プレスリリース

  • 記事画像1
  • 記事画像2
  • 記事画像3
  • 記事画像4
  • 記事画像5

公益社団法人3.11メモリアルネットワーク

「2022年東日本大震災伝承活動調査」速報値

(PR TIMES) 2023年02月12日(日)10時45分配信 PR TIMES

【震災学習プログラム】コロナ禍前の91%まで回復 【震災伝承施設】施設数増加・2011年以降で来館者数最多に

岩手・宮城・福島の3県で震災伝承に取り組む、25団体・35施設のご協力により、2022年12月までの伝承活動の状況について調査を実施し、集計結果(速報)を公開いたしました。

3.11メモリアルネットワークでは、東日本大震災の伝承活動の現状と課題の共有、および防災・減災活動の活性化を目的に、例年「震災伝承活動調査」を実施しています。
この度、2022年調査として、2022年12月までの伝承活動の状況について、調査を実施いたしました。

■調査概要
【対象】岩手・宮城・福島の3県で震災伝承活動に取り組む団体、施設
【期間】2022年1月23日〜2月9日
【方法】メールで依頼・回答
【実施主体】公益社団法人3.11メモリアルネットワーク
【アドバイザー】東北大学災害科学国際研究所 佐藤翔輔准教授
【一部補助】令和4年度復興庁被災者支援コーディネート事業、公益社団法人Civic Force「NPOパートナー事業」
[画像1: https://prtimes.jp/i/110976/4/resize/d110976-4-0a13260dadf7bdc07d23-1.png ]



ご協力いただいた団体様:一般社団法人宮古観光文化交流協会、三陸鉄道株式会社、一般社団法人陸前高田市観光物産協会、階上地域まちづくり振興協議会 語り部部会、けせんぬま震災伝承ネットワーク、一般社団法人南三陸町観光協会、三陸復興観光コンシェルジェセンター、南三陸ホテル観洋、一般社団法人女川町観光協会、一般社団法人健太いのちの教室、大川伝承の会、一般社団法人石巻観光協会(石巻観光ボランティア協会)、公益社団法人3.11メモリアルネットワーク、KIBOTCHA(奥松島観光ボランティアの会)、SAY’S東松島、七郷市民センター(七郷語り継ぎボランティア「未来へ―郷浜」)、一般社団法人ふらむ名取、一般社団法人閖上の記憶、岩沼市千年希望の丘交流センター、亘理町観光協会(震災語り部の会ワッタリ)、やまもと語りべの会、相馬市商工観光課、NPO法人富岡町3・11を語る会、いわき震災伝承みらい館(いわき語り部の会)
[画像2: https://prtimes.jp/i/110976/4/resize/d110976-4-b0c46289c680778c7d2a-0.png ]

ご協力いただいた施設:いのちをつなぐ未来館、大船渡市防災学習館、陸前高田市立博物館、東日本大震災津波伝承館、気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館、リアス・アーク美術館、シャークミュージアム、南三陸311メモリアル、女川町まちなか交流館、南浜つなぐ館、審査員伝承交流施設 MEET門脇、石巻市まちづくり情報交流館(中央館)、絆の駅 石巻ニューゼ、石巻市震災遺構 大川小学校、石巻市震災遺構 門脇小学校、みやぎ東日本大震災津波伝承館、東松島市震災復興伝承館、KIBOTCHA、せんだい3.11メモリアル交流館、震災遺構 仙台市立荒浜小学校、名取市震災復興伝承館、津波復興祈念資料館 閖上の記憶、千年希望の丘交流センター、山元町震災遺構 中浜小学校、山元町防災拠点・山下地域交流センター、相馬市伝承鎮魂祈念館、震災遺構 浪江町立請戸小学校、東日本大震災・原子力災害伝承館、双葉町ふれあい広場、東京電力廃炉資料館、ふたばいんふぉ、いわき震災伝承みらい館、コミュタン福島
※2021年以前に閉館した施設(南三陸ポータルセンター、つなぐ館)は前回調査の記録を元にしています。



2022年の「震災学習プログラム」年間参加者数(25団体の合計)は、157,594名。新型コロナウイルス流行前・2019年の91%まで回復した。オンラインを通じたプログラム参加者数18,104名を加えると、微増となっている。
「震災伝承施設」は施設数自体も増加しており、2022年の年間来館者数(35施設の合計)は、1,149,025名で、2011年以降最多となった。


[画像3: https://prtimes.jp/i/110976/4/resize/d110976-4-9dbc4d01546ae7e4642c-2.png ]




2020年以降の修学旅行の動向変化の影響で、高校生以下の割合は、コロナ前より高い水準となっている。
全体の受入人数が回復してきた2022年は、「受入人数全体に占める高校生以下の割合」が前年比で減少したものの、「高校生以下の受入人数」は増加した。


[画像4: https://prtimes.jp/i/110976/4/resize/d110976-4-9e0b30dc539dfe09f0f3-3.png ]



2022年も、引き続きオンラインシステムを利用した伝承活動が行われているが、2021年と比較すると、参加人数は減少した。



2020年以降の新型コロナウイルスの影響は未だ残るものの、今回の調査では、2021年、22年と連続的な回復傾向も見えてきました。
岩手・宮城・福島の震災伝承団体、施設への訪問数が増加していていること、大変有り難く感じております。

発災からまもなく12年が経過するのを前に、東日本大震災の伝承活動の現状を多くの方に知っていただき、災害から命を守る取り組みに関心を寄せていただけるきっかけとなることを願っています。

3.11メモリアルネットワ-クとしても、引き続き全体傾向の把握に努めるとともに、震災伝承活動のサポートを継続してまいります。

※今回の調査は、[第1弾]受入人数調査 [第2弾]アンケート調査 の2回に分けて実施いたします。この速報は、2/9までにご回答いただいた[第1弾]の調査票に基づく内容です。3月上旬頃に、[第2弾]の調査速報も公開予定です。



プレスリリース提供:PR TIMES

このページの先頭へ戻る