プレスリリース
都農町内初、太陽光発電所を運転するJAG国際エナジーより電力供給を受ける
まちづくりスタートアップの株式会社イツノマ(所在地:宮崎県都農町 代表取締役:中川敬文)は、都農町内で太陽光発電所を運転するJAG国際エナジー株式会社と電力売買契約を締結し、「まちづくりホステルALA」の購入電力を2021年12月13日から100%再生可能エネルギー化いたします。民間事業所としては町内で初めて同社から電力供給を受けることになり、今後、町内での再生可能エネルギー供給拡大を支援してまいります。
[画像1: https://prtimes.jp/i/71777/13/resize/d71777-13-51831450729bbe06ccd0-0.png ]
【都農町の「ゼロカーボンタウン宣言」を受けた取り組み】
イツノマが本社を置く宮崎県都農町は、2021年9月、2050年に温室効果ガスの排出実質ゼロを目指す「ゼロカーボンタウン宣言」を表明しました。この宣言は、都農町唯一の中学校である都農中学校でイツノマが実施しているキャリア教育「つの未来学」において、中学生たちが気候変動に関して合計300個の課題解決アイデアを出したことをきっかけに、イツノマより都農町に小・中学生が主役のまちづくりの第一歩として宣言を行うことを提案いたしました。
イツノマでは現在、下記の施策に取り組んでいます。
1. 都農中学校のキャリア教育「つの未来学」で、9つのプロジェクトチームを編成して、ゼロカーボン実現のためのアクションプランを作成、今年度中に実施、発表予定。
[画像2: https://prtimes.jp/i/71777/13/resize/d71777-13-183b462961f7f7a61304-1.png ]
2. 都農中学校・町内小学校3校から9名の「選抜チーム」を編成、合計6回の会議を経て今年度中に町へ提言を予定。
[画像3: https://prtimes.jp/i/71777/13/resize/d71777-13-8e6569ab05990a5bf3f3-2.png ]
3. 閉校した都農高校の校舎を舞台にゼロカーボン・サーキュラーエコノミーを題材にした学びの修学旅行として11月15〜17日、京都市立日吉ヶ丘高校2年生78名を受け入れ。
[画像4: https://prtimes.jp/i/71777/13/resize/d71777-13-70500c72ff2987bf74d1-3.png ]
【「まちづくりホステルALA」での購入電力の100%再生可能エネルギー化】
JAG国際エナジー株式会社は、都農町で、リニアモーターカー実験施設のあった高架を利用した太陽光発電所を運転し、発電された電力を販売、供給しています。これまで都農町役場等、都農町が管理する公共施設への電力供給実績はありましたが、民間事業所への供給は、「まちづくりホステルALA」が町内初めての事例となります。
「まちづくりホステルALA」は、約5,000平方メートル の耕作放棄地に立つ2軒の空き家をホステル棟とハウス棟にリノベーション、今年の9月13日に開業しました。
[画像5: https://prtimes.jp/i/71777/13/resize/d71777-13-e73778933f3e52136e9b-4.png ]
観光地ではない都農町でホステルを経営するにあたり、主なターゲットはまちづくりや地方創生に興味がある社会人や大学生とし、イツノマが手がけるリアルなまちづくり実務に関わることに関心の高い人が東京などの都心部から集まり始めています。
また、多拠点生活プラットフォームのADDressや、旅と仕事を掛け合わせた求人サイトSAGOJOと提携し、ワーケーションや旅と仕事の融合を楽しみたい人たちが定期的に来訪、ALAに長期滞在しながらリモートワークをしたり、地域の仕事のお手伝いを始めています。
[画像6: https://prtimes.jp/i/71777/13/resize/d71777-13-f23f04049607008a1542-5.png ]
都農町まで来ることができない人たちに向けては、オンラインコミュニティー「まちづくりカレッジ」を運営、社会人や学生など約40人が登録、オンラインイベントには海外を含む日本各地から参加者が集まっています。
オンラインで参加した人たちが関心を高めてリアルに都農町を訪れる人も増えてきており、来月には、「まちづくりツアー」を開催します。
https://ala-tsuno.com/machizukuri-tour/
ALAでは気候変動問題への取り組みとして、今回の供給電力の100%再生可能エネルギー化のほかに、都農町で製造される「木質ペレット」を燃料に用いるペレットストーブを設置、生ゴミを堆肥に変えるコンポストに取り組んでいます。
[画像7: https://prtimes.jp/i/71777/13/resize/d71777-13-3b3e1d5e79cb91791b9d-6.png ]
ALAでこれらの取り組みを行うことで、町内への普及はもちろん、町外から訪れるALAを利用する宿泊客や「まちづくりカレッジ」に参加する都市部在住の参加者に、都農町が気候変動問題に積極的に取り組んでいることを発信してまいります。
【町内での再生可能エネルギー供給拡大】
ALAに電力を供給するJAG国際エナジー株式会社が運転する太陽光発電所をはじめ、都農町では再生可能エネルギーを用いる発電所が複数立地しています。電力を発電された地元で消費する電力の地産地消の推進は、電力供給の上でも効率に優れ、温室効果ガスの排出抑制に大きな効果を発揮します。
イツノマは、今回のALAでの購入電力の100%再生可能エネルギー化をきっかけに、今後も町内での再生可能エネルギー供給拡大を支援してまいります。
【株式会社イツノマ】https://itsunoma.co.jp/
「人からはじまる、まちづくり」をミッションに掲げ、2020年1月、人口1万人の宮崎県都農町に設立されたまちづくりスタートアップ企業。 「場づくり」「デジタル推進」「キャリア教育」の3つの事業領域を重ね合わせながら、都農町をはじめ地方自治体のまちづくりを推進している。イツノマが企画・運用しているデジタル推進事業「都農町デジタル・フレンドリー」は2021年グッドデザイン賞BEST100を受賞。
プレスリリース提供:PR TIMES