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クリナップ株式会社

【クリナップ「未来キッチンプロジェクト」】家では好きな場所で調理、外ではレジャー・災害支援に対応できる「モビリティキッチン」プロトタイプを発表

(PR TIMES) 2024年03月07日(木)17時45分配信 PR TIMES

武蔵野美術大学との産学共同研究「次世代キッチン」が実用化フェーズへ

 クリナップ(本社:東京都荒川区 代表取締役 社長執行役員:竹内 宏)は、システムキッチンの次の時代を担う「モビリティキッチン」のプロトタイプを発表いたします。当社は2023年2月に、キッチンを通じて生活・社会・地球が豊かになることを目指して「未来キッチンプロジェクト」を始動しました。「モビリティキッチン」はこのプロジェクトを通じて研究している「次世代キッチン」の一つです。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/115772/6/115772-6-33164c2a351882b05d94e08dbc89adda-2037x623.jpg ]

■モビリティキッチン研究の背景
 当社は2019年より武蔵野美術大学と産学共同で「キッチンの未来ビジョンづくり」をスタートさせ、キッチンが様々な社会課題へ貢献する可能性を模索してきました。2023年の2月の「未来キッチンプロジェクト」発足時にはLDKの中で固定されたキッチンをもっと自由にすることで、未来のライフシフト対応や災害支援に貢献できると考え、プロジェクトリーダーである竹内 宏が “脱LDK”を最初の開発テーマとして宣言。その後、移動式キッチンの研究開発を推進してきました。
 ろ過装置を製作している株式会社三美製作所との共同開発により、水道が無い場所でも水を循環することで使用できるシンクを実現。さらに株式会社ホンダアクセスから車両協力を頂き、屋外での運搬や使用についての実証実験を行うなど実用化に向けての開発を進めてきました。

■プロトタイプのポイントと今後の展開
 今回発表するモビリティキッチンのプロトタイプは、移動できるという新しい機能を持ちながらも、メインキッチンとして使用できる性能を有しています。シンクは水道設備の無い場所でも繰り返し水を供給できるよう循環ろ過器を搭載。加熱機器はバッテリー電源により、場所を選ばず調理をすることができます。
 家の中のあらゆる場所になじむよう、曲線のやわらかいラインとファブリック調のテクスチャで家中どこでも使いたくなるデザインを目指しました。積み重ねることでコンパクトにもでき、小型車両でも屋外に持ち運べるサイズになっています。
 災害時には各家庭や企業で使用している「モビリティキッチン」を持ち寄って食の支援をする未来を想定しています。今後も商品化に向けてデザインと機能を進化させ、2030年までに事業として新しいライフスタイルの創出と災害支援に貢献することを目指します。

「モビリティキッチン」使用シーンと特長


[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/115772/6/115772-6-0bde76dc8972ad2fa76f56a4c862cd92-3900x2762.jpg ]

リビングでくつろぎながら調理、食事、洗い物まで
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ダイニングテーブルと組み合わせて効率的に調理
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/115772/6/115772-6-269aee872020854ba97e03ee12e4cc85-3900x2565.jpg ]

天気の良い日はキッチンを持ち出しベランピング
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/115772/6/115772-6-615b3a0fe67ca61f37982a3fa167f9f1-3900x2600.jpg ]

車に乗せてアウトドアに持って行くことも

1.「循環ろ過装置」を搭載したシンク
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/115772/6/115772-6-186375a1bf10f3278ebaf161c4aab7bd-1197x389.jpg ]

シンクユニットにはセラミック製フィルターを使用した「ろ過装置」を内蔵。シンク内で水をろ過することで、浄水が繰り返し吐水されるため、災害時等には限られた水でも調理できます。
ろ過装置には水を逆流させることでフィルターを自動で洗浄する「逆洗浄機能」を搭載し、長期間性能を落とさず使用できることを想定しています。

2. モビリティ性能と使用感を両立させる設計
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/115772/6/115772-6-27beb4c989523f6a8bcd66f4c2c40ed2-1191x391.jpg ]

ユニットのサイズは持ち運びと調理を両立できる幅600mm×奥行き480mm。高さは200mmに設定してあり、ダイニングテーブルに置くと通常の調理で使いやすい高さになります。コンパクトなので一人で持ち運べ、小型の車両に積むことも可能です。さらに調理ユニットには充分な作業スペースと収納を確保しました。

3. キッチンと生活空間を融合させる新しいデザイン
[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/115772/6/115772-6-d1e6cba759ca7c05b96379230d6f5d9f-1187x390.jpg ]

インテリアになじませるために、ファブリック調や天然木をあしらうことで家具のような柔らかい印象を目指しました。単品で置いても美しく、キッチンの存在を感じさせない生活空間を実現します。

産学共同でのビジョン研究と実証実験


■ビジョン研究から始まった「モビリティキッチン」
 当社は2019年より武蔵野美術大学造形構想学部クリエイティブイノベーション学科の井口博美教授と同ソーシャルクリエイティブ研究所の山崎和彦特別研究員を中心に産学共同で「キッチンの未来ビジョンづくり」をスタートさせ、「個人」「家族」「社会」の各シーンにおいてキッチンが貢献できる未来像を描いてきました。
[画像9: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/115772/6/115772-6-5d4ced56a92133e6870d95ce2c7bbe42-2133x1171.jpg ]

[画像10: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/115772/6/115772-6-2794597e1fc5f8dc25c6e20c7f3a2c23-651x434.jpg ]

2023年の2月の「未来キッチンプロジェクト」発足時にはコロナパンデミックによってライフスタイルの多様化が加速した事と、近年の自然災害増加によって食を通じた助け合いがより重要になる事の2点に着目。LDKの中で固定されたキッチンをもっと自由にすることで、未来のライフシフト対応や災害支援に貢献できると考え、プロジェクトリーダーである竹内 宏が “脱LDK”を最初の開発テーマとして宣言し、その後の研究開発を推進してきました。

< 未来キッチンプロジェクト サイトURL : https://cleanup.jp/miraikitchen/

■実証実験
 水道が無い場所でも水を循環することで使用できるシンクを株式会社三美製作所と共同開発。株式会社ホンダアクセスから車両協力を頂き、屋外での運搬や使用についての実証実験を行うなど実用化に向けての開発を進めてきました。
[画像11: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/115772/6/115772-6-68f075a5edeffeb487c48068fb415ad6-1796x574.jpg ]


キッチンの役割を拡げる「次世代キッチン」の開発


[画像12: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/115772/6/115772-6-b23dc0ea0e3b13e1fee764dee9ce6442-345x411.jpg ]

モビリティキッチンの可能性
 今回のプロトタイプは日常的なキッチンの移動にフォーカスしましたが、モビリティキッチンがもたらす価値はそれだけではありません。「引っ越しで持っていける」「気軽に交換ができる」「家族の変化に合わせて増減させる」「お祝いでプレゼントする」など、人とキッチンの関係性を一変させます。キッチンの役割自体を変えていくことで、今まで以上に人と密接に関わり、広い範囲での価値を提供します。



“キッチンは人の為にどんな価値を生み出せるか“
 次世代キッチンは「モビリティキッチン」以外の切り口でも研究開発を進めており、人の生き方や社会の在り方など、今までのキッチンでは結び付かないようなシーンに向けてのアプローチが重要だと考えます。今後も幅広い視野で “キッチンは人の為にどんな価値を生み出せるか “について、真摯に向き合い、次世代キッチンの開発に取り組んでいきます。



プレスリリース提供:PR TIMES

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