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MikroElektronika D.O.O.

MIKROE、回路開発で真価を発揮するNECTO Studio 6.0を発表

(PR TIMES) 2024年02月05日(月)16時45分配信 PR TIMES

グラフィックス機能の向上、ARMとRISC-VのClangサポート、その他多くの機能を追加


実証済み標準を使用した革新的なハードウェア/ソフトウェア製品により開発期間の大幅な短縮を可能にする組み込みソリューションを提供するMikroElektronika(以下MIKROE、本社:セルビア、ベルグラード)( https://www.mikroe.com/ )は組み込みアプリケーション用の包括的なクロスプラットフォーム統合開発環境(IDE)「NECTO Studio」のバージョン6.0をリリースしました。最新バージョンはUIデザイナーが一新され、強化されたグラフィックス・ライブラリ、ARMとRISC-Vのマイクロコントローラ用のCLANGとLLVMツールチェーン、CANサポート、統合DMA制御、mikroSDKで使用可能なRTCとLCDなどの新機能が追加されました。

[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/78827/8/78827-8-e4801776654ff20c825e5ea79b3bb234-1920x1200.jpg ]

MIKROEのCEOのNebojsa Maticは「最新バージョンのNECTO Studio IDEは開発体験を大幅に向上しました。LVGLの追加により、プロジェクトのグラフィックス面が強化されました。ARMとRISC-V用のClangコンパイラを統合し、ARMとRISC-V用のLLDBデバッガを搭載したことで、コードのコンパイルとデバッグが可能な強力なツールになりました。最新バージョンのIDEはGCCコンパイラとClangコンパイラのコールスタック・サポート、詳細なコアレジスタ・ビュー、mikroSDKフレームワーク内に搭載されたCAN、DMA、RTC、LCD向けの包括的なライブラリ・コレクションなど、高度なデバッグ機能を備えており、開発プロセスを効率化します」。

新しいUIデザイナーを備えたLVGL拡張グラフィックス・ライブラリにより、ユーザーは精度の高いアルゴリズムとグラフィカルな創造性を持つ回路を実現できます。最新バージョンのIDEは直感的なドラッグ&ドロップ機能を備えており、開発者は視覚的に美しく、使いやすいインターフェースを作成できます。カスタム・コントロールをグループ化して保存できるため、これまでよりもワークフローの効率とプロジェクトの一貫性が向上します。マルチスクリーン設計をサポートしているため、さまざまなデバイスにシームレスに適応する複雑で汎用性の高いアプリケーションを容易に作成できます。

NECTO StudioはARMアーキテクチャとRISC-Vアーキテクチャ向けのClangコンパイラが統合されており、マルチプラットフォームでのコーディング体験が飛躍的に向上しました。
包括的なコールスタック解析や詳細なコアレジスタ・ビューなどの機能の搭載により直感的かつ効率的なデバッグが可能になり、複雑なプロジェクトでもすばやく問題を特定、解決できます。

今回、NECTO StudioのmikroSDKライブラリに2線式CANインターフェースを搭載したことにより、コンポーネント間のリアルタイム通信を確保し、車載制御から産業用オートメーションまで幅広いアプリケーションにおける性能を最適化することができます。また、mikroSDKライブラリ内のDMAコントローラはシステム性能の向上、CPU負荷の軽減、データ転送の最適化により、デバイスの総合的な応答性と動作を向上させます。

その他、デバッグ機能の向上や、サポート対象ボードの増加などの改善も行われています。

最後に、Maticは「NECTO Studio 6.0にはClick boardアプリケーションや組み込みデバイス用GUIなど、開発と試作に必要なものがすべて揃っています。開発者は低レベルのコードについて考慮する必要がなく、アプリケーション・コードそのものに専念できるため、迅速なソフトウェア開発が容易に実現できます。そのため、MCUの変更だけでなくプラットフォーム全体の移行が生じても新しいMCUやプラットフォーム用にコードを再開発する必要がありません。希望するプラットフォームに切り替えて該当のボード定義ファイルを適用し、コンパイルを1回行うだけで、アプリケーション・コードを継続的に実行できます」。

MikroElektronikaについて
MikroElektronika(MIKROE、本社:セルビア、ベルグラード)は業界標準ハードウェア/ソフトウェア・ソリューションの使用を通じ、組み込み電子機器業界の変革をサポートしています。2011年にはmikroBUS(TM)開発ソケット標準と、同標準を使用して開発期間を大幅に短縮する小型Click boards(TM)を発明しました。現在、MikroElektronikaは競合他社の10倍に及ぶ1,000種類強のClick boardsを提供しています。また、mikroBUS標準はマイクロチップ・テクノロジー、ルネサス エレクトロニクス、東芝などの主要なマイクロコントローラ企業の開発ボードに採用されています。SiBRAINはMCU開発アドオン・ボード/ソケット向けのMIKROEの最新標準です。さらに、MIKROEは非常に広範なコンパイラ製品ラインナップとともに、開発環境、開発ボード、スマート・ディスプレイ、プログラム・デバッガも提供しています。詳細については、 http://www.mikroe.com/ をご覧ください。

プレスリリース提供:PR TIMES

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