プレスリリース
株式会社Helte(本社:千葉県柏市、代表:後藤学、以下「Helte」)は、Sussex大学 Dr. Junko Winch研究チームと日本語でのグローバル・コミュニケーション・サービス「Sail」を活用した「日本語学習者の日本語コミュニケーション能力向上」に関する共同研究を開始いたしました。
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本研究は、Sailでの日本語母語話者との交流が学習者の日本語コミュニケーション能力と異文化受容態度にどのように寄与するかを明らかにし、効果的な日本語学習方法の開発に向けて産学連携体制で進めます。
※Sailは双方向の交流の中で、お互いに異文化理解を深める場を目指しています。
※本件は、「日本語教育」においてSailを活用する検証事例のため、日本語を学ぶ世界の方を「日本語学習者」、日本の方を「日本語母語話者」と表現しています。
サセックス大学について
同大学にはEU圏内、アジア、そしてアメリカを中心とする120ヶ国以上から学生が集まり、さまざまな文化や背景の視点を教育・研究に取り入れています。設立当初から分野をまたいで横断的に研究することに取り組み、開発学など新たな研究分野のパイオニアとして貢献してきました。
▼日本語コースについて
イギリスの大学のIWLP(Institution Wide Language Programme)を通じて、サセックス大学でも大学生は学部を超えて自分の興味がある科目を選択でき、その科目の中に日本語も含まれています。現在人文学部、社会科学(主にビジネス、心理学)、理系(STEM)の学生が専門科目と並行して日本語を勉強しています。日本語を勉強する大きな理由は、日本・日本文化・日本語に対する強い興味、アニメ、日本の映画、日本の音楽、食べ物、その他、将来日本に住みたい・日本を旅行するなどで、2020年〜2021年には約90名の学生が日本語を勉強しました。
▼Japanese Elective at the University of Sussex
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=PbrZuJKljFY ]
共同研究概要
Sussex大学で日本語を学ぶ学生を共同研究の対象とします。
研究に参加する学生は3年間、1回以上/週の頻度でSailを使用します。
Sailを使用した学生のスピーキング、リスニング、異文化受容態度を3ヶ月ごとに評価します。評価には本研究用に作成したルーブリックとインタビューを用い、学生の自己評価ならびに日本語母語話者による評価を行います。
▼共同研究チームからのコメント
[画像2: https://prtimes.jp/i/57665/16/resize/d57665-16-e28eabd25525b93d5a1b-0.png ]
日本語はイギリスの大学の外国語選択科目の中でスペイン語、フランス語、ドイツ語についで4番目に人気のある科目で、多くの学生は日本語のアプリを使って日本語を勉強しています。いろいろなアプリを使った言語研究は行われていますが、共同研究プロジェクトでは、サセックス大学の日本語学習者のスピーキングとリスニング能力にSailアプリがどのくらいの期間でどのような効果をもたらすかを調べてみたいと考えています。
▼共同研究に参画するサセックス大学の学生からのコメント
The Japanese speaking project has been immensely interesting to be a part of, particularly when you can feel your skills and confidence improving after every session.
I believe the app is very well thought out, with the ability to book slots with personable and helpful Japanese natives being a key factor in helping me not only understand the language better, but Japanese culture too as a whole. It’s accessible, consistent, and fun to use!
▼Sailを通じて産学連携のソーシャルインパクトの創出を目指す
[画像3: https://prtimes.jp/i/57665/16/resize/d57665-16-a726d47c9d6bfe9081c7-6.png ]
新型コロナウイルスの感染拡大以降、外国人留学生の渡航が制限され、いまだに多くの外国人留学生が入国できずオンライン授業を余儀なくされています。このような背景から、近年日本語を学ぶ海外の学生と日本の人を繋ぐオンラインサービスが新しい「学びの場」として役割を果たしていますが、日本語を学ぶ学生と日本の”シニア”が交流する場は少なく、また、Sailのような日本語コミュニケーションアプリを活用した教育・研究も多くありません。
私たちは、”シニア”を「豊かな経験知をもつ成熟した日本のオトナ」と定義し、Sailの価値は「学び合いのループが発生する国際交流プラットフォーム」だと考えています。今回の共同研究で、異なる世代との交流が日本語母語話者・日本語学習者の双方に与える影響について検討できるところに大きな期待を寄せています。
Helteの産学連携事例
日本側のユーザーに関しては奈良女子大学・東京大学IOGとの共同研究を2020年5月より行っています。
▼奈良女子大学との共同研究
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000057665.html
▼東京大学IOGとの共同研究
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000057665.html
Sailとは https://sailglobal.helte.jp/
独自開発のAPPのビデオ会話で日本のシニア層と世界中の日本ファンの世界の人を"日本語"で繋ぐ「日本語でのグローバル・コミュニケーション・サービス」です。
予約、会話、評価、分析まで一気通貫で行い、日本の高齢化問題、外国人の教育や文化理解の課題をワンストップで解決。
▼Sailに参加する「世界の人」の特徴
「Sail」には、日本の文化や日本語自体に興味がある人、また、日本で働きたいと希望して日本語を勉強している人など、利用の目的・背景は様々です。「Sail」の海外のユーザーは2019年から急激に増加し、現在も増加中です。世界の日本語学習の状況は公的機関で日本語を学んでいる学習者数のみでも約360万人に上り(※1)、増加傾向にあります。
日本語を学ぶ世界の人々にとって、日本語で会話練習をする機会は限られ、特にネイティブの日本語を使う日本の人と会話することは貴重です。Sailユーザーは128ヵ国まで広がり、現在も広がり続けています。
▼Sailに参加する「日本の人」の特徴
“ひと”との交流を求める方や、自身の経験や知識、日本の文化を伝えたいと考える方など、ミドルからシニア層の方が多く登録されています。「日本語」で交流が行えることから、海外の方との交流経験の無いユーザーも多く登録されており、生活の中の新たなエンタメとして楽しんでいただいています。「海外からの労働者への偏見がなくなった」というフィードバックもいただき、国際意識への好影響も期待できると考えています。
個人ユーザーの他にも、企業や団体でプログラムの一環として取り入れられるケースも増えており、企業のSDGs等の社会活動の一環として、またCOVID-19感染拡大で停止した地域のコミュニティにおけるICTを活用した新たな自治体のプログラムとして「Sail」をご利用いただいています。
出典元:
(※1)独立行政法人国際交流基金「2015年度海外日本語教育機関調査結果」より
Sail登録説明会のご案内
今後、HelteではSailアプリを未登録の方向けに説明会を開催する予定です。
興味はあるけどサービスの詳しい内容が知りたい方はぜひご参加ください!
<こんな方におすすめ!>
・Sailに登録するとどんなことが楽しめるのか知りたい
・Sailの登録の方法が分からない
・Sail登録について聞きたいことがある
・Sailに登録したが、操作方法に不安がある
<2021年11月 開催予定日>
11月27日(土)11:00〜11:45
11月30日(火)11:00〜11:45
<参加方法>
Sail登録説明会は、オンラインでのミーティングサービス"Zoom"を使用して開催します。
ご希望の参加日時に、以下URLをクリックしてご参加いただけます。
<Sail登録説明会 参加URL(Zoom)>
https://us02web.zoom.us/j/82700297817
ミーティングID: 827 0029 7817
Helte会社概要
社名:株式会社Helte
URL:https://helte.jp/
Sail URL:https://sailglobal.helte.jp/
所在地:千葉県柏市東上町 2-28 第一水戸屋ビル 3F Nob+内
設立:2016年3月22日
代表取締役:後藤学
事業内容:日本語でのグローバル・コミュニケーション・サービス「Sail」の運営業務・オウンドメディアの運営・海外人材と企業のマッチング
本リリースに関するお問い合わせ先
株式会社Helte
担当者:三浦 智絵美
e-mail:support@helte-corp.com
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