プレスリリース
〜EMV 3Dセキュアのかご落ちを低減することで売上アップ、また疑わしい決済の目検、ルール更新作業の完全自動化を実現〜
2024年4月11日 - 機械学習を用いた不正対策プラットフォームを手掛けるForter(フォーター、本社:米国ニューヨーク州)は、スポーツシューズの世界で圧倒的な知名度を誇るアシックスジャパン株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:阿部 雅 、以下アシックスジャパン)が、自社オンラインストアの不正対策にForterのソリューションを導入したことを発表します。アシックスジャパンではForterを導入して以降、EMV3Dセキュア等の摩擦、真正利用阻害を改善し約4ポイントの売上アップを実現しています。
これまでアシックスジャパンのオンラインストアでは、ルールベースによるツールを利用してチャージバック等の不正対策を実施してきました。しかしながら、日ごとに巧妙になる不正アタックに対する対策は容易ではなく、ルールをすり抜け大きな損失が発生し、また人手による目視確認も大きな運用負担がかかっていました。
また、同社では2022年3月に不正使用によるチャージバック損失を低減するためEMV3Dセキュアを導入しました。EMV3Dセキュアは取引の約2割に適用されていましたが、約4%の取引がEMV3Dセキュアの摩擦によって決済できず、コンバージョンの低下が課題となりました。EMV3Dセキュアを部分的に導入したものの、かご落ちによる機会損失が発生し、同時にチャージバックも多発する課題が発生していました。
このたびアシックスジャパンは、機械学習を活用したForterを導入したことで、これまでのルールベースのツールを置き換え、運用の完全自動化を実現しました。Forterの高精度判定により、適切にEMV3Dセキュアを利用し、コンバージョン改善することで導入直後で約4ポイント売上改善しました。また、これまで多くの工数が割かれていた目検等の業務負荷をForterによって完全自動化しました。
アシックスジャパンでDTC統括部長 取締役を務める落知勇氏は、「当社のオンラインストアでは、3Dセキュアを中心に独自のルール設定・運用により対策を講じてきました。3Dセキュアのかご落ちについては予てからの課題ではありましたが、バージョンが1.0から2.0(EMV)にアップグレードされることでその課題は解消する見込みを持っていました。しかし、2.0(EMV)へのアップデート後もかご落ちは引き続き発生し、さらに不正攻撃もより巧妙になりチャージバックの被害が発生している状況でした」としており、加えて「Forter導入直後1ヶ月のパフォーマンスで既に売上改善の効果が見えています。また、Forterのソリューションはグレー判定が無いため、目視確認の担当者を配置する必要が無くなりました」と話しています。
Forterの日本担当カントリーマネージャーを務める野田陽介は、「このたびアシックスジャパンのオンラインストアで購入者に対するUXを改善し、目検業務の自動化に貢献できたことを嬉しく思います。Forterは不正被害と真正阻害をトレードオフの関係ではなく、高精度の判定を通じて両者を改良します。より巧妙になる不正攻撃の先を行き、不正対策の業務負荷から開放し、事業者の収益向上に貢献してまいります」と話しています。
アシックスについて
1949年に創業者・鬼塚喜八郎がスポーツによる青少年の育成を通じて社会の発展に貢献することを志して興した会社です。「健全な身体に健全な精神があれかし」という創業哲学は、世界中の人々に心身ともに健康で幸せな生活を実現してほしいという私たちの願いそのものを表しています。
https://corp.asics.com/jp
Forterについて
Forterはデジタルコマースに向けに”トラスト(信頼)”プラットフォームを提供しています。Forterは購買行動のあらゆるステップにおいてリアルタイムで高精度な不正検知ソリューションを提供しています。同ソリューションはNordstrom、Instacart、Adobe、Pricelineをはじめとする、様々な業界のリーディングカンパニーから信頼を得て1兆ドルを超える取引を処理しています。私たちはアイデンティティに対する深い理解と自動化の活用を通じて、お客様に不正の防止、収益の最大化、消費者に優れた体験を提供しています。
詳細はウェブサイト(https://www.forter.com/ja/)をご参照ください。
プレスリリース提供:PR TIMES