プレスリリース
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タッチテクノロジーのイノベーターである英ザイトロニック(Zytronic、本社:英ニューカッスル、CEO:マーク・ケンブリッジ、以下:ザイトロニック)は、同社のZXY500™投影型静電容量式コントローラと、非接触型タッチセンシング技術「hover」が、韓国国立図書館において、通常は厳重に保管されている古文書などの貴重な品々に、革新的で魅力的なテクノロジーを使ってアクセスできるようにするために採用された、と発表しました。
韓国の文化体育観光省は、2019年から重要な文化財へのパブリックアクセスを促進するための基盤を整備しており、この構想の一環として「リアルセンスライブラリー」がオープンしました。一般市民や歴史家、研究者が重要な資料を利用できるようにすることは重要ですが、一方でそれらを安全に展示することには困難が伴います。Ubidus社は、DTH(Dream Team Harmony)社と共同で新韓銀行のホワイエにあるインタラクティブなタッチテーブルなどのプロジェクトで成功を収めています。今回、図書館のコンテンツをデジタルで体験できるインタラクティブな展示物の設計と構築を担当したUbidus社が、「デジタルブック」と「検索の未来」という二つの展示のコンセプトを開発し、DTH社の提案により、ザイトロニックのテクノロジーがこれらの展示に使用されることとなりました。
どちらのコンセプトも、デジタルプロジェクションマッピングと、アワードを受賞した非接触型タッチセンシング技術ZyBrid(R) hoverにより実現しました。独自のファームウェアを搭載したザイトロニックのZXY500™投影型静電容量式コントローラと連動するこのソリューションは、タッチセンシングレベルを通常よりはるかに向上させ、従来の投影型静電容量式システムより大幅に高い感度を実現しています。例えば、空気中では、センサー表面から50mm以上離れた場所でもタッチを検出することができ、このアプリケーションでは、紙、木、プラスチック、セラミックなどの非導電性素材を介したタッチも認識します。
ユーザーは、「デジタルブック」のページをめくることで「東医宝鑑」の原文とその解釈をユニークな方法で読むことができます。東医宝鑑は、王室の医師であった許浚(ホ・ジュン)が編纂し、1613年に出版され、韓国と中国に広まった韓国の古代医学百科事典です。今回の展示では、ザイトロニックの高感度タッチセンサーと、高解像度のオーバーヘッドプロジェクターを使用して、各ページを操作し、アニメーション効果で「デジタルブック」に生命を吹き込みます。
さらに、図書館の閲覧室では、デジタル化されたコンテンツにアクセスするための革新的な方法として、「検索の未来」インタラクティブ・マーブル・テーブルが設計・製作されました。来館者や研究者は、図書館の資料を視覚的かつダイナミックに検索し、検索結果を共有したり、研究仲間と共同作業を行ったりすることができます。デジタルブック」と同様に、ザイトロニックの「hover」タッチ認識技術は、高密度で非導電性の大理石テーブルを通して動作し、複数のユーザーがオーバーヘッド投影されたコンテンツを同時に操作することを可能にします。「デジタルブック」のページと「検索の未来」の大理石のテーブルの下には、DTHが特注したZyFilm(R) タッチセンサーが使用されています。ZyFilm(R) タッチセンサーは柔軟なフィルム構造により、ページやテーブルの下に簡単に設置でき、同社のZXY500™コントローラと組み合わせることで、外部ノイズに対して高い耐性を持ちます。
Ubidus社のチーム・マネージャー、Baek Jin Su氏のコメント
「これまで多くの企業がLCDを使ったデジタルブックを開発してきましたが、私たちはよりリアルなものを作りたかったのです。私たちのアイデアは、ユーザーが物理的にページをめくってコンテンツを見たり、テキストを操作して関連するアニメーションを生成したりできる、実際の大型書籍を活用することでした。「検索の未来」のコンセプトは、インタラクティブなテーブルです。図書館の古い文献を調べるのに、通常コンピューター画面上で見る以上の没入感とインタラクティブな方法をユーザーに提供することができます。ザイトロニックの特殊なZXY500™コントローラと独自の「hover」ファームウェア、そして柔軟なタッチセンサーが、厚くて非導電性の素材を通してタッチを確実に検出することで、アイデアでしかなかったデザインを実現することができました。この革新的な技術は、非常に高速なレスポンスと優れたタッチ精度を実現し、没入感のあるユーザー体験を提供するための理想的なソリューションであることが証明されました。また、現地パートナーであるDTH社の献身的な技術サポートとアプリケーションガイダンスも、ザイトロニック社を選んだ説得力のある理由です」
お客様の最新のプロジェクトニーズについてご相談されたい場合、または当社のタッチスクリーン技術について詳しく知りたい場合は、info@zytronic.co.uk へお問い合わせください。ザイトロニックのマルチタッチセンサ技術の詳細については、https://www.zytronic.co.uk/technology/multi-touch/ をご覧ください。
Ubidus社について
Ubidusは、ソウルを拠点とするスマート・サービスコンサルティング会社で、ユーザーに最大限の価値を提供するスマートサービスを見つけ出し、物理空間でスマートサービスを提供するための最適なソリューションを実行します。スマートサービスのコンサルティングは、分析、計画、実現可能性の検討、のプロセスで進められます。これにより、スマートサービスが空間の運用にどのように貢献できるのかについて、データを事前に評価することができます。詳細についてはhttp://ubidus.com をご覧ください。
DTH(Dream Team Harmony)社について
DTHはザイトロニックの韓国代理店で、2010年に設立されました。ザイトロニックの高い信頼性をベースに、セルフサービスキオスク、バス情報トーテム、屋外キオスク、タッチテーブルなど、さまざまなアプリケーションへの導入、技術サポート、および販売を行っています。詳細については、http://www.dth.co.kr をご覧ください。
ザイトロニックについて
ザイトロニック・ディスプレイ社の国際的に賞を受賞したタッチセンサーは、ATM、デジタルサイネージ、セルフサービスキオスク、ゲーム機、および産業用や医療用OEM(相手先ブランド供給業者)などの領域でグローバルに使用されています。同社の成功は、85インチ以上のカスタムデザインで提供できる、特許取得済みの耐久性の高いタッチセンシングテクノロジーに基づいています。ザイトロニックは英国のニューカッスルにある製造およびR&Dセンターに加えて、東京、台北、フロリダ州オーランドに営業所を置き、代理店の世界的なネットワークを持っています。詳細は当社Webサイトをご参照ください(www.zytronic.jp)。
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