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アウトクリプト、HILシミュレーション環境に特化したファジングテストソリューションをアーヘン工科大学と共同開発

(PR TIMES) 2023年07月14日(金)15時40分配信 PR TIMES

自動運転セキュリティ及びMaaSソリューションを手掛けるアウトクリプト株式会社(AUTOCRYPT Co., Ltd.、本社:韓国ソウル、代表取締役 金・義錫、以下アウトクリプト)は、ドイツ・アーヘン工科大学(Rheinisch-Westfalische Technische Hochschule Aachen/RWTH Aachen、英称:RWTH Aachen University)との産学連携で共同開発した、「AutoCrypt Security Fuzzer for HIL」を発表しました。これは、車載ソフトウェア専用ファジングテストツールの「AutoCrypt Security Fuzzer」のアドオン製品として、HILシミュレーション環境において安定したファジングの実施と最適なテスト工数を実現しました。
HIL(Hardware-in-the-Loop)とは、実際の車両と同様な車両アーキテクチャの仮想シミュレーション環境を構築し、車載システム制御や運用などを事前に検証できるテストプラットフォームのことをいいます。車載システムが複雑になるにつれ搭載される半導体の数も増え、1台に1,000個ほどの半導体が搭載されることもあります。そのような状況の中、実走行の前に仮想環境でシステムやECUに対する事前検証を行うことでテストの複雑性とコストを大幅に軽減できる対策としてHILテストの重要性が高まっています。

今回発表した「AutoCrypt Security Fuzzer for HIL」は、HILシミュレーション環境で活用できるファジングテストソリューションで、仮想環境でリアルタイムに動作するECU及び車両アーキテクチャ全体に対しファジングを行い、各種バグや脆弱性を検知・報告する機能を提供します。HILシミュレーション環境向けファジングテストソリューションの開発は世界初となり、この製品はWP29 UN-R155、ISO 21434をはじめ、E/Eシステムの機能安全規格のISO 26262に準拠しています。

アウトクリプトの代表取締役 金・義錫は、次のように述べています。
「既存のHILテストは実運用で想定される様々なシナリオをベースにシステムの整合性を検証するにとどまりますが、AutoCrypt Security Fuzzer for HILを活用すると、HILシミュレーション環境でセキュリティテストを行いECUの開発やテストにおける初期段階でのセキュリティ脆弱性を洗い出すことができるようになります。アウトクリプトは、自動車テスト分野で世界トップを争うアーヘン工科大学と協力しており、 現在HILシミュレーション環境におけるテストの自動化及び高度化に向けた取り組みを進めています。」

■アウトクリプト株式会社について
アウトクリプト株式会社は、次世代のモビリティ社会の実現に向けた自動運転セキュリティ及びMaaSソリューションを手掛けています。自動運転セキュリティ分野では車載システム向けセキュリティソリューション「AutoCrypt IVS」、 自動車及び交通インフラのためのセキュリティ通信ソリューション「AutoCrypt V2X」を提供し、WP29及びISO/SAE 21434、IEEE 1609.2 最新規格対応を支援します。また、モビリティ分野ではフリートマネジメントシステム(FMS)及びモビリティサービスプラットフォームを提供するなど、自動車における全領域をカバーする様々なビジネスを展開します。2019年、世界最大自動車技術カンファレンス主催「TU-Automotive Awards」最優秀自動運転サイバーセキュリティ製品/サービス部門で受賞した他、2021年フォーブス・アジア注目の100社、2022年「CyberSecurity Breakthrough Awards」今年の自動車サイバーセキュリティ賞、「AutoTech Breakthrough Awards」最優秀ライドヘイリング・イノベーション賞を受賞するなど、当社の技術力は世界的にも高い評価を受けています。

Webサイト:https://www.autocrypt.jp/

プレスリリース提供:PR TIMES

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