プレスリリース
2024年11月30日に慶應義塾大学日吉キャンパスにて開催、システミックデザインの世界的先駆者Dark Matter Labsも登壇
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/90804/7/90804-7-6aca3bdde6c27110974aa9acba88d156-921x451.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
Systemic Design Club Japanと慶應義塾大学 武山研究室は、慶應義塾大学 白坂研究室、京都工芸繊維大学 水内研究室、Design Rethinkers、株式会社SYMBIと共催で、システミックデザインを使いこなすための多角的な学びの詰まったワンデープログラム「Systemic Design Day - 地球、社会、サービスをひとつなぎに。 複雑さに寄り添い、変化を紡ぎあげるデザイン。」を2024年11月30日(土)に開催いたします。
「Systemic Design Day」開催の背景と狙い
少子高齢化や年々苛烈になる地球の温暖化など、私たちは今、これまでのモノサシでは対処しきれない複雑な変化の只中にいます。事業創出から公共サービスまで、あらゆる領域で試行錯誤がなされる中、システム思考とデザイン思考を結びつけた「システミックデザイン」は、その複雑な絡まり合いと真摯に向き合いながらインパクトを生み出すための新しいアプローチとして注目を集めています。
システム全体を包括的に捉え分野横断的に探索しながら、より良い変化が全体に浸透していくことを目指すシステミックデザイン。「Systemic Design Day」は、この新たなデザイン手法を使いこなすための多角的な学びの詰まったワンデープログラムです。基礎的なイントロダクションから始まり、事例の紹介、実践的ワークショップまで、一連のセッションを通じて、困難な問いに対峙するための広い視野と協働的なデザイン態度を体感することができます。
個人や組織、企業それぞれが、世界との関わり方を変える。それぞれが望ましいと思えるような多元的な社会を拓く。その思いをカタチにするプレイヤーとなれるよう、システミックデザインの可能性にいち早く触れる機会を提供します。
イベント公式サイト:https://systemicdesign.jp/event2024
Systemic Design Dayの特徴
1. Talk Session:基本を学ぶ
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/90804/7/90804-7-5c338a36438cac47e7358fbc90266a3a-2640x1145.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
〈Talk Session〉プログラムでは、デザインの第一人者たちから、システミックデザインの基礎と潮流、その事例まで、今掴んでおくべき一連の情報をインプットすることができます。サービスデザインを専門とする武山政直教授、システム思考を専門とする白坂成功教授をお招きして、それぞれの視点からシステミックデザインを解説いただきます。また、国内でいち早くシステミックデザインを紹介してきたDesign Rethinkersより、システミックデザインの実践事例の分析とそこから読み解けるアプローチについてお話します。
2. Workshop:体験して試す
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/90804/7/90804-7-4e8a911ba09c2295d1329fd978f501b0-1917x626.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
〈Workshop〉プログラムでは、日本という文脈で使いやすいように改良されたシステミックデザインのメソッドやツール群を、ワークショップ形式で試し、身につけることができます。システミックデザインにおけるデザインリサーチのメソッドや、「公共政策」「ネイチャーポジティブ」「組織・働きかた」の3つのテーマに合わせて設計されたワークプログラム等を体験いただけます。
3. Keynote:先端事例を知る
〈Keynote〉では、イギリスを中心に世界中でシステミックデザインを実践しているデザイン組織、Dark Matter Labsがオンラインで登壇します。システミックデザインを実践する際に有効な組織のあり方や「ポートフォリオアプローチ」と呼ばれる先進的な方法論について、Dark Matter Labsが取り組む事例を交えてお話いただきます。本プレゼンテーションは、システミックデザイン先駆者の実践知を国内で聞くことができる貴重な機会となっています。また、当日のトピックについてより理解を深めていただけるよう、Systemic Design Clubのnoteでは、Dark Matter Labsの特集記事を公開予定です。
Systemic Design Club note:https://note.com/designactant/m/ma15aca7acd29
タイムテーブル
10:00-10:15 オープニング
10:15-12:45 トークセッション
- 「システミックデザイン:システムシフトを促すデザインのアプローチ」武山 政直(慶應義塾大学経済学部 教授)- 「システム思考とデザイン思考の融合:“システム×デザイン”思考の紹介」白坂 成功(慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 委員長/教授)- 「システミックデザインの現在地:事例から読み解くその観点と手法」Design Rethinkers/紫牟田 伸子(編集家)・水内 智英(京都工芸繊維大学 准教授)・依田 真美(相模女子大学 教授)
12:45-13:40 ランチ
13:40-14:40 ワークショップシリーズA(選択制)
- 「Systemic × デザインリサーチ」峯村 昇吾(造形構想株式会社)・津久井 かほる(株式会社ACTANT)- 「Systemic × 公共政策(前半)」Systemic Design Club- 「Systemic × 組織・働き方」古澤 恵太(株式会社SYMBI)
14:50-16:20 ワークショップシリーズB(選択制)
- 「Systemic × 公共政策(後半)」Systemic Design Club- 「Systemic × ネイチャーポジティブ」Systemic Design Club- 他、調整中
16:30-17:40 キーノート
「システミックデザインのアプローチとプロジェクト」Eunsoo Lee(Dark Matter Labs)
※英語でのオンライン登壇(日本語通訳あり)
17:40-17:50 クロージング
17:50-18:50 ネットワーキング
登壇者プロフィール(登壇順)
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/90804/7/90804-7-e585acb1dde4c11a31acf393ab8dcd7c-593x593.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
武山 政直
慶應義塾大学大学経済学部教授
慶應義塾大学経済学部卒業。Ph.D.(カリフォルニア大学)。慶應義塾大学環境情報学部助手、東京都市大学准教授を経て、慶應義塾大学経済学部准教授(2003)、同教授就任(2008)。経済地理学、マーケティング論、行動科学を応用したサービスデザインやシステミックデザイン手法の研究や産学共同プロジェクトを推進中。
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/90804/7/90804-7-d7807e9f65bedba121748aa609a1a5a1-1910x1910.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
白坂 成功
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科
東京大学大学院修士課程修了(航空宇宙工学)、慶應義塾大学後期博士課程修了(システムエンジニアリング学)。大学院修士課程修了後、三菱電機にて15年間、宇宙開発に従事。大規模システム開発、技術・社会融合システムのイノベーション創出方法論などの研究に取り組む。2017年より慶應義塾大学大学院教授。
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/90804/7/90804-7-714331209da10c0bb63072d469adceda-3900x3900.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
Design Rethinkers/紫牟田 伸子
編集家/デザイン研究家/デザインプロデューサー
株式会社Furure Research Institute(FRI)代表取締役、紫牟田伸子事務所代表。学習院大学哲学科(美学・美術史系)卒業。美術出版社、日本デザインセンターを経て現職。武蔵野美術大学、桑沢デザイン研究所ほか非常勤講師。「ものごとの編集」を軸に企業や社会・地域に適切に作用するデザインを目指し、地域や企業のコミュニケーション戦略・プロモーション戦略などに携わる。
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/90804/7/90804-7-533919379eee688cb9c1d15ce59a2da0-3900x3900.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
Design Rethinkers/水内 智英
デザイン研究者・プロジェクトディレクター / 京都工芸繊維大学 未来デザイン・工学機構 准教授 / 博士
武蔵野美術大学基礎デザイン学科で基礎デザイン学を、ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ大学院 Design Futuresでメタデザインを学ぶ。京都工芸繊維大学で博士号を取得。英日のクリエイティブエージェンシー勤務などを経て現職。デザインの在り方それ自体を問いなおすための研究に取り組み、とりわけソーシャルイノベーションや、幅広い主体との協働デザインに関する研究活動、実践的プロジェクトを行う。
[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/90804/7/90804-7-73fca1d7b4b1b98bbd39b56695667ef4-720x720.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
Design Rethinkers/依田 真美
相模女子大学大学院社会起業研究科教授
欧州系金融機関や米系格付機関で20年以上に渡り日本・韓国・中国の事業会社や自治体の分析に従事した後、独立。ホールシステムアプローチによる地域ビジョン策定や組織開発に取り組む。2017年より相模女子大学で教鞭を取る。マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院修士課程卒業 修士(経営学)、北海道大学大学院国際メディア観光学院博士後期課程修了 博士(観光学)。
[画像9: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/90804/7/90804-7-5502b38ca3c9bca8be38135723e68a0e-640x638.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
Eunsoo Lee
Dark Matter Labs
カルチュラル・スタディーズと都市理論を学んだEunsooは、人文科学とテクノロジーの交差点で、批判的思考をテクノロジーの実践に、テクノロジーを人文科学の研究に取り入れる方法を考えている。過去4年間、Dark Matter Labsでは、データガバナンスと倫理、シビックテック、システム分析を中心に戦略デザイナーとして活躍。
開催概要
日時:2024年11月30日(土)10:00-17:50(懇親会:17:50-18:50)
会場:慶應義塾大学 日吉キャンパス 来往舎 (〒223-0061 神奈川県横浜市港北区日吉4-1-1)
参加費:一般 4,500円 / 学生 1,500円(ランチ付は+1,500円)
参加申込URL:https://systemic-design-day-2024.peatix.com/
申込締切:11月30日(ランチ付の場合は11月16日まで)
対象:
- 地域課題や環境課題など一筋縄ではいかない課題に取り組まれている企業や行政担当者- 社会価値と経済価値の両立を模索している組織のリーダー- 複雑な社会状況での長期的な事業戦略を導くマネジメント層- 従来のデザイン手法に加えて、より広い視野を得たいデザイナー
主催
Systemic Design Club Japan、慶應義塾大学 武山研究室
共催
慶應義塾大学 白坂研究室
京都工芸繊維大学 水内研究室
Design Rethinkers
株式会社SYMBI
協賛
株式会社ビー・エヌ・エヌ
Systemic Design Club Japan について
[画像10: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/90804/7/90804-7-a6f528a3cb89525fa64d0dab94bd1016-1201x631.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
研究と実践を行き来することでシステミックデザインの可能性を探る、組織や領域を横断したゆるやかな活動コミュニティです。日本に導入されたばかりのメソッドやツールに関して、自分たち自身で実践し、知見を深め、広める活動をしています。日本で活躍する現場のデザイナー、あるいは企業や市民の方々が取り入れることのできるよう、汎用性の高いシステミックデザインの普及・発展を目指しています。
公式サイト:https://systemicdesign.jp/
<本リリースについてのお問い合わせ先>
株式会社ACTANT 担当:橋場
TEL:050-3717-9515
E-MAIL:interface@actant.jp
プレスリリース提供:PR TIMES