プレスリリース

株式会社リプロセル

スペインHistocell社への戦略的出資に関するお知らせ

(PR TIMES) 2022年11月09日(水)10時15分配信 PR TIMES


当社は本日、再生医療等製品のGMP受託製造を提供するCDMO(Contract development and manufacturing organization)であるHistocell, S.L.(本社:スペイン ビルバオ、最高経営責任者:Julio Font Perez、以下、ヒストセル社)が実施する第三者割当増資を引き受け、ヒストセル社へ40万ユーロ出資することを決定いたしましたので、以下の通りお知らせいたします。

1.出資の理由

 ヒストセル社は幹細胞を用いた再生医療等製品及び創傷治癒のメディカルデバイス等の独自開発に加え、幹細胞製品の受託製造を実施しております。再生医療等製品では、急性脊髄損傷、急性呼吸促迫症候群を対象とした臨床試験を実施しております。
この度、当社が進める臨床用iPS細胞事業に関してヒストセル社の受託製造事業との提携を強化することを目的として、ヒストセル社への出資を決定しました。

 当社では、米国食品医薬品局(FDA)、欧州医薬品庁(EMA)、日本の医薬品医療機器総合機構(PMDA)が定める規制基準に準拠し、臨床用iPS 細胞(シードiPS 細胞)の製造を行っており、このシードiPS 細胞(StemRNA™ Clinical iPSC Seed Clones)は、世界の多くのバイオ医薬品企業によって評価されています。
ヒストセル社では、日米欧の規制基準に準拠した製造基準(GMP)により、当社のシードiPS細胞を大量培養することで、iPS細胞マスターセルバンクの製造を行います。さらに、マスターセルバンクから分化誘導して製造する再生医療等製品の受託事業についても、両社の技術及びノウハウを活かしながら進めてまいります。

 2022年10月3日に開示いたしましたとおり、当社はBioBridge Global社(米国テクサス州、以下、BBGグループ)とも、iPS細胞及び再生医療等製品の受託製造事業に関して基本合意書を締結しておりますが、同様の事業をヒストセル社とも並行して進めることで、受託製造事業のキャパシティを拡充いたします。

 臨床用iPS細胞の引き合いは、すでに欧米のバイオ医薬品企業を中心に増えておりますが、2022年10月5日に開示いたしましたとおり、カリフォルニア州再生医療機構(CIRM)とのパートナーシップにより、さらに幅広いバイオ医薬品企業からの引き合いを見込んでおります。このため、BBGグループとヒストセル社の2社との提携により、キャパシティを拡充し、臨床用iPS細胞及び受託製造事業を推進してまいります。

2.出資する会社の概要
(1)名称
   Histocell, S.L.
(2)所在地
   Parque Tecnológico 801A, 2º
   48160 Derio Bizkaia - Spain
(3)代表者の役職・氏名
   CEO: Julio Font Perez
(4)主な事業内容
   細胞医薬品の製造受託等
(5)資本金
   未上場のため非公開
(6)設立年
   2004年
(7)大株主及び持株比率
   未上場のため非公開
(8)上場会社と当該会社との間の関係
   資本関係 該当なし
   人的関係 該当なし
   取引関係 該当なし
   関連当事者への該当状況 該当なし

3.出資の内容
 Histocell社が第三者割当増資により新株式を発行し、当社がこれを引き受けます。

4.日程
 契約締結日 :2022年11月15日(予定)
 出資金払込日:2022年11月22日(予定)

5.業績に与える影響
 本件が当社の2023年3月期連結業績に与える影響は軽微であります。将来的に公表すべき事項が発生した場合には、速やかに開示いたします。

以 上

プレスリリース提供:PR TIMES

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