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プレスリリース
【高性能/低価格】高精度IMUと360度型センサーを持ち合わせたドローン搭載型LiDAR「FLIGHTS SCAN」発売 〜国土地理院「公共測量マニュアル(案)」に準拠した性能を低価格で〜
株式会社FLIGHTS(本社:東京都渋谷区、代表取締役:峠下周平 以下:FLIGHTS)は、高性能かつ低価格なドローン搭載型LiDAR「FLIGHTS SCAN(フライトスキャン)」を発売いたします。本製品は国土地理院「UAVを用いた公共測量マニュアル(案)」記載の各種基準を満たす高性能なIMUと360度全方位型センサーを搭載したLiDARでありながら従来製品に比べて低価格という特長を持っています。
〈商品概要〉
■商品名:FLIGHTS SCAN XT32 / XT32M2X
■発売日:2022年8月23日(火)
■販売価格:お問合せください
■商品サイト:https://lidar.flightsinc.jp/lp/flights-scan/
[画像1: https://prtimes.jp/i/18381/36/resize/d18381-36-fd016f4f3cfcd362a15b-0.png ]
※画像はイメージです。
「FLIGHTS SCAN」開発の背景と目的
測量業務に用いるLiDARでは、現況地形に対して正確度と精度の高いデータの取得が求められます。そのため、これまでのLiDAR製品は搭載されている「センサー」が重要であると考えられてきました。事実、レーザーセンサーによって測量データを形作る取得点群数や対応可能な地形種別が決まります。
しかし、静止した状態でのスキャニングではなく、移動しながらデータを取得するドローン搭載型LiDARの性能を左右するものは、センサーだけではありません。「慣性計測装置(IMU)」はレーザーを照射するセンサーの移動速度や姿勢、位置変化などを計測する役割を果たし、精度の高いデータを取得するために非常に重要な要素です。
「FLIGHTS SCAN」は、特にこのIMUがシステム全体の精度に与える影響に着目して開発された測量業務用ドローン搭載型LiDARです。
IMUメーカーとの共同開発により低価格化を実現
これまでにも高性能なセンサーやIMUを持つドローン搭載型LiDARは存在していましたが、システム全体で数千万円とい う高価格であるために一般化には至っていません。
「FLIGHTS SCAN」では、慣性システム開発において20年以上に渡る実績を持つ米Inertial Labs社との共同開発により、 高価格帯LiDARに比肩する性能を持つLiDARを低価格で提供することが可能となりました。
『Inertial Labs社について』
Inertial Labs社は航空宇宙や自動運転、防衛など幅広い分野に向けて、IMUなどの慣性システムの開発・製造、アプリケ ーションサービスの提供を行い、すでに世界20ヶ国以上で業界のニーズに応えるサービスや製品提供の実績があります 。
[画像2: https://prtimes.jp/i/18381/36/resize/d18381-36-fe08d087e65bfbeb20dd-1.jpg ]
※画像はイメージです。
「FLIGHTS SCAN」の3つの特徴
1. 高性能IMU搭載で公共測量にも対応
国土地理院「UAVを用いた公共測量マニュアル(案)」記載の各種基準を満たす高性能IMUを搭載し、GPS非対応環境でも優れた精度を実現します。また、IMUの蓄積誤差が緩やかなため、従来品と比較して長時間の飛行が可能です。
2. 360度型センサーで急斜面にも強い
センサーは「Hesai XT32」または「Hesai XT32 M2X」より選択いただけます。
いずれのセンサーも国土地理院「UAVを用いた公共測量マニュアル(案)」記載のレーザー走査角標準値である±45度をクリアした360度全方位型で急傾斜地でも高精度な計測を実現します。
照射点数64万点/秒。一度で広範囲の計測が可能です。
推奨高度30〜80mにて概ね±3〜5cmの高精度点群データを生成します(XT32の場合)。
マルチリターン機能搭載でより正確な地表面のデータを取得できます。
2400万画素のカメラ搭載で、1度のフライトで点群着色まで可能です。
3. 低価格
従来、同スペックのLiDARシステムは数千万円という価格帯でしたが、FLIGHTS SCANではドローン本体と解析ソフトも含めた一式価格で1000万円を切る価格で提供。初期費用の回収リスクを最小限に抑えられます。
[画像3: https://prtimes.jp/i/18381/36/resize/d18381-36-dc05b87697bce4f0daaa-2.png ]
今後の展開
現在、国土交通省は、建設業の生産性向上のために、全ての建設生産プロセスでドローンによる三次元測量やICT建機による施工といったICT等を活用する「i-Construction」を推進していますが、ドローン測量は実際の現場においてはまだまだ一般化されていません。
この課題を解決する為に、弊社の強みである『ドローン搭載型LiDAR黎明期から測量業務に取り組んできたことによる"知見/事業者ネットワーク"』や『映像用/農業用ドローンの全国普及を事業化した"経験/実績"』を活かし、様々な解決策を追求し、測量業界にドローン搭載型LiDARおよび三次元測量を広めるための様々な取組みを続けて参ります。
担当者コメント
■株式会社FLIGHTS 執行役員:加塩 博士
弊社はこれまで多くのドローンレーザーを扱ってまいりましたが、この「FLIGHTS SCAN」で一度計測を実施すると、そのパフォーマンスの良さに驚きます。当製品の発表にむけて、弊社では数十回に及ぶフライトテストを実施し、その結果、自信を持っておすすめできるLiDAR製品の開発に成功しました。これも一重に、高性能なIMU(INS)と、日本のお客様が期待する精度を実現するために何度も徹底的にテストを繰り返し、かつ納品前の細やかな調整があってのことだと自負しております。
8月以降順次、無料オンラインイベント(ウェビナー)と、全国でのデモンストレーションを実施いたします。ご興味をお持ちいただけましたらお近くの代理店までお問い合わせくださいませ。
■Inertial Labs, Inc. CEO/President:Jamie Marraccini
日本で急成長している「ドローンによる測量ソリューション分野」のリーディングカンパニーの1つであるFLIGHTS社とのパートナーシップ契約に基づき、日本市場に向けた第一弾商品をリリースできることを大変嬉しく思います。Inertial Labs社は、慣性計測をはじめとする先進技術の開発・製造のリーディングカンパニーとして、20年以上にわたり世界の中でも最も難しく多様な課題に対してソリューションを提供し続けてまいりました。
今回のFLIGHTS社とのパートナーシップを通じて、日本のお客様に高性能なLiDARマッピング製品を魅力的な価格でご提供するだけでなく、今後も皆様に新しいソリューションをご提供し続けていきたいと考えています。
両社は今後も日本のお客様に魅力的なサービスを提供し続け、共に成長していけるよう真摯に取り組んでまいります。
株式会社FLIGHTS
「ドローン・ロボティクス前提社会の創出に最も貢献する会社へ」をビジョンに掲げ、 インフラ点検、 測量、 農業などの産業用途におけるドローン運用、 導入、 ソフトウェア開発を行う。会社設立時より蓄積したドローン運用ノウハウと実績を活用し、 様々な産業に知見のあるパートナー企業と協業し、 事業を展開する。
ドローン測量の分野では、全国規模でドローン搭載型LiDARの販売やサポートを行う代理店網を有し、GreenValley International社製LiDARの販売においては国内トップシェアを誇る。
社名:株式会社FLIGHTS
所在地:〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-19-12道玄坂今井ビル6階
代表:代表取締役 峠下 周平
設立:2016年3月4日
URL:https://flightsinc.jp/
【お問い合わせ】
株式会社FLIGHTS
つくる支援事業部
メール:info-sokuryo@droneagent.jp
*1:Matrice 200 シリーズ V2はDJIの商標または登録商標です。
*2:Matrice 300 RTKはDJIの商標または登録商標です。
*3:Matrice 600 ProはDJIの商標または登録商標です。
*4:ビルド・フライヤーは株式会社石川エナジーリサーチの商標または登録商標です。
プレスリリース提供:PR TIMES