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プレスリリース
第97回キネマ旬報ベスト・テン 文化映画部門5位:ドキュメンタリー映画『Maelstrom マエルストロム』東京・アップリンク吉祥寺での凱旋上映が2024年5月10日に決定!コメントも到着!!
映画作家/アーティスト山岡瑞子が、自らに向き合い5年半をかけて制作した『Maelstrom マエルストロム』。ピッツバーグ大学Japan Documentary Film Award 2022、東京ドキュメンタリー映画祭2022、ニッポンコネクション2023などに選出され、その切実で繊細な表現が、多くの観客の心を揺り動かしてきた。昨年12月に横浜での映画上映と、アート作品のエキシビジョンが好評のうちに終了。この度発表された、2023年第97回キネマ旬報ベスト・テンでは文化映画部門で5位に選出され、都内初のロードショー公開も、5月10日よりアップリンク吉祥寺にて決定いたしました。
2002年、NYの美大を卒業してすぐ交通事故で脊髄損傷により下半身付随となる大怪我を負い、突然それまでの日常を失った山岡瑞子監督。事故の当事者になった山岡は、変わってしまった日常の記録を始め、5年半をかけて本作映画『Maelstorm マエルストロム』を完成。大混乱(マエルストロム)の中、自身を見つめ再生していく姿を綴った“魂のセルフ・ポートレート”。昨年の横浜シネマリンでの上映に続き、本年5月10日よりアップリンク吉祥寺での上映が決定した。(配給:ムービー・アクト・プロジェクト)
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キネマ旬報の選評では、映画評論家の松本侑壬子さんが「留学先の事故で突然身障者になった女性(監督)の生きる闘い20年の体験記録。大混乱(題名)の中で毅然と生きる姿に圧倒される。」、映画ジャーナリストの谷川建司さんも「次点の「Maelstrom マエルストロム」も含めて(1位は『ケアを紡いで』)、人生の大きな困難に直面しながらも前向きに生きる姿に感銘を受け、そういった人たちに目を向け、多くの人たちにその想いを届けたいという作り手の姿勢にも共感。」と本作を絶賛。
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また、今回のベストテン5位選出に際し、エンディングに流れる音楽を担当したオシダアヤと山岡瑞子監督からコメントが到着。オシダは「感銘と共鳴が波のように押し寄せ、気づくと自分も大渦に巻かれているような凄い映画だなと思います!」、山岡は「未来を探る一人の女性のモノローグが、観る人の何かの気付きに繋がれば、誠に幸いです。」と綴っている。
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コメント全文
オシダアヤ(『Maelstrom マエルストロム』音楽)
「さっき歌ってた曲を私の映画に使わせて下さい!」とライブの後で声をかけていただいたのが山岡さんとの出会いでした。当時私は出産を機にバンド活動を休止し育児に専念するも、やっぱり音楽がやりたくて一人でライブを始めた頃で、びっくりしたけど嬉しかったのを覚えてます。如何なる状況下でも表現し続けようとする彼女の意志に胸が熱くなりました。「軸を自分自身と表現することに戻していかないと、ゆっくりと私が死んでゆくだろう。」と山岡さんが語るところで、毎回私は大きく頷きながら涙ぐみます。感銘と共鳴が波のように押し寄せ、気づくと自分も大渦に巻かれているような凄い映画だなと思います!
山岡瑞子(映画作家・アーティスト)
答えのない試行錯誤と葛藤の渦に脚を取られ、溺れていた見失った自分と繋がり直し、どこかにあるはずの陸に這い上がることを祈りながら、執筆・編集を続けた5年半でした。この個人的で小さな自主映画が、国内外の映画祭での上映/受賞、劇場公開、2023年キネマ旬報ベスト・テン文化映画部門5位と進めたことに、深く感謝しています。未来を探る一人の女性のモノローグが、観る人の何かの気付きに繋がれば、誠に幸いです。
あらすじ
2002年6月のはじめ、NYにある美術大学を卒業し、あと一年間プラクティカル・トレーニングビザで滞在予定だった留学生が、アパートの契約金を下ろしに銀行に向かう途中、事故が起きた。こんな事故は日常に見聞きする、よくあること。殺人事件に巻き込まれなくて良かった。でも、その留学生は、その家族は帰国後、どうなったのだろうか。突然、それまでの日常を失い、それまでの時間が存在しない場に戻った時、何がその人らしさを繋ぎ止めるのか。事故の当事者になった“私”は、変わってしまった日常の記録を始めた。事故前の自分と繋がり直し、探している場所に辿り着けることを祈りながら…。大混乱(マエルストロム)の中、自身を見つめ再生していく姿を綴った“魂のセルフ・ポートレート”。
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山岡瑞子プロフィール
映画作家 /ア-ティスト。東京生まれ。1998年渡米。2002年Pratt Institute(NY)卒業直後、事故に遭い帰国。中途障害者・帰国者の立場からの制作方法を模索する。2016年、バルセロナで初短編ドキュメンタリー制作。BankART AIR 2021への参加を経て、初長編ドキュメンタリー映画『Maelstromマエルストロム』(2022)完成。米国ピッツバーグ大学Japan Documentary Film Award 2022グランプリ受賞。その他、ドイツ・フランクフルトで開催された第23回ニッポン・コネクション、オーストリア・ウィーンで開催されたJapannual 2023など、国内外での映画祭で上映され、横浜で初めての劇場公開を実現させる。2023年度ACYアーティスト・フェロー。
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作品概要
『Maelstrom マエルストロム』
監督・撮影・編集・ナレーション:山岡 瑞子
撮影:本田 広大 平野 浩一 高橋 朋子
音楽:オシダアヤ
配給・宣伝協力:ムービー・アクト・プロジェクト
2022年/カラー/HD/日本/79分
公式Twitter @MizzyFilms
公式Facebook https://www.facebook.com/maelstormfilm
山岡瑞子HP https://mizuko-yamaoka.amebaownd.com
過去の記事
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000020.000062341.html
https://prtimes.jp/story/detail/0B4qYmC8Z0x
上映&イベント情報
2024年5月10日公開予定
アップリンク吉祥寺(東京都武蔵野市吉祥寺本町1丁目51パルコ地下2階)
Tel. 0422-66-5042 https://joji.uplink.co.jp/movie
*ギャラリー展示については詳細後日
映画公式HP https://maelstromfilm.com
プレスリリース提供:PR TIMES