プレスリリース
【経験者に聞いた】日系企業の「現地化推進」成功要因とは? 2位「現地での採用ブランドの向上」を抑え、1位となったのは「社内コミュニケーション」!
〜現地化において、評価・制度などの「ハード面」よりも社風・文化などの「ソフト面」の重要性を支持する声多数〜
WS PARTNERS PTE LTD(本社:Singapore、Managing Director:加藤 健太)は、日系企業の海外現地化を成功させたことがある、経営者・役員・会社員110名を対象に、海外現地化の成功要因に関する実態調査を実施しましたので、お知らせいたします。
調査サマリー
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/119705/4/119705-4-fc2ccdec97e58109c26b22cb605a3f33-1920x1080.jpg ]
調査概要
調査概要:海外現地化の成功要因に関する実態調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー(R)」の企画によるインターネット調査
調査期間:2023年6月23日〜同年6月23日
有効回答:日系企業の海外現地化を成功させたことがある、経営者・役員・会社員110名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
海外法人「現地化推進」の苦労、「現地人材の正確な把握と正しい理解」が65.5%で最多
「Q1.あなたは、日系企業の海外法人における「現地化推進」において、どのような苦労がありましたか。(複数回答)」(n=110)と質問したところ、「現地人材の正確な把握と正しい理解」が65.5%、「業務内容のわかりやすい言語化」が61.8%、「現地人材との価値観のすり合わせ」が55.5%という回答となりました。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/119705/4/119705-4-6ffdae58e107bd4f0c47ad628e1d620b-1200x800.jpg ]
・現地人材の正確な把握と正しい理解:65.5%
・業務内容のわかりやすい言語化:61.8%
・現地人材との価値観のすり合わせ:55.5%
・現地の優秀な社員の自社定着:53.6%
・国籍を問わず、公平な評価・処遇を行う仕組み作り:33.6%
・その他:2.7%
ー60歳:ガバナンスの観点でのルール策定
ー57歳:立ち上げに際しての法規制
・特にない:1.8%
・わからない/答えられない:2.7%
「言語と文化の壁」や「地域の独自性の理解」などの苦労も
Q1で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q2.Q1で回答した以外に、日系企業の「現地化推進」においての苦労があれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=107)と質問したところ、「言語と文化の壁」や「地域の独自性の理解」など55の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
・42歳:言語と文化の壁。
・50歳:地域の独自性の理解。
・63歳:休みと処遇。
・65歳:従業員が定着しない。
・63歳:宗教や文化の違い。政策の収集、税務や法務など。
・60歳:人事交流。
・51歳:ルール作り。
「現地化」に成功した要因、第1位は「社内コミュニケーションへの注力」
「Q3.あなたが、日系企業の「現地化」を進める上で、成功した要因と感じているものを教えてください。(複数回答)」(n=110)と質問したところ、「社内コミュニケーションへの注力」が56.4%、「現地での採用ブランドの向上」が52.7%、「現地の人材への教育投資」が48.2%という回答となりました。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/119705/4/119705-4-619c4bda559d2a5a30239b3502ab15d4-1200x800.jpg ]
・社内コミュニケーションへの注力:56.4%
・現地での採用ブランドの向上:52.7%
・現地の人材への教育投資:48.2%
・現地化先の地域性や文化の適切な理解:47.3%
・現地化先の法律や規制の適切な理解:44.5%
・現地に合わせた評価制度作り:39.1%
・現地の商品やサービスへのニーズ理解:38.2%
・会議に現地の人材が参加できる体制作り:30.9%
・その他:0.0%
・特にない:2.7%
・わからない/答えられない:1.8%
「現地社員の経営への積極参加推進」や「地域の中での評判を上げる」なども理由に
Q3で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q4.Q3で回答した以外に、「現地化」の成功要因として感じているものがあれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=108)と質問したところ、「現地社員の経営への積極参加推進」や「地域の中での評判を上げる」など53の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
・54歳:現地社員の経営への積極参加推進。
・25歳:地域の中での評判を上げる。
・41歳:公平な制度。
・42歳:福利厚生。
・55歳:文化の違いを理解したこと。
・51歳:コミュニケーション。
・38歳:現地での地域貢献が成功要因だと思います。
海外法人の現地化、半数以上が「社風・文化などのソフト面」を重要視
「Q5.あなたは、海外法人の現地化において、社風・文化などの「ソフト面」と、評価・制度などの「ハード面」とでは、どちらの方がより重要だと思いますか。」(n=110)と質問したところ、「社風・文化などの「ソフト面」」が54.6%、「評価・制度などの「ハード面」」が32.7%という回答となりました。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/119705/4/119705-4-561f38b4d8785e903d7767ae47e771b6-1200x800.jpg ]
・社風・文化などの「ソフト面」:54.6%
・評価・制度などの「ハード面」:32.7%
・どちらともいえない:11.8%
・わからない/答えられない:0.9%
その理由、「責任のある仕事を任せるためには、社風・文化の理解が必須だから」が71.7%で最多
Q5で「社風・文化などの「ソフト面」」と回答した方に、「Q6.「ソフト面」の方がより重要だと思う理由を教えてください。(複数回答)」(n=60)と質問したところ、「責任のある仕事を任せるためには、社風・文化の理解が必須だから」が71.7%、「社風・文化の共有で、コミュニケーションが円滑に進むと思うから」が68.3%、「過ごしやすい職場づくりのために重要だから」が51.7%という回答となりました。
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/119705/4/119705-4-ac61eeaf1ceeaf85d7461e79e1696567-1200x800.jpg ]
・責任のある仕事を任せるためには、社風・文化の理解が必須だから:71.7%
・社風・文化の共有で、コミュニケーションが円滑に進むと思うから:68.3%
・過ごしやすい職場づくりのために重要だから:51.7%
・現地社員が自社に定着しやすくなるから:50.0%
・現地での販売や投資の機会が増加すると思うから:46.7%
・新しい現地人材を採用しやすくなるから:31.7%
・その他:1.7%
・わからない/答えられない:0.0%
「面談を通じて個々の社員の要望や意向を確認して対応」や「定着させるには企業文化が大切」などのエピソードも
Q6で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q7.Q6で回答した以外に、「ソフト面」の方がより重要だと感じるエピソードなどがあれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=60)と質問したところ、「面談を通じて個々の社員の要望や意向を確認して対応しました」や「定着させるには企業文化が大切」など31の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
・60歳:面談を通じて個々の社員の要望や意向を確認して対応しました。
・53歳:定着させるには企業文化が大切。
・65歳:待遇面などのハード面ももちろん大事だが、お互い同じ人間同士の意思の疎通であるソフト面が充実しないとハード面は確立できないから。
・65歳:仕事のヒントを与えて自分で成果を出した時に賞賛した。
・51歳:食事会。
・44歳:より密なコミュニケーション。
・62歳:嬉しさの共有。
「ハード面」の方がより重要だと思う理由、「給与やキャリア形成を特に重視していると感じるから」が58.3%で最多
Q5で「評価・制度などの「ハード面」」と回答した方に、「Q8.「ハード面」の方がより重要だと思う理由を教えてください。(複数回答)」(n=36)と質問したところ、「給与やキャリア形成を特に重視していると感じるから」が58.3%、「人種関係なく公平性のある評価・制度を作ることが重要だと感じるから」が50.0%、「評価の見直しが現地人材を定着につながると感じるから」が47.2%という回答となりました。
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/119705/4/119705-4-018c5fadcb031dd5a52e91978dac9267-1200x800.jpg ]
・給与やキャリア形成を特に重視していると感じるから:58.3%
・人種関係なく公平性のある評価・制度を作ることが重要だと感じるから:50.0%
・評価の見直しが現地人材を定着につながると感じるから:47.2%
・海外の評価制度は日本と違う場合が多いから:33.3%
・現地人材を多く確保するためには事務的な理解が必須だから:16.7%
・評価基準の整備が人材マネジメントの強化につながると感じるから:13.9%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:2.8%
まとめ
今回は、日系企業の海外現地化を成功させたことがある、経営者・役員・会社員110名を対象に、海外現地化の成功要因に関する実態調査を実施しました。
まず、日系企業の海外法人における「現地化推進」において、「現地人材の正確な把握と正しい理解」や「業務内容のわかりやすい言語化」などの苦労があることが明らかになりました。その上で成功した要因として、約6割が「社内コミュニケーションへの注力」を挙げています。また、評価・制度などの「ハード面」を重要視していると回答したのは32.7%、社風・文化などの「ソフト面」を重要視していると回答したのは54.6%となり、ソフト面を重要視する傾向が強いことが明らかとなりました。その理由として、「責任のある仕事を任せるためには、社風・文化の理解が必須だから」や「社風・文化の共有で、コミュニケーションが円滑に進むと思うから」」などの声が挙がりました。一方で、「ハード面」の方がより重要だと思う理由には、「給与やキャリア形成を特に重視していると感じるから」との回答が得られました。
今回の調査では、海外現地化を成功させるためには、「社内コミュニケーションへの注力」が重要な要因になっていることが分かりました。一方で、「言葉の壁」や「文化の違い」が課題となっているようです。海外現地化を成功させるためには、「ハード面」だけでなく、「ソフト面」も積極的に強化し、社内のコミュニケーションを活性化させてみてはいかがでしょうか。
ローカルスタッフのマネジメントなら、多言語社内SNS「BOAT」
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/119705/4/119705-4-7686fd27371ecaa41bea17e7e82d79b2-571x511.png ]
軽やかなコミュニケーションで言語の壁を超える社内SNS「BOAT」は、「何気ない会話や情報発信」「楽しそうな写真・動画の共有」を「言語の壁」なく実現できるSNSです。
投稿と同時に翻訳される機能や直感的に操作できるデザイン、ASEANの人・組織の問題に精通したプロによる伴走を通じて、社内コミュニケーション活性化をご支援します。
ASEAN現地法人において、社内コミュニケーションに壁がある。結果として離職率やエンゲージメントに課題を感じている。
そのような悩みをお持ちの方は是非一度お問い合わせください!
詳細:https://boat-team.app/
お問い合わせはこちら:https://www.ws-partners.com.sg/contact/
会社概要
会社名 :WS PARTNERS PTE LTD
設立 :2015年12月1日
Managing Director:加藤 健太
所在地 :1 Marina Boulevard, #20-46, Singapore 018989
事業内容 :日系大手・中堅企業のASEAN諸国の現地法人・海外グループ企業向けコンサルティングと教育サービス提供
URL :https://www.ws-partners.com.sg/
プレスリリース提供:PR TIMES