プレスリリース
3rd party cookieの代替としてのIDソリューションをワンタグで簡単に
AnyMind Group株式会社(読み:エニーマインドグループ、代表取締役CEO:十河 宏輔)の子会社で、Web Publisher及びApp Developerのメディアパートナー事業を主事業として展開する株式会社フォーエム(代表取締役:小堤音彦/以下、当社)は、AnyManagerでWeb Publisherのサイトへ提供するID5(本社:英国、創業者兼CEO:マシュー・ロシェ/以下ID5)のIDを実装できる機能を本日より提供いたします。
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■ID5 IDの実装機能をリリースした背景
・個人データ保護の潮流における3rd party cookieの廃止
近年、個人データ保護の重要性が増している広告業界において、3rd party cookieの使用は徐々に制限されていく傾向にあります。3rd party cookieの終了に伴い、広告のターゲティング精度が低下するため、Web Publisherの広告単価も下落することが想定されます。
*https://blog.google/products/chrome/updated-timeline-privacy-sandbox-milestones/
・3rd party cookieの代替としてのIDソリューション
3rd party cookieの終了に伴い、代替ソリューションとしてプライバシーサンドボックスやWeb Publisherの保持する1st party data、コンテキストターゲティング、共通IDソリューションなどが挙げられます。
共通IDソリューションとは、3rd party cookieを使わずにユーザーデータを識別し保存する新たな手法のことを指します。消費者にコントロールを与えつつも、デバイスやチャネルを越えて広告の効果測定が可能になる新しい識別子であると期待されています。
・Web PublisherがIDソリューションを実装するメリット
IDソリューションを実装することにより、Web PublisherはブラウザやOSの変化を問わずターゲティング可能な在庫の割合を高め、CPMを向上させる効果が見込めます。さらに、Web Publisherはブランドが保有する1stパーティーのデータを有効化することができるようになります。ターゲティングに加えて、ユニバーサルIDは、広告主にとって重要なキャンペーン戦略であるフリークエンシー・キャッピング、測定、アトリビューションも可能にします。
このような背景において、Web Publisherを支援する当社は「ID5 ID」をAnyManager経由でWebサイトに実装する機能の提供を開始いたしました。
■ID5 IDとは
ID5 IDは、Web Publisher、広告主、アドテク・プラットフォームが、従来の識別方法(第三者クッキーやMAIDなど)に頼らずに、さまざまな種類のデバイスでユーザーを認識し、キャンペーン目標を配信するために使用できる次世代型ユニバーサル識別情報です。ID5 IDは、ハッシュ化されたメールアドレス、ページURL、IPアドレス、タイムスタンプなどの様々なシグナルと機械学習アルゴリズムを活用することで、プライバシーやデータ保護に妥協することなく、アドレッサビリティを向上させます。ID5 IDは、暗号化メカニズムとプライバシーバイデザインを前提として構築されており、ユーザーのプライバシー設定が広告バリューチェーンにおいて尊重され、実施されることを保証します。
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ID5 IDは、Web Publisherや広告主が、ユニバーサルなファーストパーティ識別子を作成し、エコシステム全体に流通させることができます。Web Publisherや広告主は、暗号化された識別子を認証済みアドテク・パートナーと共有し、パートナーはそれを解読してユーザー識別、キャンペーン配信の改善、パフォーマンス測定、データ集計、セグメント構築などを可能にします。
■フォーエムでできること
・AnyManager Monetizeでは、ワンタグで簡単にID5 IDの実装が可能
(1)AnyManagerのjsタグを実装
(2)AnyManagerでID5 IDを自動的にprebidのリクエストに付与してBidderへ送ります
・AnyManager MonetizeによるPrebid.jsの実装
・AnyManager Analyticsによる広告収益パフォーマンスのモニタリング
■ID5 創業者兼CEO Mathieu Rocheのコメント
このようなパートナーシップは、オープンウェブの持続可能な未来を確保するために不可欠です。フォーエムと協力してクッキーレス時代に同社のパブリッシャーをサポートし、日本市場でのビジネスをさらに拡大できることを非常に嬉しく思います。ID5 IDのような共通IDソリューションはサードパーティCookieの機能をうまく置き換え、またその多くの欠点を解消しながら、最も効率的なID代替手段として認められつつあるのです。
■フォーエム取締役 綿本和真のコメント
当社はこれまで、AnyManagerにおいて、Publisherビジネスの持続的な成長を支えるためにAnyManager Monetize、Analytics、Build、Engageなどさまざまな機能をリリースしてまいりました。今回のID5 IDとの連携により、ポストCookie時代におけるPublisherの広告収益向上支援をより一層強化してまいります。
■ID5について
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ID5は、オンライン広告の向上を目的として2017年に設立されたグローバル企業です。パブリッシャーに対して継続的な収益拡大支援を行うことを主要事業としています。透明性と拡張性を兼ね備えた上で、プライバシーにも最大限に配慮したIDソリューションを提供。サードパーティーCookieやモバイル広告IDが利用できない環境においても、ユーザーの承認を得た安全・安心なユーザーIDを用いて、オンラインユーザーの傾向や行動の把握や、クロスデバイスマッチングを実現します。本ソリューションを活用すれば、パブリッシャーは収益を拡大、広告主は効率的で測定可能なキャンペーンを実施し、テクノロジープラットフォームはデータや広告在庫の価値を最大化することができます。
ID5ウェブサイト:www.id5.io
日本語でのお問い合わせ:https://globaliver.com/id5_lp/
■フォーエムについて
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会社名 :株式会社フォーエム
所在地 :東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー31F
代表者 :代表取締役 小堤音彦
事業内容 :メディアプロダクト事業/メディアパートナー事業/テクノロジー支援事業
URL :https://www.fourm.jp/
■AnyManagerについて
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AnyManagerは、Webメディア・アプリ・ECサイトのための All-in-One プラットフォームです。広告収益やサイト分析、キーワード分析を行う「Analytics」、メディアやECの表示スピードを高速化し、アプリのようなサクサク感を提供する「Speed」、Push通知やアプリ内メッセージを実現、コミュニケーションを活性化させる「Engage」、ワンタグで広告収益を最大化させる「Monetize」、AMPやWeb Storiesなどを簡単に実装できる「Build」の5つのサービスを提供しています。現在、AnyManagerはアジア全域の1,200以上のパブリッシャーに利用されています。(2022年1月末時点)
URL:https://anymanager.io/ja/
【AnyMind Groupについて】
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2016年にシンガポールで創業し、インフルエンサーなどの個人、メディア・ブランド運営企業向けに、生産・EC構築・マーケティング・物流をワンストップで支援するソフトウェアとサービスを世界13市場17拠点で提供するテクノロジーカンパニーです。現在、世界13市場に17拠点を展開し、20国籍800名以上の従業員が勤務しています。これまでに、LINE株式会社、未来創生ファンド、VGI、JAFCO Asia、日本郵政キャピタルなどから総額62.3百万米ドル(約68.6億円)の資金を調達しています。URL:https://anymindgroup.com/ja/
プレスリリース提供:PR TIMES