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現代美術家 松山智一、アジアにおいて2つの美術館で展覧会同時開催―青森・弘前れんが倉庫美術館に続き、上海・Powerlong Museum(宝龍美術館)での個展「松山智一:雪月花」の開催が決定

(PR TIMES) 2023年10月18日(水)15時40分配信 PR TIMES

弘前での個展に向けたティザー映像を公開

現代美術家  松山智一(まつやま ともかず)は、日本初となる大規模な個展「松山智一展:雪月花のとき」(英語:MATSUYAMA Tomokazu: Fictional Landscape)を、2023年10月27日(金)から2024年3月17日(日)の期間、弘前れんが倉庫美術館(森県弘前市)にて開催します。さらに、この度2023年11月11日(土)から2024年2月18日(日)の期間、上海・Powerlong Museum(宝龍美術館)での個展「松山智一:雪月花」の開催が決定しました。本リリースでは、弘前れんが倉庫美術館での個展開催を記念して制作された、ティザー映像も公開いたします。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/71871/36/71871-36-01e51eeed335318d7c33e08be2919d7b-1289x727.jpg ]

松山智一:雪月花 展覧会のみどころ/上海・ Powerlong Museum(宝龍美術館)


中国上海に位置するPowerlong Museum(宝龍美術館)は、近年アジアのアートシーンの中心地として発展を遂げる上海において最も注目される美術館の一つです。日本を代表するキュレーター、南條史生氏がキュレーションを手掛ける本展は、2020年に続き松山による中国本土での2回目の大規模個展となります。

広々とした展示スペースを活用し、高さ約8mという松山にとって最大級の彫刻作品≪She's On the Other Line≫や、本展のために制作された数々の新作ペインティングが発表され、近年の代表作の展示と共に松山の作品世界を体系的に鑑賞できる機会となります。

パンデミックからポストパンデミックという世界的な激変期に、人々が社会の変化に対しモーフィング(最適化)し、未来へと希望を繋いでいく様は、松山の制作概念に新たな展開をもたらしました。本展では、よりタイムレスで普遍性を帯びた作品として、鑑賞者の前に立ち現れます。是非ご覧ください。

松山智一:雪月花 開催概要/上海・Powerlong Museum(宝龍美術館)


展覧会名:松山智一:雪月花
(英語)MATSUYAMA Tomokazu: Fictional Landscape
会  期:2023年11月11日(土)〜2024年2月18日(日)
会  場:Powerlong Museum(宝龍美術館)(中国上海市閔行区漕宝路3055号)
開館時間:10:00〜18:00
休館日:月曜日
一般問合せ:TEL +86 21 6221 9111
ウェブサイト:http://www.powerlongmuseum.com/index.html
概  要:上海宝龍美術館は、理事長、許健康が提唱する「伝統文化の精髄を発揚し、現代芸術の発展を推進する」という精神のもとに創設され、近現代美術を中心とした総合的な私立美術館です。2017 年の開館以来、自身のコレクションを充実させることに立脚し、そのコレクションに基づいて近・現代から現代までの美術研究を行う学術システムを構築しています。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/71871/36/71871-36-95fced65f71f68fad57217629a1b37a2-2360x737.png ]

[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/71871/36/71871-36-ce4335cd1bf1b276687564127b7d6cbe-1500x971.jpg ]

[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/71871/36/71871-36-edb4c7795c37d760c98c08f1a5788c53-1173x1500.jpg ]

[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/71871/36/71871-36-433f2194e0f67cfa84dc8f27f87e0df4-2293x2700.jpg ]

松山智一展:雪月花のとき 展覧会のみどころ/青森・弘前れんが倉庫美術館


1. 松山智一にとって初の大規模個展で近年の代表作を一望の下に紹介
2009年、ニューヨークのギャラリーで開催された初個展から14年、本展は、年々活動の幅を広げながら、精力的に作品発表を続ける松山の作品を紹介する日本初の美術館での個展です。総展示面積1,200平方メートル を超える美術館個展としては、松山にとって初の規模でもあります。

出品作品には、ニューヨークのスタジオで大人数のスタッフと共に制作を行ってきた松山が、コロナ禍でスタジオ制作ができなくなった時、遠隔でスタッフたちとの制作を試みた《Cluster 2020》(2020年)や、たった一人で制作した《Broken Train Pick Me》(2020年)など、コロナ禍を通じて松山が創作活動の意味を問い続けた近年の作品群や、ミュージシャンのゆずからの呼びかけで実現したコラボレーションによる《People With People》(2021年)など、松山の活動を代表する作品が含まれており、本展は松山の代表作を一望できる機会となります。

2. 初公開の新作、および日本未公開の作品を多数展示
本展では、初公開の新作9点を含む日本初公開作品23点に加えて、近年の絵画や彫刻、計30件を紹介します。洋の東西や時代を超える多種多様なイメージ群のコラージュから生まれた緻密な絵画、パブリック・アートとして屋外設置されることも多いステンレス・スチール製の立体作品といった松山の代表的な作品に加えて、日本では初公開となる極彩色の立体作品2点《Mother Other》《This is What It Feels Like ED.2》(ともに2023年)が出品されます。これらは、嵌玉眼(かんぎょくがん)や京都の截金(きりかね)職人による截金文様などの伝統技法と、FRPにポリウレタン塗装という、新旧の彫刻技法が融合されることで生まれた作品です。

3. 制作の背景を知ることのできる展示構成
松山の制作は、作家が日常的におこなっている伝統的な美術に関するリサーチと、日常生活の中で収集した大量のイメージ群とが、自在に組み合わされることで生まれます。1枚の絵画作品、1体の彫刻が生まれるには、10〜20にも及ぶような文字通りに古今東西のイメージのレファレンスがあり、それらが松山の手によって組み合わされていきます。本展では、普段目にすることのできない、こうした制作の過程で引用された資料やスケッチなどを紹介し、松山の作品世界の一端を解き明かします。

松山智一展:雪月花のとき 開催概要/青森・弘前れんが倉庫美術館
展覧会名:松山智一展:雪月花のとき 
(英語)MATSUYAMA Tomokazu: Fictional Landscape
会  期:2023年10月27日(金)〜2024年3月17日(日)
会  場:弘前れんが倉庫美術館(青森県弘前市吉野町2-1)
開館時間:9:00-17:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:火曜日、年末年始(2023年12月25日(月)〜2024年1月1日(月))
 ※ただし、2024年1月2日(火)、1月3日(水)は開館
観覧料(税込):一般 1300円(1200円) 大学生・専門学校生 1000円(900円)
※( )内は20名様以上の団体料金
※ 以下の方は無料
高校生以下の方/弘前市内の留学生の方/満65歳以上の弘前市民の方
ひろさき多子家族応援パスポートをご持参の方/障がいのある方と付添の方1名
主  催:弘前れんが倉庫美術館
特別協力:KOTARO NUKAGA、MATSUYAMA STUDIO
後  援:東奥日報社、デーリー東北新聞社、陸奥新報社、青森放送、青森テレビ、
青森朝日放送、エフエム青森、FMアップルウェーブ、弘前市教育委員会
一般問合せ:TEL 0172-32-8950
アクセス:JR 弘前駅より
-弘南バス・土手町循環100円バス「蓬莱橋」下車 徒歩 約5分
-徒歩 約20分
-タクシー 約7分
ウェブサイト:http://www.hirosaki-moca.jp
SNS:Instagram: @hirosaki_moca Twitter:@hirosaki_moca Facebook: @hirosaki.moca

ティザー映像


URL:https://drive.google.com/drive/folders/1Ovi3Yj3cSxYBKmQ7PaX1iTDtjFyQRoc_
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/71871/36/71871-36-65cacd79984d4c139ca4da8b34d7b80a-2172x600.jpg ]


展覧会タイトルについて


タイトルの「雪月花のとき」とは、中国の唐代中期の詩人である白居易(白楽天・772-846年)が著した詩の一節からの引用です。同詩は、官吏として各地を転々としながら詩作を続けた白居易が、遠く離れた土地にあるかつての部下で友人でもある殷協律を、季節が変わっても思いつづける気持ちを詠ったものでした。

そこに込められた思いは、現代において、世界中の多様な人々や文化が交差する街であるニューヨークを拠点に、日本とアメリカという自らのルーツとなった土地の文化と、中国やヨーロッパなど、世界の視覚芸術の歴史を形作ってきた土地に蓄積された文化、そして、ハイアートとカウンター・カルチャーやポップ・カルチャーまで、等しく自らのフィールドとして向き合っていこうとする松山の姿勢に重なってきます。加えて、それに対応する英語のタイトル「Fictional Landscape」は、松山の代表的なシリーズ作品であり、身近なもののようでありながら「ここにはないどこか」へと通じる、想像力によって生まれるもう一つの世界を表します。

作家プロフィール


松山智一 MATSUYAMA Tomokazu
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/71871/36/71871-36-500f5a455fc6a799b27ef45fcccf5460-455x678.jpg ]

1976年岐阜県生まれ、ブルックリン在住。絵画を中心に、彫刻やインスタレーションを発表。アジアとヨーロッパ、古代と現代、具象と抽象といった両極の要素を有機的に結びつけて再構築し、異文化間での自身の経験や情報化の中で移ろう現代社会の姿を反映した作品を制作する。バワリーミューラルでの壁画制作(ニューヨーク/米国、2019年)や、《花尾》(新宿東口駅前広場、東京、2020年)、《Wheels of Fortune》(「神宮の社芸術祝祭」明治神宮、東京、2020年)など、大規模なパブリックアートプロジェクトも手がけている。近年の主な個展に、「Accountable Nature」龍美術館(上海/中国、2020年|重慶/中国、2021年)、「17 Hours」オーストラリア現代美術館(シドニー/豪州、2015年)などがある。




KOTARO NUKAGA


KOTARO NUKAGAは異文化が交差し多様な情報が発信される六本木と、新たな現代アートの中心地として注目される天王洲に拠点を置き、国内外の先鋭的なアーティストと共に独自性の高いギャラリープログラムを展開しています。(代表:額賀 古太郎)

弘前れんが倉庫美術館について


弘前れんが倉庫美術館は、明治・大正時代に酒造工場として建設された煉瓦造の建物を「記憶の継承」をコンセプトに改修し、2020年に開館した現代美術館です。黒いコールタールの展示壁や高さ15mの吹き抜けなど空間の特性を生かした現代アートの展覧会を開催しています。館内では奈良美智やジャン=ミシェル・オトニエルをはじめ国内外のアーティストのコレクション作品を展示するほか、ライブラリーや貸出スタジオを備えています。また、シードル工房を併設したカフェ、ミュージアムショップが隣接しています。
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