プレスリリース
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/118893/6/118893-6-c8a50b68252c02608c6cc568c5209a96-2400x1260.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
製造業でのAI実装に特化した東大発ベンチャー【Airion株式会社】は、インフラテック事業(モバイルエンジニアリングサービスおよびIoTエンジニアリングサービス)を手掛ける【ベイシス株式会社】と共同で、ベイシスが開発するクラウド型施工管理システムBLAS(※1)と連携してガスメーターに取り付けるNCU(※2)の設置精度確認業務をAIで自動化するための実証実験を開始いたしました。
※1) BLAS...スマートフォンやPCを用いて、現場からでも作業進捗や写真データの登録・更新・管理などが可能なクラウド型の施工管理システム。
※2) NCU...Network Control Unit(ネットワーク コントロール ユニット)の略で、ガスメーターに設置する機器。人手を介さずにリアルタイムで異常を検知し、電話回線や無線通信を通じて迅速に集中監視センターに通知する。
■AI開発の背景
ベイシスが開発するBLASでは、写真データから数字や文字を読み取る画像認識AI(特許第7507600号)やRPAを連携させることで、シリアルナンバーの照合や計量メーターの指針値確認などの作業を効率化してきました。しかし、自動化できた範囲は画像認識AIが読み取った値の照合や確認業務に留まっており、設置状況の確認業務の自動化が、ここ数年の課題となっておりました。
■AI開発の内容
今回のプロジェクトでは、物理的な設置状況の確認業務を行うAI開発の実証実験を行いました。具体的には、ガスメーターのタイプ識別、ケーブルの貫通口の検出、ケーブル配線の正確性判定などの確認業務です。これらの業務は、膨大な量にも関わらずこれまで目視で行う必要がありましたが、今回のAI開発により、確認業務における工数を削減するとともに設置精度の向上を達成することが可能となります。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/118893/6/118893-6-21484da5c343dfb730a12775e1852f0a-3149x2477.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
AIが写真データから設置状況を確認するイメージ図
■今後の展望
実証実験の完了後、開発したAIとBLASの連携を行い、順次現場での活用を開始いたします。また、Airionとベイシスとの協力を強化し、他分野や他システムへの応用も視野にいれています。これにより、業界全体での技術革新を推進し、高品質かつ持続可能な社会の実現に貢献することを目指してまいります。
■会社概要
ベイシス株式会社
ベイシスは「ICTで世の中をもっと便利に」を企業理念に掲げ、テクノロジーを駆使しながらデジタル社会のインフラを創り、支える「インフラテック事業」を行っています。通信・電力・ガス等のインフラ事業者様に対し、通信インフラの設計・施工・運用・保守サービスおよび各種プロジェクト支援等のサービスを提供しています。
https://www.basis-corp.jp/
IoT機器の設置にお困りの方は、以下リンクのプラットフォーム「スマセッチ」をぜひご覧ください。「スマセッチ」は、IoT機器などを活用したスマートインフラを構築する際に、機器の取り付けや施工の工程管理、施工後の運用・保守を依頼可能なプラットフォームです。
https://smasetchi.com/
Airion株式会社
製造業特化で様々なAIソリューションを提供している東京大学発のAIベンチャーです。昨今トレンドの生成AIに加え、画像処理、音声処理など現場課題の解決に関わるAI技術にも深い専門性を持ち、個別の現場課題に沿った最適なソリューションを提供しています。特に、今回の実証実験の肝となる画像処理技術についてはCTO大熊氏の専門領域であり、東京大学内でも講師を務めるなど高い専門性を有しています。製品開発、設計、調達、製造などあらゆる部門でのAI実装を行なっておりますので、「AIを活用して新製品を開発したい」「AIで既存業務を効率化したい」などがございましたらHPよりお気軽にご相談ください。
https://airion.co.jp/
プレスリリース提供:PR TIMES