プレスリリース
bestatが提供する、3Dを自動で生成・活用できるクラウド型ソフトウェア「3D.Core」が、リコーの「RICOH360」プラットフォーム事業と協業を開始
特許取得済みの独自開発のAIアルゴリズムで、360度カメラで撮影された動画を処理し、3Dデータを自動生成。建設業のデジタルツインを支援。
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リコーの「RICOH THETA」で撮影した動画をアップロードするだけで自動生成された3Dデータサンプル
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/91105/11/91105-11-fdee54e7b21b21eaa82c551dc2a75465-1468x1028.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
リコーの360度カメラ「THETA-X/Z1」
bestat株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役:松田 尚子、以下bestat)は、株式会社リコー(以下、リコー)が販売する「RICOH360」プラットフォームおよび360度カメラ「RICOH THETA」と連携し、高品質3Dモデルの生成・活用技術の提供を開始します。これにより、RICOH RICOH THETA XまたはZ1を利用する事業者は、自社内で早く簡単に精緻な3Dデータを生成・活用・管理できるようになり、デジタルツインを業務プロセスの一環として容易に取り入れることができるようになります。
■取り組みの背景
建設業を中心に、360度カメラRICOH THETAの活用が進んでいます。
具体的には、リモートによる現場確認、工事現場の管理、安全確認、完成検査/品質管理などが挙げられます。
一方で、「RICOH THETA」で得たデータをデジタルツインを構築するための3Dデータとして活用したいといったお声を数多くいただいてきました。
一般的に、 デジタルツイン構築の際の課題として、3Dデータの不足が挙げられます。既存の無料アプリによる生成では、形状とテクスチャの精度が不十分で、大幅な手直しが必要となり、エンタープライズが求めるクオリティレベルに達していません。またデジタルツインを業務プロセスの一環として推進するには、高精度で迅速な制作が必要ですが、事業会社が社内でCGモデラーを抱えるには限界があります。
bestatはこれらの課題に対し、東京大学発の最先端のAIアルゴリズムを駆使し、3Dデータを自動で生成、さらにデジタルツインで扱いやすいデータに自動変換する独自のクラウド型ソフトウェア「3D.Core」を開発し、提供しています。
■「3D.Core」について
- 手間のかからない3Dデータ生成:360度カメラ「RICOH THETA」をはじめ、iPhone、3Dスキャナ、ドローンなどの様々な機器に対応し、写真、動画、点群データから、精密な高精度の3Dモデルを自動生成します。- カンタンなデータ管理:ノーコートで不要箇所をトリミングする等、生成された3Dデータを誰でもカンタンに管理し、即座に利用できます。- ビューワー機能:生成した3Dデータを、ソフトウェア不要で、複数名ですぐに確認できます。- 高度なデータ加工処理:自動で軽量化処理などの高度な加工が可能で、様々な用途に対応します。- 優れた形状精度:独自のアルゴリズムにより、光沢のある物体や、細い線など細部まで高精度に再現します。- 様々なシステム連携:それぞれの事業者様の社内システムとの連携等独自開発アルゴリズムだからこその柔軟性で3Dデータの活用を支援いたします。- エンタープライズ品質:自動生成に加え、社外用のビジュアルを作るために必要な場合は、手動調整を組み合わせることで、エンタープライズが求める高品質を担保します。
■RICOH360について
RICOH360とは、360度の画像・映像を中心とした業界横断型プラットフォーム事業を展開するブランドです。360度カメラRICOH THETA、ソフトウェア、クラウドサービスの連携により、撮影からデータ活用までのワークフロー全体を効率化し、よりよいユーザー体験を提供します。https://www.ricoh360.com/ja/
■bestat株式会社代表取締役 松田尚子コメント
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/91105/11/91105-11-8ce60c93fb3628c7cb8790f91361a615-720x540.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
bestat 株式会社 ロゴ
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/91105/11/91105-11-3ceb24d4d47792fca17adcff943e92c9-3900x2600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
bestat株式会社 代表取締役 松田尚子
私たち日本人の日々の生活を支えている、多くのインフラ設備は、高度経済成長期に建設されており、現在設備の老朽化が急激に進んでいます。一方で、日本の建設業現場の労働力不足も、また深刻です。現場に出向くことができる専門家が不足しているため、老朽化した設備の改修を進めづらくなっています。
3Dデータの活用は、「現場に行かなくても、現場が手に取るように分かる」という状態を実現できます。これにより、日本の建設業の現場を支援できるという点で評価されています。
3Dデータ生成のための撮影手段は、点群センサー、無料アプリ等様々な方法がありますが、建設現場で既に活用が進んでいる360度カメラを撮影に使いたいというリクエストをこれまで多く頂いて参りました。この度、リコー様のRICOH THETAとの連携を完了したことで、これらのリクエストにお応えできるようになればと思っております。
■株式会社リコー リコーフューチャーズBU Smart Vision事業センター 技術開発室 小田巻様コメント
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株式会社リコー ロゴ
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/91105/11/91105-11-89ac9f3a9dfe7e987a6399fcc548ae2c-976x984.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
株式会社リコー リコーフューチャーズBU Smart Vision事業センター 技術開発室 小田巻様
bestat社の3D画像処理技術3D.coreで処理された3Dデータは、精緻で手軽に見ることができ、これは360度カメラの可能性を広げ、建築現場での利活用に革新をもたらす技術です。ハードウェアとしての360度カメラだけではなく、クラウドサービスとのスムーズな連携やさらなるAI機能の展開を進めてまいります。
◆会社概要
■bestat株式会社
bestatは、3Dデータを最先端のAI技術で処理することに特化した東大発のスタートアップです。3D画像処理技術を活かし、3Dデータを民主化し、誰もが3Dデータを扱えるようになることで、デジタルツインの推進を支援します。
代表の松田は、経済産業省でイノベーション政策を担当した後、東京大学 松尾豊研究室で工学系博士号を取得したことをきっかけに、テクノロジーによる社会貢献を目指し2018年に立ち上げました。千葉道場ファンド、Deepcore、ココナラスキルパートナーズ、DGインキュベーションより投資を受けております。
2024年2月に公開した「3D.Core」は、3Dデータを自動生成・管理・活用できるエンタープライズ向けクラウド型ソフトウェアとして、サービス提供しています。このサービスは、建設、インフラ、プラント、製造業等の事業分野で、自社内で簡単に手間なく、高品質な3Dデータを活用するためにご利用頂いています。
■本社所在地:東京都文京区本郷6-25-14
■主要業務:
・3D画像処理のためのクラウド型ソフトウェア「3D. Core」の提供
・3Dデータ処理ソフトウェア・ライセンシング
・デジタルツイン構築支援
■代表者:代表取締役 松田尚子
■コーポレートサイト:https://www.bestat-data.com
■取材依頼・お問合せはこちら:info@bestat-data.com
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