プレスリリース
がん治療に特化したきめ細かやな症状記録機能が好評 DUMSCOが京大病院との共同研究により開発がん治療生活を変える がん患者サポートアプリ「ハカルテ」新たに「服薬管理機能」を追加
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株式会社DUMSCO(所在地:東京都港区、代表取締役CEO 西池成資、以下 当社)は、がん患者の治療生活を変えるがん患者サポートアプリ「ハカルテ」に、新たに服薬管理機能を追加いたしました。本機能の追加で服薬アドヒアランスの向上や、服薬状況および症状に応じた治療へつながることを目指します。
App Store:https://apps.apple.com/app/apple-store/id6470423741
GooglePlay:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.hakarute.user.android
公式サイトURL:https://hakarute.com/
ハカルテは2024年7月にリリースされたがん患者サポートアプリです。現在はがん治療中の副作用の症状や体調を記録する機能が中心で、「簡単な操作で詳細に治療記録をつけられる」とリリースから3ヶ月で早くも多くのユーザーに好評をいただいています。
現在、日本は生涯で二人に一人ががんになる時代であり、昨年より国が開始した第4期がん対策推進基本計画においても、3本柱の一つとして「がんとの共生」が掲げられています。計画の中では「全てのがん患者及びその家族等の療養生活の質の向上を目指す」と明記され、通院しながら社会生活を送るがん患者さんの抱える問題への対策は急務となっています。
ハカルテでは、今回追加した「服薬管理機能」に続き、今後は受診アドバイスの提供や、気軽に医療者に相談できるチャット機能なども追加していくほか、アプリ内でアピアランスケアなどに関する情報提供なども行い、より広くがん患者をサポートできるアプリを目指してまいります。
今回追加された服薬管理機能について
服薬管理機能は、スマホで簡単に定期薬や頓服薬の服薬記録をつけられるようにすることで、服薬アドヒアランスの向上や、服薬状況および症状に応じた適切な処方に寄与することを目的に開発されました。
多くのユーザーから服薬に関する機能追加のご要望をいただいており、まずは日々の服薬や、頓服薬を記録する機能をリリースいたしました。飲み忘れを防止する服薬リマインド機能についても、今冬を目処にリリース出来るよう開発を進めております。
機能詳細1 薬剤の登録と記録
服薬する薬剤名や服薬の頻度およびタイミングについて簡単に登録することができます。
この他、主治医か薬剤師から伝えられた服用の留意点についても自由記載で記録しておけるため、服薬方法を確認したい場合や、服薬忘れがあった場合にも、アプリ内でメモを確認することができます。
また、定期薬や頓服薬を服薬した際には、日々の記録画面からワンタップで記録することができます。頓服薬の場合は服薬した時間もあわせて記録できます。
ハカルテを通じて、患者さん自身の適切な服薬をサポートします。
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機能詳細2 服薬状況の確認と振り返り
記録した服薬状況は、日々の記録画面で確認することができるため、その日に服薬すべき薬剤や、まだ服薬していない薬剤を一目で確認することが可能です。
また、振り返り画面では症状と同じ画面内で服薬状況を確認できるため、どういった症状で頓服薬を服薬したのかなどを振り返るのに便利です。診察前に確認することで医療者とのコミュニケーションをスムーズにします。
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ハカルテについて
「ハカルテ」はスマホで簡単に体調を測定・記録でき、がん患者が医療者に心身の状態を伝える手助けをするアプリです。
がん患者が自分の状態を知り、より主体的に治療やケアを受けられるようサポートすることで、がん患者の自己効力感を高め、QOL(生活の質)向上に寄与します。
DUMSCOが京大病院との共同研究により医学研究用アプリ「ハカルテリサーチ」を開発し、京大病院をはじめとする全国の医療機関において臨床試験を行ってまいりましたが、研究の場のみならず、より多くの方のがん治療に寄与していくことを目的に、一般ユーザー向けアプリへと改修し、「ハカルテ」としてリリースいたしました。
詳細は下記をご確認ください。
ハカルテWebサイト
https://hakarute.com/
ハカルテ公式note
https://note.com/hakarute/
SNS(がん患者さんに役立つ情報を発信しています)
https://www.instagram.com/hakarute/
https://x.com/hakarute
ハカルテ開発の背景
■ハカルテ開発の背景1:医療の進歩に伴うがん治療の変化
近年のがん治療は、長期の入院はせずに定期的(化学療法の場合は数週間に一度ほど、放射線療法の場合は連日のケースが多い)に通院し、外来で治療を行う形式が一般的です。
しかし、治療期間のほとんどを自宅で生活しながら過ごす患者にとっては、体調の変化や治療の副作用について、すぐに医療者に相談できないという不安と隣り合わせでもあります。
「ハカルテ」は、患者が自分のスマホで日々の体調やライフログ*1を記録し、診察前に体調記録やメモを確認することで、前回の治療以降の体調変化や質問事項を伝えやすくし、主体的な治療をサポートします。
■ハカルテ開発の背景2:がん治療における患者のQOL維持・向上の重要性
多くのがん患者は、がんと診断されることや治療の副作用などにより、心身ともに大きな負担を感じ、QOLが著しく低下することがわかっています。
また、QOLの低下が治療の中断につながることも少なくなく、治療を完遂するためにはQOLの管理が重要となっています。海外では、QOLを管理することにより治療成績が上がったという報告*2もあります。
そういった背景もあり、近年はがんを治すことだけではなく、がん患者の不安を取り除き、QOLを維持・向上することの重要性が叫ばれています。
しかし、限られた診療時間の中で、医療者が十分に患者のQOLに配慮した対応をすることは難しく、がん治療における課題の一つとなっています。
「ハカルテ」は症状やライフログのデータによって心身の状態を可視化することで、がん患者のQOLを客観的に評価し、短い診療時間のなかでも医療者と患者が円滑にコミュニケーションを取れるようサポートします。
■ハカルテ開発の背景3:がん患者の体調記録の重要性
様々な研究で、医師は患者の訴えを過小評価していると報告されています。
特に、心理面や社会面についてその傾向が強く、症状では痛みやしびれ、だるさ、不眠等について、医師が患者の訴えを過小評価したり、実態を捉えにくかったりすると言われています。*3
患者がよりよい治療を受けるためにも、自分の症状とその程度について記録したものを主治医に見せて、心身の状態を正しく理解してもらうことが重要です。
*1 ライフログ(lifelog):人間の活動(life)の記録(log)のことで、日本語訳すると生活記録と訳される。ハカルテで記録できるライフログは、心拍変動・歩数・睡眠・気分など。
*2 Basch E, Deal AM, Dueck AC, et al. Overall Survival Results of a Trial Assessing Patient-Reported Outcomes for Symptom Monitoring During Routine Cancer Treatment. JAMA. 2017;318(2):197-198.
*3 Basch E. The missing voice of patients in drug-safety reporting. N Engl J Med. 2010 Mar 11;362(10):865-9.
ハカルテの今後の展望
今後は治療記録アプリの枠を超え、記録された症状の程度によって受診を促すアラート機能や、受診時の医療者への伝え方などのアドバイスの提供、気軽に医療者に相談できるチャット機能なども実装していく予定です。
また、抗がん剤治療の副作用に伴う脱毛や爪の変色などをケアする「アピアランスケア」に関する情報提供なども行い、より広くがん患者さんをサポートできるアプリを目指してまいります。
株式会社DUMSCOについて
「持続可能なパフォーマンスをデザインする」をミッションに、データ分析とテクノロジーで課題を解決するべくサービス開発や企業向け生産性向上コンサルティングを提供しています。
ハカルテ事業にとどまらず、ストレス測定・セルフコンディショニングアプリで累計300万DLを突破した「ストレススキャン」「ANBAI」、ポーラ化成工業と共同開発している熱中症リスク判定AIカメラ「カオカラ」など、さまざまな事業を展開しています。
コーポレートサイト
https://dumsco.com/
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