京都新宿区西新宿6-18-1 住友不動産新宿セントラルパークタワー19F
代表者 :代表取締役 松尾陽二
設立 :2015年2月
事業内容:AIソリューション事業、広告・メディア事業
JDSCに関して
JDSC(https://jdsc.ai/)は、物流最適化や需要予測、フレイル検知や教育など、基幹産業を中心とした幅広い分野で、一気通貫型の高付加価値なAIソリューションを提供しています。アルゴリズムモジュールの開発とライセンス提供事業、ITシステムの開発と運用事業、データサイエンスに関するビジネスマネジメント事業を行い、業界全体の課題解決にAIを活用し、日本の産業のアップグレードを目指しています。
《JDSCの3つの特長》
1. AIアルゴリズムに関する技術面での豊富な知見
2. AIによる解決策の提示から実行まで一気通貫で支援するビジネス面での高い執行能力
3. 大手企業との共同開発と産業横展開を両立する生産性の高いビジネスモデル
プレスリリース提供:PR TIMES