プレスリリース
「育休=キャリアダウン」ではない。一方で、育休復帰後に昇給・昇進意欲が減少したという声も。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/115385/14/115385-14-1e36990335a2e3be8a700c2f3e1a0fd4-1280x670.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
株式会社CORE(所在地:東京都渋谷区、代表:尾崎莉緒、以下「当社」という)は、26〜45歳の女性を対象に、育児休業に関する調査を実施いたしました。本リリースは、調査をもとに結果をまとめています。
■調査結果サマリー
- 男性の育休の取得率は約2割- 育休復帰後、元の部署に戻って働く人は約6割- 育休復帰後、元の部署に戻ってフルタイムで復帰した人は約6割- 産休・育休明けに昇進意欲に変化が起きた人は約1割- 産休・育休明けに昇進意欲に変化が起きた人の理由は、「家庭にコミットしたい」「子供との時間を増やしたい」「労働はセーブしたい」
■調査背景
妊娠・出産を期に、今後のキャリアがどう変化するのかを漠然と不安視している女性が多くみられます。また、2024年5月に公布された育児・介護休業法の改正にともない、育休制度の拡充や柔軟な働き方が企業に求められるようになりました。(参考:厚生労働省「育児・介護休業法について」)
今回は、女性育休、男性育休の実態を探るべく女性200名にアンケートを行いました。
※本調査では、婚姻・性別の有無を問わないため「パートナー」として質問をしています。明確にはパートナー=男性ではありませんが、わかりやすさのため一部「男性」と表現しています。
■調査結果詳細
パートナー(≒男性)の育休の取得率はまだ低く、期間も短め
パートナーの育休取得について、「はい(取得した)」が27%、「いいえ(取得していない)」が73%という回答になりました。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/115385/14/115385-14-984481014eb32ade958103af2684c525-1280x720.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
パートナーの育休取得期間については、最も多かった「2週間〜1ヶ月未満」が42.59%、2番目に多かったのが「1ヶ月〜3ヶ月未満」の20.37%、3番目が「5日〜2週間未満」が9.26%という回答です。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/115385/14/115385-14-ced27df097bf20371a7f9db9f46b5dbf-1280x720.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
一方で、本調査にて妊娠・出産の当事者である女性の育休期間については、最も多かったのが「10ヶ月〜12ヶ月未満」が24.46%、次いで「12ヶ月〜18ヶ月未満」の22.3%、3・4番目が僅差で「24ヶ月(13.67%)」、「18ヶ月〜24ヶ月未満(12.23%)」となっています。
10ヶ月以上の育休を取っている女性が多い一方で、パートナー側の育休取得は1ヶ月未満が過半数を締めているのが現状です。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/115385/14/115385-14-ea4b393dfc508fd7f3f09fb8b29b2326-1280x720.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
パートナーの育休を開始時期については、「産休明けすぐ〜2週間未満」が29.63%、「産後休業の期間内」が25.93%となりました。
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/115385/14/115385-14-aaa4c737b9d2e24ed10203e51c248ee4-1280x720.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
調査結果から、女性の産後休暇期間中(生後8週間以内)または女性と同じタイミング生後8週間以降かで育休を取得開始したパートナー(≒男性)の約半数が、1ヶ月未満の取得で休暇を終えていました。
育休は制度上「男女ともに、子どもが1歳の誕生日を迎える前日まで(特別な場合は最長2歳まで)」取得できますが、長期で取得している人がレアケースとなってしまっている可能性があります。
育休復帰後、元の部署に戻って働いている人のうち、フルタイム勤務は6割以上
育休復帰後、元の部署に戻って働いている人の割合は62.59%となりました。
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/115385/14/115385-14-edd079894fe462d7ae3a91c7b627de8d-1280x720.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
「復帰後、同じ部署でどのくらいの期間働きましたか?」と質問したところ、最も多いのが「24ヶ月以上」という回答でした。
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/115385/14/115385-14-0a7a66a46e73a07e9a6f0d3c63022fcd-1280x720.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
「復帰した時の働き方は、フルタイム/時短勤務のどちらでしたか?」という質問に対しては、フルタイム勤務が65.52%、時短勤務が34.48%という回答でした。
[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/115385/14/115385-14-a748550af86a0200a3deb44d1969e169-1280x720.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
調査結果から、育休後に職場復帰してから2年以上同じ部署に定着している人が多数います。また、育休取得後もフルタイムで復帰した人の割合が多いことから「産休・育休を挟んだらキャリアが中断してしまう…」と必要以上に恐れる必要はないと言えます。
産休・育休明けに昇進意欲に変化が起きた人も。「家庭にコミットしたい」「子供との時間を増やしたい」「労働はセーブしたい」が多数派。
「出産後、昇進・昇給意欲に変化はありましたか」の質問に対し「変化あり」と回答した人は10%でした。
[画像9: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/115385/14/115385-14-b1f88059dd3d4d1155a9cf3365308aa4-1280x720.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
産休・育休後も仕事に復帰できている人が多い一方で「家庭に向き合う時間を増やしたい」という理由から昇給・昇進意欲が減ったと回答している人もいます。このことから、出産後に価値観が変化し、一番コミットしたいものが明確になったと考えられます。
一方で、同じような変化が男性にも起こるのかは今回の調査では明らかになりませんでした。同様の変化が男女問わず起こるのか、女性にだけ起こるのかを深掘りする必要があります。
■株式会社CORE代表取締役 尾崎莉緒よりコメント
今回の調査では、育休を取得した女性が、職場復帰後、2年以上、元の部署で働いていることがわかりました。育休を取得した女性の約6割がフルタイムで働いていることから、「育休=キャリアダウン」と必要以上に心配する必要はないと言えます。
一方で、男性育休の取得や産休・育休明けの昇給・昇進意欲の変化など、育休を取り巻く環境にはまだまだ課題が残っています。育休取得後の男性で「気まずい」と回答する男性が41%というニュースもありました。COREでは働く女性だけでなく働く男性の意識改革や環境整備にも取り組んでまいります。
■「育児休業に関する調査2024」概要
調査名:育児休業に関する調査2024
調査期間:2024年9月4日
調査対象:第一子妊娠時点で正社員で働いていた、26歳〜45歳の女性
有効回答数:200人
調査方法:インターネットリサーチ
調査主体:株式会社CORE
※同調査結果は、Webメディア『CORE Lab.』でも閲覧できます。
https://core-official.com/media/research-childcare-leave
■働く女性のためのコミュニティSNS「CORE」について
働く女性のためのコミュニティSNSでは、キャリアに関する悩みの解決や不安の共有のできる同族や、ロールモデルを見つけられるプラットフォームです。
[画像10: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/115385/14/115385-14-cfad8b86cd1493747f63efd14461769d-1281x511.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
結婚・子育て・キャリアなど、人生にまつわる選択は千差万別。どんな経験をしてどんな価値観を持っているのか、人それぞれであるからこそ、本音で悩みを相談することは簡単ではありません。
「CORE」は、子育てと働くことを両立しながらも活躍していきたいと考える方が多く集まっています。同じように試行錯誤している方、自分なりの結論を出し行動を起こした方など、ステータスはそれぞれですが、同じ悩みを持ったことがある女性が集まっているからこそ、深い共感のうえで話をしやすい環境ができています。
「育休について情報交換したい」「誰かと悩みを共有したい」と考えている人は、ぜひCOREの利用を検討してみてください。
CORE:https://core-official.com/
■株式会社COREについて
「リーダーシップのあり方を変える」をミッションに、女性のキャリアをサポートする企業です。働く女性のためのコミュニティSNS『CORE』、女性活躍推進に向けて企業を支援する、伴走型人事代行サービス『with Runner』、働く女性の選択を応援するオウンドメディア『CORE Lab.』を展開中。
会社名:株式会社CORE
設立:2022年07月
所在地:東京都渋谷区神宮前6-23-4-2F
代表取締役:尾崎莉緒
CORE:https://core-official.com/
with Runner:https://with-runner.studio.site/
CORE Lab.:https://core-official.com/media/
■本件に関する問い合わせ先
株式会社CORE 広報担当
東京都中央区銀座六丁目14番8号 銀座石井ビル511号室
メールアドレス:core@core-official.net
プレスリリース提供:PR TIMES