プレスリリース

  • 記事画像1

旭化成グループで「CES 2022」に出展

(PR TIMES) 2021年12月08日(水)16時15分配信 PR TIMES

New & Next Normalに寄与する、11の高付加価値素材と技術を展示

旭化成株式会社(本社:東京都千代田区、社長:小堀 秀毅、以下「旭化成」)、旭化成エレクトロニクス株式会社(本社:東京都千代田区、社長:本多 英司、以下「AKM」)および旭化成ホームズ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:川畑 文俊、以下「旭化成ホームズ」)は、2022年1月5日(水)〜8日(土)に米国ラスベガスにて開催される「CES 2022」に出展することをお知らせします。

イベント概要について

CESは世界最大級のエレクトロニクス技術展示会であり、コンシューマー向けハードウェア、コンテンツ、テクノロジーなどのメーカー、開発者、サプライヤーが一堂に会し、世界のビジネスリーダーや先進的なイノベーターが業界の重要な課題に取り組む世界最大規模のイベントです。

名称 :CES 2022
会期 :2022年1月5日(水)〜8日(土)
会場 :Las Vegas Convention Center、Mandalay Bay、Sands Expo、およびオンライン
当社ブース :Booth#: 52833 (Sands Expo A-C, Category: Smart Home Area)


出展内容

旭化成グループが価値提供注力分野と位置付ける「Mobility」と「Home & Living」分野の知見を活用したNew & Next Normalをテーマとした、11の高付加価値素材と技術を出展、「人にやさしい空間」を提案します。


Mobility分野 ― 人にやさしい快適な車室空間を提供

1. 快適・安全・安心な未来の車室空間を具現化したコンセプトモック「AKXY POD」
AKXY POD」は旭化成グループのさまざまな繊維製品や樹脂製品、センサーなどを用いて制作されたもので、来場者に五感(触感・視覚・聴覚・嗅覚など)を通じた未来の車室空間の体感・イメージを提供します。
[画像: https://prtimes.jp/i/79452/29/resize/d79452-29-09131174f6c391132f0f-0.jpg ]

2. カーシート用バイタルセンシングソリューション「Biological information measurement system」
人間の心拍や呼吸の情報を非接触型センシング技術で高精度に計測するシステムです。薄型電極を自動車の座席シートに埋め込み設置することで、子どもの車内置き去り防止への応用や、ドライバーの眠気や身体異常等の検知に必要な人体情報をリアルタイムに計測することができます。

3. アクティブロードノイズキャンセルソリューション
自動運転の普及により、車室内のプライベート空間としての様相は強まり、また、自動車の電動化によりこれまで気づかなかった環境ノイズの低減など、今後さらなる快適性が求められます。AKMは、15年以上に渡り培ってきたハンズフリー通話や車室内コミュニケーションに加え、Silentium社の技術を活用したアクティブノイズキャンセルソリューションを開発しています。CESではそのコンセプトイメージを提示します。

4. ハンズフリー通話、アクティブサウンドデザイン用オーディオ&ボイスDSP「AK7707」
車載用ハンズフリー通話の分野で培ってきたエコー除去・ノイズ低減などの音声処理技術をベースに、高性能ハンズフリー、インカーコミュニケーション、アクティブサウンドデザイン処理、各種オーディオ処理を1チップで提案します。AK7707は、サンプリング周波数192kHzまで対応の6系統ステレオSRC、DIR、DITに加え、オーディオ・ボイス処理に対応した2種類のDSPを内蔵したマルチコアDSPです。プログラムを入れ替える事により、多種多彩のオーディオ・ボイス処理が可能です。

5. タッチフリーのアルコール検知ソリューション
ステアリングコラムやサイドドアなど、シームレスに車両に埋め込むことができ、数秒で呼気中のアルコール含有量を読み取ることができるアルコールセンサーを展示いたします。マウスピースを必要とせず、タッチフリーであるこのセンサーは、業務用車両等に実装された場合、作業者のオペレーションに影響することなく、輸送の安全性に貢献することができます。


Home & Living分野 ― 人が安心できる空間を提供

1. センシング技術とデータプラットフォーム構築を基盤とした新たな暮らしの提案を行う住宅ソリューション
旭化成ホームズは、IoT時代の到来にあたり、デジタル技術を活用した、新たな理想のスマートホームづくりに取り組んでいます。

Smart Cloak Gateway:住宅内にセキュリティレベルが可変な中間領域を設けることで、不在時にも宅配物の受発送や訪問・家事サービスを便利に利用できるシステムです。さまざまな新しいサービスと連携できる拡張性を持ち、将来的に住宅ごとに学習し自動で暮らしをサポートするサービスに進化します。

<関連プレスリリース>
DXで「いのち・くらし・人生」を支え続けるデジタルサービスプラットフォームの構築を開始
〜第一弾「スマートクローク・ゲートウェイ」を11月より提供〜
https://www.asahi-kasei.co.jp/j-koho/press/20211124/index/

Smart Comfortable House:IoT技術を用いて、リアルタイムで住環境の予測制御を行い、快適な空間を提供するサービスです。日射や通風を考慮した室温管理や、ウイルス増殖抑制に適した湿度管理などで、最適な住環境を実現します。

Smart Healthcare:住宅内の複数のセンサーが住まう人のバイタルデータと位置を、間取りと関係づけながらセンシングすることで、非侵襲に健康状態を管理・フィードバックするサービスです。複数のデータを連携させることで、よりパーソナルな健康アドバイスを受けることが可能になります。

2. 安全で快適な空間をモニターする空気質検知ソリューション
感染対策や、高層オフィス等密閉度の高い室内環境下での健康維持や作業効率化対策など、室内換気の重要性が広く認知されてきています。換気を行う際、CO2濃度を指標にすることが有効な手段のひとつですが、AKMは手軽に設置できる電池駆動かつ小型のCO2センサーを提案します。

3. ミリ波レーダーによる空調機器向けバイタルセンシングソリューション
空調機器にはさらなるスマート化が求められており、ユーザーの人数や位置、状態に応じた風のコントロールが必要です。プラスチックを透過するミリ波であれば、デザインの外観を損なうことなく、スマート化が可能です。高い距離分解能・方向精度を持つAKMのミリ波レーダー用ICであれば、物体の識別能力を向上させ、部屋にいる人の呼吸数を検知することも可能です。

4. ウイルスや菌を不活化する高出力殺菌用深紫外線(UVC) LED「Klaran™」
ウイルス対策用の表面殺菌、空調ユニット内の汚染防止、既存システムへのUV殺菌機能の追加など、UVC LEDの利用機会はこれまでになく広がっています。旭化成は表面殺菌や空気殺菌に最適なUVC LEDモジュールを提供し、殺菌すべき場所に応じた、その場所にぴったりのソリューションをご提案します。

5. 超低消費電力「音センシング」ソリューション
音は、連続データとして取得することが必要であり、低消費電力化や間欠動作には不向きなため、音のデータ化は普及していませんでした。AKMは、極めて低消費で音のデータ化を実現する製品を開発しました。独自のアナログ信号処理技術、「Acoustic Activity Analyzer(AAA)」は、任意の音に反応し、音のデータ化が必要なタイミングでのみシステムを起動することで、システム全体を低消費電力化し、音の常時モニタリングを可能にします。これにより、これまで普及が進まなかった分野・場所での音のデータ化が加速します。

6. 全ての“におい”をデジタル化、嗅覚を可視化する「においセンサー」
目に見えず、耳で聞こえず、触ることのできない“におい”の情報は、カメラやマイク、触覚センサーといった既存のセンサーでは捉えることができず、今まではうまく活用されていませんでした。これまで、“におい”の情報の活用は、人や動物などが直接嗅いで、経験に基づいて判断するということが必要でしたが、“におい”の情報をにおいセンサーでデジタル化(標準化)することで、環境モニター、生産工程、ヘルスケアなど、さまざまなシーンでの活用が可能となり、価値あるサービスの提供が可能です。私たちのにおいセンサーは人や動物と同じく、数種類から数十種類の異なった感応膜を用いることで、多数の“におい”の情報を学習し、より高度な判断を可能とします。


関連情報

旭化成の自動車関連製品
https://asahi-kasei-mobility.com/

AKM CES 2022出展ご案内
https://www.akm.com/jp/ja/about-us/events-exhibitions/ces2022/

旭化成グループは、社内外における連携(Connect)や「Care for People, Care for Earth」をキーワードに多角的な事業と多様な人財の結束を促進し、新事業創出やさらなるグローバル展開、およびサステナブルなソリューションの開発を推進しています。今後も顧客満足と新たな価値の創造を通じて、世界の人びとの”いのち”と”くらし”に貢献してまいります。

プレスリリース提供:PR TIMES

このページの先頭へ戻る